8月23日2時ちょうど、茨城県南部を震源とするマグニチュード5.9の地震があり、最大震度5弱を観測しました。千葉県内では浦安市と印西市が震度5弱、令和8年8月千葉豪雨で浸水の被害が大きかった市はいずれも震度4です。豪雨から10日目の揺れになりました。
千葉県内の震度
| 震度 | 市町村 |
|---|---|
| 5弱 | 浦安市、印西市 |
| 4 | 千葉市(中央区・花見川区・美浜区)、市川市、船橋市、松戸市、野田市、成田市、佐倉市、習志野市、柏市、市原市、流山市、八千代市、我孫子市、鎌ケ谷市、四街道市、白井市、栄町、東金市、旭市、香取市、山武市、神崎町、多古町、鋸南町 |
震源は北緯36.0度、東経140.1度の深さ70km、地震の規模はマグニチュード5.9です。津波の心配はありません。茨城県では小美玉市、古河市、龍ケ崎市、下妻市、常総市、取手市、牛久市、つくば市、筑西市、つくばみらい市、埼玉県では川口市、蕨市、戸田市、宮代町、東京都では足立区が震度5弱でした。
震度4を観測した市には、床上浸水が最も多かった八千代市(246棟)、床下浸水が最も多かった鎌ケ谷市(174棟)、千葉市、佐倉市、松戸市、市川市が含まれます。片付けの途中の家に、揺れが加わった形です。
8月23日10時20分の時点で、気象庁が発表した震度1以上の地震は、2時の本震以降ありません。千葉市が2時4分に出した震度情報も緊急情報一覧から取り下げられ、県内の自治体から地震による大きな被害の発表は確認できていません。JR外房線の誉田〜大網駅間は予定どおり23日の始発から運転を再開しました(大網〜土気の区間は徐行運転との利用者の報告があります)。首都圏では一部の路線で運転見合わせや遅れが出ました。
傷んだ場所は、雨と揺れで進む
地震の4時間前にあたる8月22日22時34分、千葉市が「緊急で排水路の復旧を行っています」という情報を出しました。高田排水路について、その日の雨を受けてパトロールを実施したところ、被災直後より不具合が進行した箇所が見受けられたとして、至急対応を図るという内容です。
豪雨で一度傷んだ構造物は、そのあとの雨や揺れで悪化します。8月22日の千葉県内には、次のような場所が残っていました。
| 場所 | 8月21日時点の状態 |
|---|---|
| 県管理の川の護岸 | 31河川111か所で変状を確認し、応急対策中(完了は6か所) |
| 土砂災害の現場 | 千葉県で107件(人家全壊1戸、一部損壊11戸。ほかに確認中の箇所あり) |
| 下水道のポンプ場 | 八千代・越智・道目木の各ポンプ場とマンホールポンプは応急復旧の状態。四街道市の1基はバキューム車で送水中 |
| 都市公園 | 泉谷公園、創造の杜、あすみが丘水辺の郷などが法面崩落で閉鎖中 |
| 県道 | 4区間が通行止め(法面崩落2、冠水1、道路損壊1) |
応急復旧は、水を流せる状態に戻したという意味で、施設が元どおりになったわけではありません。崩れた斜面の周りや、通行止めの区間に近づかないことが、揺れのあとはより重要になります。
浸水した家で、今日確認しておくこと
水につかった家は、木材が湿って強度が落ちていることがあります。地震のあとに見ておくと変化に気づけるのは次の場所です。
- 基礎のひび割れ。前からあったものか、新しく増えたものかを写真で比べられるようにしておく
- 建具の動き。ドアや窓が閉まりにくくなっていないか。傾きは建具に先に出ます
- 屋根のブルーシート。ずれていないか、押さえの土のうが動いていないか
- 積んである災害ごみ。崩れて道路にはみ出していないか。ガラスや金属が混ざっていると危険です
- 家の裏や隣の斜面。以前はなかったひび割れ、土のふくらみ、小石の落下がないか
斜面に変化がある場合は、市町村の担当課へ連絡してください。千葉県では豪雨による土砂災害が107件確認されており、点検は今も続いています。
り災証明は、災害ごとに記録を分けておく
り災証明書は災害ごとに申請します。豪雨の被害で申請の準備をしている途中に地震が来た場合、どちらの災害による損害かが問題になります。判断するのは市町村ですが、こちら側でできるのは記録を分けておくことです。
- 豪雨の被害を撮った写真は、撮影日が分かる形で保存しておく(スマートフォンの写真には日時が記録されています)
- 地震のあとに新しく見つけた損傷は、今日あらためて撮る
- すでにり災証明を申請している場合、新たな被害が確認されたときは再調査を申請できる(千葉市は事前に窓口へ相談するよう求めています)
判定の考え方はり災証明は浸水の高さで決まるにまとめています。
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この記事は8月23日10時20分時点の情報です。震度5弱を観測した地域では、しばらくの間、同じ程度の揺れに注意が必要とされています。豪雨の片付けが続いている家ほど、足元にガラスや釘が落ちている状態で揺れを受けます。作業に戻る前に、床の上を一度見てください。
