台風27号(チョーイワン)は10月4日12時時点で中心気圧935hPaの非常に強い勢力となり、小笠原近海を北へ進んでいます。6日にかけて小笠原近海を北上し、7日9時には日本の東の海上へ抜ける予想です。気象庁は4日12時41分に小笠原諸島へ波浪警報を出して高波への警戒を呼びかけ、6日昼前までに土砂災害・暴風の警報を出す可能性もあるとしています。伊豆諸島は北部・南部とも、6日までに波浪警報を出す可能性があります。船は4日の時点で、母島の「ははじま丸」が5日〜9日の全便欠航を決め、伊豆諸島の南の島へ向かう便にも海上不良による欠航が出ています。東海汽船は大型客船「橘丸」の故障で、大島〜神津島の大型客船を運休したままです。運航状況と予報は10月4日昼の時点のものです。
台風27号の予想進路(10月4日12時45分発表)
| 日時 | 予想位置 | 中心気圧 | 最大風速/最大瞬間風速 |
|---|---|---|---|
| 10月4日12時(実況) | 小笠原近海(北緯22.4度、東経147.0度)。北へ時速20km | 935hPa | 45m/s/65m/s |
| 10月5日0時 | 小笠原近海(北緯23.9度、東経147.0度) | 925hPa | 50m/s/70m/s |
| 10月5日12時 | 小笠原近海(北緯25.5度、東経146.2度)。北北西へ | 925hPa | 50m/s/70m/s |
| 10月6日9時 | 小笠原近海(北緯29.8度、東経145.3度)。北へ時速20km | 945hPa | 45m/s/60m/s |
| 10月7日9時 | 日本の東(北緯39.8度、東経152.2度)。北北東へ時速55km | 960hPa | 40m/s/55m/s |
| 10月8日9時 | カムチャツカの東で温帯低気圧に変わる | 960hPa | 35m/s/50m/s |
4日12時の実況では半径165kmが暴風域です。進路は父島・母島の東側の海上を北へ向かう予想で、5日から6日にかけて小笠原諸島に最も近づきます。気象庁の東京地方の天気概況(4日10時38分)は、小笠原諸島では台風27号の影響で次第に荒れた天気になる見込みだとしています。
島ごとの警報・注意報と、警報級の可能性
| 地域 | 10月4日昼の状況 |
|---|---|
| 小笠原諸島 | 波浪警報(4日12時41分、高波に警戒)。6日までに波浪警報を出す可能性が高い。6日昼前までに土砂災害・暴風の警報を出す可能性がある |
| 伊豆諸島南部(三宅島・御蔵島・八丈島など) | 6日までの期間に波浪警報を出す可能性がある |
| 伊豆諸島北部(大島・利島・新島・式根島・神津島) | 6日までの期間に波浪警報を出す可能性がある |
警報級の可能性は、気象庁の早期注意情報(4日11時発表)によります。台風の進路が東へ離れていても、うねりは伊豆諸島の南から順に届きます。港の岸壁や海岸には近づかないでください。
小笠原の船
| 航路 | 状況(10月4日12時3分現在、東海汽船の運航状況ページ) |
|---|---|
| おがさわら丸(父島発 東京行き) | 4日15時発は就航 |
| ははじま丸(母島〜父島) | 4日10時の母島発は就航。10月5日〜9日は全便欠航 |
ははじま丸が止まる5日〜9日は、母島と父島の間を船で行き来できません。おがさわら丸の次の便の扱いは、小笠原海運の発表で確かめてください。
伊豆諸島の船
| 島 | 10月4日の状況(12時3分現在) |
|---|---|
| 大島 | ジェット船は東京・熱海・伊東との便が就航。東京13時25分発は接岸できない場合あり。大島発の伊東・熱海行き2110便は12時20分に繰り上げて出港 |
| 利島・新島・式根島・神津島 | 東京8時35分発のジェット船と、下田のフェリーあぜりあは海上不良で欠航。島発の東京行きジェット船も欠航 |
| 三宅島 | 3日夜の東京発さるびあ丸は入港。4日夜の東京発は天候調査中で17時ごろ決定 |
| 御蔵島 | 3日夜の東京発と4日の島発は海上不良で欠航。4日夜の東京発は天候調査中で17時ごろ決定 |
| 八丈島 | 3日夜・4日夜の東京発さるびあ丸と、4日の島発は海上不良で欠航 |
東海汽船は、大型客船は当日9時以降に情報を更新し、最終決定は17時ごろ、高速ジェット船は当日6時ごろに決めるとしています。高速ジェット船の就欠航は、早朝の専用電話(03-3433-2101、6時〜8時)でも案内しています。
橘丸の運休で、大島〜神津島に大型客船が来ない
東海汽船によると、大型客船「橘丸」は9月28日にプロペラ装置の不具合が見つかり、お客を乗せての運航を休止しています(10月2日17時30分現在の第2報)。修理のためのドック入りを調整中で、再開は修理と検査が終わりしだい知らせるとしています。9月30日の東京夜発便から10月8日の日中便までは運航ダイヤを変え、さるびあ丸を三宅島〜八丈島航路に回すため、大島〜神津島航路は大型客船が運休し、高速ジェット船で代わりに運航しています。大型客船からジェット船へ振り替える人は、大型客船の2等運賃で乗れます。予約済みの人には、東海汽船から電話かショートメッセージで振替便の案内があります。
夜に東京を出て朝に島へ着く便が使えないため、大島〜神津島へは日中のジェット船で渡ることになります。ジェット船は波が高いと欠航しやすく、4日も利島・新島・式根島・神津島の便が海上不良で止まりました。台風27号のうねりが届く6日前後は、島に渡る予定・島から戻る予定を動かせるようにしておくと安心です。
台風26号は10月1日に遠ざかった
9月30日〜10月1日に伊豆諸島に近づいた台風26号(スリゲ)は、10月1日12時には八丈島の東北東の海上を北東に進み、関東から遠ざかりました(銚子地方気象台、10月1日)。
確認先
- 東海汽船 運航状況(伊豆諸島各島、ははじま丸・おがさわら丸の発着も掲載)
- 東海汽船「大型客船 橘丸 機関故障に伴うダイヤ変更について」
- 小笠原海運
- 気象庁 台風情報
- 気象庁 東京都の警報・注意報
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