台風25号を受けて、茂原市が災害ボランティアセンターを開設し、長柄町が開設の準備に入りました。8月の千葉豪雨から開いたままのセンターもあり、9月23日時点で県内10市町が受け入れを続けています。ただし募集範囲は市ごとに違い、市内在住者に限っているところが半数以上です。現地へ行ってから断られないよう、先に確認しておくことを並べます。
どこが開いていて、誰を募集しているか
千葉県社会福祉協議会が運営する千葉災害ボランティア情報に掲載されている状況です。8月千葉豪雨で開設されたセンターが、台風25号の被災者支援にもそのまま使われています。
| 市町 | 状況 | 募集範囲 |
|---|---|---|
| 茂原市 | 台風25号により災害VCを開設(活動期間は8月20日から) | 市内 |
| 長柄町 | 台風25号により開設準備中 | 未定 |
| 佐倉市 | 8月15日開設、活動は8月17日から | 佐倉市内、近隣市町 |
| 千葉市 | 8月17日開設、活動は8月20日から | 千葉県内(事前登録) |
| 市原市 | 活動は8月17日から。原則として毎週日曜日に活動 | 千葉県内・近隣都県 |
| 八千代市 | 8月17日開設、活動は8月19日から | 市内、市内近郊 |
| 松戸市 | 8月19日開設 | 松戸市内在住在勤 |
| 白井市 | 8月17日開設 | 市内 |
| 鎌ケ谷市 | 8月18日開設(9月1日〜10日は休止) | 市内、近隣市 |
| 大網白里市 | 8月14日開設 | 登録者のみ(新規受付停止中) |
四街道市は9月11日に災害ボランティアセンターから通常のボランティアセンターへ移行しました。東金市、船橋市、市川市、柏市、我孫子市は通常のボランティアセンターで対応しています。
台風25号で床上浸水300棟という被害が出た佐倉市は、8月から開いているセンターが近隣市町まで受け入れています。一方、大網白里市は台風25号で床上58棟・床下35棟の被害が新たに出ていますが、センターは登録者のみで新規受付を止めた状態です。市ごとに事情が違うので、一覧の情報だけで判断せず、各市町の社会福祉協議会の発表を必ず見てください。
行く前に済ませておくこと
ボランティア活動保険への加入
活動前の加入が必要です。今回の災害は風水害なので、基本プラン350円が対象になります。地震災害の場合は「天災・地震補償プラン」という別のプランが要るので、加入時に災害の種類を間違えないようにしてください。加入は全社協の被災地支援・ボランティア情報サイトからWEBで手続きできるほか、地元の市町村社協の窓口でもできます。
高速道路の無料措置
災害ボランティア活動に使う車両は、高速道路が無料になります。8月19日から実施中です。
- インターネットで「災害ボランティア車両高速道路通行証明書」を取得する(発行サイトは exvolunteer.jp)
- 復路を利用するときは、活動先の災害ボランティアセンターで復路証明書に活動確認印を押してもらう
押印を受け忘れると復路が有料になります。活動が終わって帰る前に、受付で確認してください。
団体・企業でバスを出す場合
県社協は、ボランティアバスでの支援について、被災市町村のセンターへ直接連絡しないよう求めています。県内の募集状況を見て千葉県災害ボランティアセンターが調整するためです。相談先は電話080-2300-1450、受付は9時から16時30分までです。
9月26日から雨の予報
銚子地方気象台の週間予報では、9月26日・27日の降水確率がいずれも50%です。前線が本州付近を南下するためで、予報の信頼度はCと変わりやすい段階にあります。24日・25日は曇りで、降水確率は40%。屋外の作業を予定するなら、24日と25日に寄せるほうが確実です。
被災地の道路事情も平常ではありません。県管理道路の全面通行止めは9月23日時点で118区間。茂原市・長柄町へ向かう場合、国道409号の長南町笠森が倒木で、国道128号の茂原市茂原が通行止めになっていました。高速道路は千葉東金道路の山田IC〜東金JCTが解除時期未定、圏央道の木更津東IC〜茂原長南ICが23日中の解除見込みという状況です。出発前に日本道路交通情報センターで確認してください。
作業中に気をつけること
8月千葉豪雨のときにまとめた記事が、そのまま使えます。
- 片付けでけがをしたら破傷風を疑う|消石灰は目に入ると失明のおそれがあります
- 床下と庭の消毒は原則いらない|乾かす前に薬をまいても効きません
- 災害ごみは割らずに濡らす、水没したブロワは動かさない|古い建材のアスベストにも触れています
台風25号では房総半島の南部と内陸に土砂崩れが集中しました。斜面のそばで作業する場合、雨がやんだあとでも崩れることがあります。袖ケ浦市川原井では、道路の災害復旧作業中の男性が重機ごと土砂崩れに巻き込まれて亡くなっています。
停電が残っている地域では、携帯電話がつながりにくい状態も続いています。通信事業者はいすみ市、鴨川市、館山市、君津市、市原市、勝浦市、鋸南町、大多喜町を対象エリアとして案内していました。
確認先
- 千葉災害ボランティア情報(千葉県社会福祉協議会/市町別の開設状況と募集範囲)
- 災害ボランティア車両高速道路通行証明書の発行サイト
- 千葉県防災ポータルサイト
- 日本道路交通情報センター
関連する記事
- 台風25号の被災地に9月26日から次の雨|片付けは25日までが目安
- 台風25号で外房線は9月23日も終日運休|交通とライフラインの現況
- 被災後の手続きは何から手をつけるか
