【千葉県】台風25号でJRが長く止まる区間|内房線 長浦〜木更津は10月5日再開、姉ケ崎〜長浦は代行バス(10月4日)

台風25号 千葉県の影響 交通・被害・ライフラインの最新状況

10月4日の更新:内房線 長浦〜木更津は10月5日始発から再開、姉ケ崎〜長浦は代行バス。JR東日本の発表(10月3日)と運行情報(10月4日)によると、長浦〜木更津は上下とも1時間に2本、朝夕は通常の2〜3割程度の運転です。報道によると木更津駅の始発は5時50分、最終は20時48分、長浦駅の始発は6時28分、最終は21時33分です。姉ケ崎〜長浦はJRの代行バスで、姉ケ崎駅6時30分〜20時50分発、長浦駅6時10分〜20時50分発。輸送力は鉄道の1〜2割程度で、乗車まで長く待つ可能性があるとJRは案内しています。この区間の復旧には少なくとも3か月程度かかる見込みです。成田線 佐原〜銚子は10月4日始発から、久留里線 木更津〜久留里は10月2日始発から再開済みです。運休が続くのは、総武本線 八街〜成東(バスで代行、再開まで1か月程度)と、久留里線 久留里〜上総亀山(バス・タクシーで代行、再開の見込みなし)。千葉〜姉ケ崎は朝夕3割・日中7割程度、木更津〜安房鴨川は5割程度、総武本線 千葉〜八街は7割程度、成東〜銚子は8割程度の運転です。特急さざなみは全列車運休、しおさいは4号・6号・11号だけ走ります。小湊鐵道の上総牛久〜上総中野も当分の間運休で、代行輸送はありません。以下の本文は9月29日昼時点の内容です。

台風25号で線路が壊れたJRの区間のうち、9月28日から代行バスが走り始めたのは総武本線の八街〜成東、成田線の佐原〜銚子、久留里線の木更津〜久留里の3区間です。久留里〜上総亀山はタクシーで代行しています。内房線の姉ケ崎〜木更津だけは、バスの台数が確保できず代行バスが見送られました。JR東日本は代わりに、長浦駅の千葉寄りに折り返し用の分岐器を仮設して、長浦〜木更津で電車を走らせる検討に入っています。

再開の日付が出ているのは、久留里線の木更津〜久留里(10月3日)と成田線の佐原〜銚子(10月4日)です。内房線の姉ケ崎〜木更津は少なくとも3か月程度、総武本線の八街〜成東は1か月程度かかる見込みのままです。記事中の運行状況は、9月29日昼の時点のものです。

目次

長く止まる区間と、代行輸送

JR東日本の運行情報(9月29日11時20分現在)と、県の第6回災害対策本部会議資料(別紙7・9月28日13時時点)によります。

区間 止まっている駅 原因(報道による) 再開の見込み 代行輸送
内房線 姉ケ崎〜木更津 長浦、袖ケ浦、巌根 姉ケ崎〜長浦間の土砂崩れ 少なくとも3か月程度。長浦〜木更津の折り返し運転を検討中 なし(バス台数が確保できず見送り)
総武本線 八街〜成東 日向 八街〜日向間で線路下の砂利が流出 1か月程度 バス。両駅とも始発6時30分、最終21時00分発
成田線 佐原〜銚子 水郷、小見川、笹川、下総橘、下総豊里、椎柴(香取は鹿島線、松岸は総武本線で行ける) 盛り土の流出 10月4日から再開予定 バス。両駅とも始発6時00分、最終20時50分発
久留里線 木更津〜久留里 祇園〜久留里の各駅 線路への土砂流入など 10月3日から再開予定 バス。木更津駅8時20分〜18時53分発、久留里駅7時18分〜16時44分発
久留里線 久留里〜上総亀山 平山、上総松丘、上総亀山 — 見込みは立っていない タクシー。久留里駅7時20分〜20時42分発、上総亀山駅6時56分〜17時15分発
小湊鐵道 上総牛久〜上総中野 養老渓谷など — 当分の間運休 なし(県資料、9月28日13時時点)

総武本線の運休区間は、9月26日時点の榎戸〜成東から八街〜成東に縮まり、八街駅まで電車が来るようになりました。代行輸送の途中の時刻は、JR東日本の運行情報のお知らせ欄で案内されています。内房線と総武本線の被害の原因は千葉日報(9月23日配信)の報道によります。久留里線の久留里〜上総亀山は、JR東日本が2027年3月31日限りで鉄道を廃止し、バスへ転換すると2026年3月に届け出ている区間です。

代行バスは電車より本数がずっと少ない

SNSでの口コミでは、9月28日の総武本線の代行バスについて「電車から乗り換える客がそろい次第発車する形で、おおむね1時間おき」「成東〜八街は40〜50分かかった」という投稿がありました。成東駅では朝8時台の代行バスが学生でいっぱいになり、駅に時刻表の掲示が見当たらなかったという声もあります。成田線の佐原〜銚子は、成田駅の掲示で「2〜3時間に1本程度」と案内されていたという投稿がありました。

乗る便を決めてから駅へ向かうほうが確実です。成東・銚子方面へは、千葉から外房線で大網へ出て東金線で成東へ行く経路も使えます(外房線・東金線は9月29日昼の運行情報に台風の影響の表示なし)。

動いている区間も本数が減っている

区間 運転状況(9月29日)
内房線 千葉〜姉ケ崎 朝夕は通常の3割程度、日中は7割程度
内房線 木更津〜安房鴨川 通常の5割程度
総武本線 千葉〜八街 通常の7割程度。一部列車は榎戸で折り返し
総武本線 成東〜銚子 通常の8割程度
成田線 成田〜佐原 通常の8割程度
成田線 千葉〜成田 一部列車が運休

特急「さざなみ」は運転を取りやめ、総武本線の特急「しおさい」は4号・6号・11号だけが走ります(県資料、9月28日13時時点)。

振替輸送があるのは総武本線と成田線だけ

JR東日本は、総武本線と成田線の利用者に、他社線への振替輸送を実施しています。振替先は京成電鉄全線、北総鉄道全線、千葉都市モノレール全線、都営地下鉄全線、東急電鉄全線、東武野田線の船橋〜柏、京急本線の品川〜泉岳寺です(9月26日時点の案内)。

内房線と久留里線には振替輸送の案内がありません。

区間ごとの別ルート

内房線 長浦・袖ケ浦・巌根

JR東日本は、9月28日から予定していた姉ケ崎〜木更津の代行バスを、必要な台数のバスが確保できないとして見送りました。運行情報では「秋の行楽シーズンや大規模イベントの開催により貸切バス需要が高く、車両の確保は非常に厳しい状況」と説明し、引き続き手配を進めて、実施時期が決まり次第知らせるとしています(9月29日11時20分現在)。熊谷知事も9月28日の本部会議で、国やJRと連携してバスの確保を支援すると述べました。

同じ9月28日、JR東日本は長浦駅の千葉寄りに分岐器などを仮設し、長浦〜木更津で列車を折り返し運転する検討を始めたと発表しました。開始時期は決まり次第発表するとしています(乗りものニュース、9月28日)。実現すれば、電車が来ないのは姉ケ崎〜長浦の1駅間になります。

それまでは、3駅とも電車で千葉方面へ出るには姉ケ崎まで、木更津方面へ出るには木更津まで、線路以外の方法で移動するしかありません。SNSでの口コミでは、代行バスの見送りを受けて路線バスで通い始めたものの、定時に来ず本数も少ないため帰宅が遅くなったという投稿がありました。

手段 9月29日前後の状況
高速バス 袖ケ浦駅〜バスターミナル東京八重洲(小湊鐵道) 9月28日〜30日の平日は、袖ケ浦駅北口6時25分発・7時12分発と、東京八重洲18時30分発をそれぞれ1台増車。10月1日にダイヤ改正と東京側の乗降場所の変更、運賃改定があるので、1日以降は新しい時刻表で確かめる
路線バス 袖ケ浦バスターミナル〜長浦駅〜代宿団地線/〜椎の森工業団地線(小湊鐵道) 9月28日〜30日は全区間・全便運休(9月26日・27日の土休日は長浦駅〜代宿団地、長浦駅〜椎の森工業団地だけ運行していた)
路線バス 姉ケ崎駅〜緑園都市線(小湊鐵道) 土砂崩れの通行止めで、姉ケ崎駅〜有秋台団地間だけ運行
高速バス 東京駅〜木更津金田BT・木更津駅・イオンモール木更津(京成バス)、木更津〜東京線(日東交通) 運行。「君津製鉄所」「東門入口」「高速桜井」には終日停車しない
高速バス 南総里見号 館山〜千葉(日東交通) 9月29日は、千葉みなと駅行きの木更津羽鳥野6時17分発・7時02分発などと、帰りの千葉みなと駅17時42分発・千葉駅東口18時25分発を各1台増便

小湊鐵道と日東交通の増車・増便は日ごとに発表されています。前日の夕方に各社の運行情報で確かめてください。

総武本線 日向

千葉からの電車は八街まで来ます(一部は榎戸で折り返し)。八街〜成東は代行バスで、途中の日向駅の扱いはJRのお知らせ欄で確かめてください。成東へは、外房線で大網まで行き、東金線に乗り換える経路も使えます。

成田線 佐原〜銚子

10月4日の再開予定までは、代行バスのほか、千葉から外房線・東金線で成東へ出て、8割程度で動いている総武本線の成東〜銚子に乗り継ぐ経路があります。成田線の松岸は総武本線の駅でもあるため、同じルートで行けます。

久留里線

木更津〜久留里は10月3日から再開する予定で、それまではバスで代行しています。代行バスの始発は久留里駅が7時18分発、木更津駅が8時20分発で、木更津駅発の最終は18時53分です。久留里〜上総亀山はタクシーで代行していますが、鉄道の再開の見込みは立っていません。

君津市の休館施設の一覧(9月28日18時時点)からは、停電で休館していた亀山コミュニティセンターと、断水で休館していた稲ヶ崎・長崎の両キャンプ場、国保笹診療所が外れました。10月3日の君津市民花火大会(亀山湖)と亀山ふるさとまつりは中止です。

小湊鐵道

五井〜上総牛久は運行していますが、上総牛久〜上総中野は当分の間運休で、代行輸送もありません(県資料、9月28日13時時点)。並行する道路も被災しており、県道市原天津小湊線は市原市藪〜外部田、江子田、君津市黄和田畑〜鴨川市四方木、大多喜町葛藤で全面通行止めが続いています。小湊鐵道の路線バスも、大多喜車庫〜養老渓谷線は大多喜車庫〜老川駐在所だけの運行、粟又〜養老渓谷線は全面運休です(9月29日9時更新)。沿線の市原市加茂地区では、停電で浄水場などが止まり315戸が断水しています。応急給水は加茂公民館、養老渓谷駅前、南総公民館で行われています(県資料、9月28日10時時点)。

10月1日の台風26号で見込みが変わることもある

銚子地方気象台は、台風26号が10月1日頃に関東の南の海上を北東に進み、同日は台風の北の前線の活動が活発になって沿岸部を中心に雨の量が多くなるおそれがあるとしています。千葉県内が暴風域に入る確率は0%ですが、10月1日の大雨警報の可能性は「中」です(気象庁、9月29日発表)。県が管理する道路は9月28日時点で、法面崩落39区間を含む58区間が全面通行止めのままです。

9月22日にJRが示した「夕方以降に再開」の見込みは、翌日に外房線の終日運休へ変わりました。JRは10月3日・4日の再開予定についても「今後の状況により変わる可能性がある」としています。当日の朝にJR東日本の運行情報で確かめてください。内房線の代行バスや長浦〜木更津の折り返し運転が決まったときも、同じページで案内されます。

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