浸水した家の片付け|り災証明の前に写真を残す、災害ごみ、清掃と消毒の順番(令和8年8月千葉豪雨)

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水が引いたあと、まずやりたくなるのは片付けです。ただし、片付けを始める前にやっておくことがあります。り災証明書の申請には被害を確認できるものが必要で、家財を運び出したあとでは被害の状態を示せなくなるためです。順番を間違えると、あとから受けられる支援が変わります。

目次

片付けの前に写真を撮る

撮るもの ポイント
建物の外観 4方向から。浸水した高さが壁に残っているうちに撮る
浸水の高さ 床から水の跡までがわかるように。メジャーを当てると伝わりやすい
部屋ごとの様子 被害を受けた部屋すべて。水につかった家財も一緒に写す
設備の被害 給湯器、エアコンの室外機、分電盤など

浸水の高さは、被害の程度を判定する材料になります。壁に残った水の跡は掃除すると消えるので、拭き取る前に撮ってください。写真は日付がわかる形で保存し、保険会社への連絡にも同じものを使えます。

SNSでの口コミでも、片付ける前に被災状況を写真で記録するよう呼びかける投稿が広がっていました。建築の専門家からは、写真を撮ったあとに生活環境の確保と、建築会社・行政・保険会社への連絡を同時に進めるとよいという助言も出ています。稲毛の駐輪場で自転車や車が水没した、道路が川のようになったといった投稿もあり、住宅以外の被害も記録の対象になります。

り災証明書はどこで受け付けるか

り災証明書は、自然災害による住家の被害の程度を市町村長が証明する書類です。各種の被災者支援制度を申請するときに必要になります。千葉市の場合は各区役所の地域づくり支援課で無料交付され、受付時間は平日が8時30分から18時、土曜・祝休日(日曜を除く)が8時30分から17時です。申請に必要なのは、り災証明書申請書、被害を確認できるもの(写真など)、本人以外が届け出る場合は委任状です。

今回の豪雨では県内25の市と町に災害救助法が適用されたと報じられています。市町村によって受付の窓口も、この災害向けの特別な受付体制も違います。自分の市の発表を確認してから向かってください。窓口が混み合う時期なので、必要な書類をそろえてから行くほうが早く済みます。

災害ごみの出し方は市町村の発表を待つ

浸水した畳、家具、家電は、通常のごみ収集とは別に扱われることが多くなります。市町村が仮置き場を設けて、種類ごとに分けて持ち込む方式が一般的です。8月14日19時時点で、千葉市は「本日のごみ収集は通常どおり」とだけ告知しており、災害ごみの専用の受付についての発表は確認できていません。

発表が出るまでは、家の外へ出したごみが雨に濡れたり散らばったりしないよう、種類ごとにまとめておきます。分け方は、可燃物、家電、金属、畳・布団、コンクリートなどに分かれるのが一般的です。集積所へ勝手に出すと回収されずに残ることがあるので、市町村の案内を待ってください。

清掃と消毒の順番

  1. 泥をかき出す。乾く前のほうが取り除きやすい
  2. 水で洗い流す。床下まで浸水した場合は床下の泥も出す
  3. 乾かす。扇風機や送風機を使い、風を通す。ここが不十分だとカビが出る
  4. 乾いてから消毒する。濡れたまま消毒しても効果が薄い

消毒は乾燥のあとです。順番を逆にすると効きません。作業のあいだは、ゴム手袋、長靴、マスク、できればゴーグルを着けてください。泥には下水が混じっていることがあります。夏場は熱中症の危険もあるので、日中の作業は休みを挟みながら進めてください。

下水道が使えない地域がある

八千代ポンプ場の停止により、印西市の千葉ニュータウン地域などでは下水道の使用自粛が呼びかけられています。八千代市も一部区域で使用制限を案内し、千葉市は8月14日16時39分に対象地域の一部解除を告知しました。掃除で大量の水を流す作業は、この自粛の対象になります。自分の地域が対象かを確認してから始めてください。

確認先

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写真を撮る、市の発表を待つ、乾かしてから消毒する。この3つの順番を守れば、あとの手続きで困ることが減ります。急いで捨ててしまう前に、まず記録を残してください。

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