【千葉県】台風25号の被災地に9月26日から次の雨|斜面は水を含んだまま、片付けは25日までが目安

台風25号 千葉県の影響 交通・被害・ライフラインの最新状況

台風25号の雨が上がった千葉県に、9月26日から次の雨の予報が出ています。26日・27日の降水確率はいずれも50%。48時間で400mmを超える雨が降った直後で、斜面も地面も水を含んだままです。土砂災害の危険警報(レベル4)は22日11時43分に県内全域で解除されましたが、次に雨が降ったときの崩れやすさは台風前と同じではありません。片付けや屋根の応急処置を予定しているなら、天気が保つのは25日までという前提で組み立ててください。

目次

週間予報は26日・27日が雨のヤマ場

銚子地方気象台が9月22日17時に発表した週間予報です。

日付 天気 降水確率 予報の信頼度 銚子の最高/最低
9月24日(木) 曇り 40% 24度/20度
9月25日(金) 曇り 40% B 23度/21度
9月26日(土) 曇り時々雨 50% C 22度/20度
9月27日(日) 曇り時々雨 50% C 24度/20度
9月28日(月) 曇り 40% C 27度/21度
9月29日(火) 曇り 30% B 25度/21度

信頼度は予報が変わりにくいかどうかを示す指標で、A・B・Cの順に確からしさが下がります。26日から28日がCということは、雨の量も時間帯もこれから動く可能性が高いという意味です。気象台は「26日から28日にかけては、高気圧が日本のはるか東に移動し、前線が本州付近を南下するため、曇りまたは雨」と説明しています。24日から25日は高気圧に緩やかに覆われて曇り、所により晴れる見込みです。

なお23日も、前日の予報より雨寄りに変わりました。23日4時40分の発表では「気圧の谷や湿った空気の影響を受けるため、曇りで雨の降る所がある」となり、北西部・北東部の23日6時から24日6時までの予想降水量は1時間5mm、24時間10mmです。

同じ雨でも、今の斜面は台風前と条件が違う

9月19日から22日にかけて、県内の多くの観測点が48時間降水量の観測史上最大を更新しました。大多喜489.0mm、市原市牛久487.0mm、君津市坂畑477.0mm、茂原465.0mm。千葉市中央区と船橋はいずれも9月1か月ぶんの平年値の2倍を超える雨が2日あまりで降っています。

この水は地中に残っています。土砂災害の危険警報が解除されたのは「これ以上降らなければ危険度が下がる」という判断であって、斜面が乾いたという意味ではありません。県土整備部は土砂災害警戒区域内のがけ崩れを19か所(千葉市、佐倉市ほか9市)把握しており、県管理道路の法面崩落による全面通行止めは9月22日14時時点で47区間に増えています。前日朝の40区間から増えたのは、点検が進んで新たな崩落が見つかったためです。雨がやんだあとに崩れた箇所が含まれます。

佐倉市では、雨が上がったあとも坂道のあちこちから湧水が止まらないという声がSNSでの口コミに出ていました。高崎川と鹿島川が注ぐ印旛沼の水位が下がらない限り、市街地の水も引きません。次の雨が来たとき、排水の余力が普段より小さい状態から始まることになります。

8月の千葉豪雨で堤防が傷んだ千葉市と八千代市では、大雨に関する警報の発表基準(流域雨量指数基準)を通常より引き下げた暫定基準での運用が続いています。この2市では、普段なら警報にならない雨量でも警報が出ることがあります。

フィリピンの東に熱帯低気圧、24日に台風へ発達する見込み

9月23日7時15分、気象庁はフィリピンの東にある熱帯低気圧の進路予報を発表しました。23日6時の位置は北緯15度40分・東経139度35分、中心気圧1008hPa、時速20kmで北西へ進んでいます。24日6時には中心気圧1002hPaの台風に発達する見込みで、その後も発達しながら西北西へ進み、28日3時には沖縄の南で「強い」台風になると予想されています。

現時点の予報円は沖縄の南までで、千葉県への影響を判断できる段階ではありません。26日からの雨は、この熱帯低気圧ではなく本州付近を南下する前線によるものです。ただし被災地にとっては、次の雨のあとにもう一段の材料が控えているということになります。

災害ボランティアセンターは茂原市が台風25号で開設

千葉県災害ボランティアセンターの情報では、台風25号の被害を受けて茂原市が災害ボランティアセンターを開設し、長柄町が開設の準備に入りました。茂原市の募集範囲は市内在住の方で、活動期間は8月20日からとなっています。

8月の千葉豪雨から開設が続いているセンターもあります。今回大きな浸水被害が出た佐倉市は、8月15日に開設した災害ボランティアセンターが市内と近隣市町を対象に活動中です。千葉市は千葉県内在住者の事前登録制、市原市は千葉県内と近隣都県から受け入れており、原則として毎週日曜日の活動です。ほかに大網白里市(登録者のみ、新規受付停止中)、八千代市(市内・市内近郊)、白井市(市内)、鎌ケ谷市(市内・近隣市)、松戸市(市内在住在勤)が開設中です。

市町 状況 募集範囲
茂原市 台風25号により災害VC開設 市内
長柄町 台風25号により開設準備中 未定
佐倉市 8月15日から開設中 佐倉市内、近隣市町
千葉市 8月17日から開設中 千葉県内(事前登録)
市原市 開設中(原則毎週日曜) 千葉県内・近隣都県
八千代市 8月17日から開設中 市内、市内近郊
松戸市 8月19日から開設中 松戸市内在住在勤
白井市・鎌ケ谷市・大網白里市 開設中 市内または近隣市(大網白里市は新規受付停止中)

募集範囲は市ごとに違い、県外からの参加を受けていないセンターが多数です。四街道市は9月11日に災害ボランティアセンターから通常のボランティアセンターへ移行しました。現地へ向かう前に、必ず各市町の社会福祉協議会の発表で受付状況を確認してください。ボランティア活動保険への加入も事前に必要です。

片付けは25日までに、を目安に

26日から雨が見込まれる以上、屋外の作業は24日・25日に集中させることになります。台風25号は8月の千葉豪雨と被害の性質が似ているため、片付けの手順はそのときの記事がそのまま使えます。

今回の台風25号では、9月20日付で24市町村に災害救助法が適用されています。8月の千葉豪雨で適用済みだった24市町も継続して適用されるため、県内のほとんどの市町村が対象です。り災証明の申請窓口や支援制度は市町村ごとに違うので、お住まいの自治体の発表を確認してください。

停電が続いている地域では、断水も続いています。南房総市平久里地区の約530戸、鋸南町の約120戸、鴨川市曽呂地区の約50戸は、水道管が壊れたのではなく停電で加圧ポンプが止まったことによる断水です。電気が戻れば解消しますが、それまでは水が出ません。県内の停電は9月22日17時30分時点で約4万5,230軒です。

交通と被害の全体像は台風25号で外房線は9月23日も終日運休|再開した路線と停電が招いた断水にまとめています。

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