千葉県 10月18日(日)のイベント
松戸神社の神幸祭は2026年10月18日(日)、前回の平成27年から11年ぶりに斎行されます。10月18日が日曜の年だけの祭りで、今年は御社殿御創建400年と重なりますが、記念事業の改修工事中のため参拝は仮殿です。宮神輿は10時30分発・16時30分着、西口駅前の通過は14時30分。四神の木像が行列に出るのは全国的にも珍しい形です。
- 2026/10/18 09:30 - 2026/10/18 16:40
- 松戸神社および氏子町会
- 観覧無料

松戸神社の神幸祭は、ご縁日の10月18日が日曜にあたる年にだけ行われます。前回は平成27年。次にその条件がそろうのが2026年で、神社は7月13日付で「令和8年10月18日に斎行される」と告知しました。11年ぶりです。
しかも今年は御社殿御創建400年と重なります。ただし、その400年の記念事業として社殿は3月から改修工事に入っていて、祭りの当日も参拝は仮殿のままです。
宮神輿が神社を出るのは10時30分、戻るのは16時30分。松戸駅の東口側と西口側の両方を、6時間かけて回ります。
開催概要
| 名称 | 松戸神社 神幸祭(令和8年) |
|---|---|
| 日程 | 2026年10月18日(日) |
| 時間 | 発輿式9:30(召立)/御発輿10:30/駐輿式12:05/御着輿16:30/着輿式16:40 |
| 会場 | 松戸神社および氏子町会(千葉県松戸市松戸1457) |
| 巡行範囲 | 松戸駅東口側(山下・プラーレ前・松戸市民会館)と西口側(キテミテマツド・西口駅前・中部小学校・文化ホール入口) |
| 交通規制 | 当日は周辺地域一帯で臨時の交通規制。車両は江戸川沿道経由の迂回を推奨 |
| 社殿の状況 | 御創建400年記念の改修工事中。本遷座祭(12月下旬予定)まで参拝は仮殿(神楽殿) |
| アクセス | 松戸駅(JR/京成)西口から徒歩7分 |
| 問い合わせ | 松戸神社 047-362-3544(窓口8:30〜17:00) |
宮神輿がどこに何時にいるか
神社が公開した「令和八年 松戸神社神幸祭 御巡行図」に、地点ごとの時刻が入っています。時刻は交通事情等で前後する場合があると但し書きがあります。
| 時刻 | 地点 |
|---|---|
| 9:30 | 松戸神社/発輿式・召立 |
| 10:30 | 松戸神社/御発輿 |
| 11:10 | 山下 |
| 11:40 | プラーレ前 |
| 12:05着/12:40発 | 松戸市民会館(駐輿式12:05) |
| 13:20 | 角町三叉路 |
| 13:50 | 文化ホール入口(往路) |
| 13:55着/14:15発 | キテミテマツド |
| 14:30 | 西口駅前 |
| 14:50着/15:20発 | 中部小学校 |
| 16:00 | 文化ホール入口(復路) |
| 16:30 | 松戸神社/御着輿 |
| 16:40 | 松戸神社/着輿式 |
止まる時間が長いのは、松戸市民会館の35分、中部小学校の30分、キテミテマツドの20分です。行列を落ち着いて見るなら、この3か所の出発前が向いています。駅前で見るなら14時30分の西口駅前です。
稚児が先導するのは、往路が松戸神社から市民会館まで、復路がキテミテマツドから松戸神社までで、全区間ではありません。
行列は32の役で組まれている
神幸祭専用サイトに、行列の構成が1番から32番まで意味つきで載っています。目立つところを挙げます。
- 四神(10番):前から青龍(東)・朱雀(南)・白虎(西)・玄武(北)の順。四方から御祭神を警護する
- 鼻高面(6番):天孫降臨で猿田彦が神を先導した伝説から、鼻の高い面をつけて先導する
- 獅子屋台(14番):前に雌雄一対の獅子、後ろでお囃子。引き手は氏子町会を東西に分け、それぞれの町内の子ども約100人ずつが担当する
- 手古舞(13番):女性が若衆姿で鉄杖を引く。地面を突いて音を出すのは悪霊退散の意味
- 神饌唐櫃(22番):神前に供える神饌を唐櫃に入れて運ぶ。この役目は子どもたちが行う習わし
- 紫翳と菅翳(23番・25番):貴人の顔を覆う道具。菅でできた菅翳は雨天用とされる
- 氏子鳶頭・若鳶会(12番):巡行の途中で木遣りの声を上げる
町会神輿(32番)は、経路によっては割愛される場合があると注記されています。
四神の木像が行列に出るのは全国的に珍しい
各地の祭礼で四神は、錦旗に刺繍された姿で使われるのが主流です。木像がある場合も、神社境内や御旅所に飾って行列を迎える形が多いと専用サイトは説明しています。松戸神社は四神像そのものを祭具として行列に繰り出すため、全国的にも珍しい例になっています。
松戸宿は江戸時代には天領で、大名や武家の直接統治を受けない宿場町でした。水戸街道と江戸川水運の要衝として町民の力が強く、祭礼の様式は交流の深かった江戸日本橋から直伝で伝わったと考えられています。専用サイトは、東京日本橋小舟町の八雲神社にも四神剣が残り大祭のたびに飾られる例を挙げています。
祭具の製作年代が公開されている
| 祭具 | 製作・記録 |
|---|---|
| 宮神輿 | 明治21年(1888)製作、昭和50年(1975)大修理、令和2年(2020)大修理[行徳・中台製作所] |
| 獅子屋台 | 「屋根新調昭和三年七月」の記載あり |
| 獅子頭 | 明治40年(1907)10月奉納 |
| 祭具箱 | 明治43年(1910)製作 |
| 四神 | 明治26年(1893)頃と推定 |
首都圏各地の神社が持つ四神像は江戸後期から明治期の作例が多く、松戸神社のものも同じ年代です。
創建400年の年に、社殿は工事中
松戸神社は寛永3年(1626年)の創建で、2026年に400年を迎えます。その記念事業として社殿の改修工事が進んでいるため、神幸祭の日も御本社ではなく仮殿での参拝になります。
神社の説明によると、神楽殿を仮殿にするための改修を2月下旬から行い、3月1日の日没後に仮遷座祭(御神体を仮殿へ遷す神事)を斎行。社殿の改修工事は3月11日から始まり、工事が終わって本遷座祭(12月下旬予定)が済むまでは仮殿で御祈願を受け付けています。仮殿は狭いため、御祈願の数によっては昇殿できる人数に制限がかかることがあります。
改修の対象になっている御本殿は総欅造で、随所に木彫りの彫刻があり、250年以上の歴史があります。拝殿はおよそ170年前の建物で、日本画家の佐竹永海が描いた天井画が残っています。工事が終わると土足のまま拝殿に入れるようになり、参拝は座礼から立礼に変わります。ほかに耐震性の強化、木彫り彫刻の劣化防止、拝殿前スペースの拡張が予定されています。
祭りに合わせて社殿を見るつもりで行くと、外観は工事の状態です。逆に、いまの拝殿に上がる形での参拝ができるのは工事前までだったことになります。
途絶えていた祭りが、四神の発見で戻った
神社の告知によると、松戸神社(当時は松戸宿の鎮守で「御嶽大権現」と称された郷社)の祭礼は、1754年(宝暦4年)の「松戸神社鎮守祭礼証文」に記録が残ります。近郷では「松戸の大まつり」と呼ばれ、四里四方から見物人が集まり、宿屋はどこも満員になったと伝えられています。
「大榊」「四神」「獅子屋台」「宮神輿」を中心に幟旗や威儀物を連ね、後ろに氏子八か町の山車や町内神輿が続く大行列が、この祭りの見せ場でした。ところが昭和初期の大祭を最後に、宮神輿と四神像が出る祭礼は途絶えます。松戸の町は戦火を免れ、宮神輿の渡御は昭和50年代に再興しましたが、四神像は行方が分からないままでした。
平成最初の年、御輿庫から古びた四神が偶然見つかります。氏子各町会の尽力で、平成2年10月の例大祭に総勢約400名の大行列として「松戸の大まつり」が再現されました。50年ぶりの復活でした。
回数と発見年は、資料によって書き方が違います。
| 資料 | 途絶えた時期 | 四神の発見 | 復活後の開催 |
|---|---|---|---|
| 神社「神幸祭御斎行のお知らせ」(2026年7月13日) | 昭和15年頃 | 平成元年 | 平成2年に総勢600名で再現、今回で七回目 |
| 神幸祭専用サイト(2026年8月25日) | 昭和初期 | 平成最初の年 | 平成2年に総勢約400名。以後、平成7年・10年・21年・27年に巡行 |
| 松戸市公式(2016年4月26日更新) | 1941年 | 1988年の改修工事の際 | 平成になってから合計4回 |
市のページは2016年の更新で止まっていて、平成27年時点の記述です。当年の情報は神社側の2つで確かめてください。
見るときのお願いが4つ出ている
専用サイトの「ご観覧案内」に、神社から観覧者への依頼が載っています。
- 行列は歩道で迎える:神輿の見物は「上から見ない」のが昔からのならわし。マンションなどでもベランダではなく建物の玄関前で迎える。行列が駅前デッキの下を通るときは、行列の真上を避けて通行する
- 行列を横切らない:長い行列だが全体で一つの意味を示している。写真撮影などで行列の中に割り込まない。行列通過時の横断歩道は係員の案内に従う
- 感染症予防に協力する:沿道は人混みが予想される
- お賽銭・おひねり:宮神輿付近の役員に直接手渡す
駅前デッキの下を通るのは西口駅前(14時30分)です。デッキの上からだと見下ろす形になるので、神社の依頼どおりなら降りて歩道で迎えることになります。
車で行く日ではない
専用サイトは「交通混雑が予想されますので、車両の迂回通行にご協力ください(江戸川沿道経由をお勧めします)」と案内しています。巡行図にも「当日は周辺地域一帯で臨時の交通規制が行なわれます」と大きく書かれています。松戸駅の東口側と西口側の両方を宮神輿が回るので、駅周辺を車で通り抜ける行程は10時30分から16時30分の間は避けたほうが確実です。
松戸神社は松戸駅(JR常磐線/京成本線)西口から徒歩7分です。
SNSでの口コミ
SNSでは、神幸祭を「7年に約一度の大祭」と紹介する声がありました。実際の間隔は10月18日が日曜になるかどうかで決まるため一定ではありませんが、めったに見られない祭りという受け止め方は共通しています。四神像が神輿を先導する古式の行列である点、2026年が創建400年にあたる点も、あわせて語られていました。
境内そのものを訪れた人の投稿もありました。手水舎に青龍・朱雀・白虎・玄武の彫刻があること、これは水といえば龍が一般的ななかで珍しいこと、水神社の隣に御神水を汲める場所があり、ペットボトルを持った参拝者が絶えないことなどです。祭りの日以外にも四神にちなむものが境内にある、という見方ができます。
社殿が改修工事中で仮殿での参拝になっている点は、実際に参拝した人からも「これはこれで貴重」という声が出ていました。
当日の混雑や場所取りについての投稿は、専用サイトの公開が8月25日と日が浅いこともあって、まだ見つかりませんでした。行列の規模は、松戸市公式YouTube「まっちゃんねる」に平成27年の記録映像(長編約28分・短編約3分)があるので、そちらで確認できます。
まとめ
松戸神社の神幸祭は2026年10月18日(日)に斎行されます。ご縁日の10月18日が日曜にあたる年だけの祭りで、前回の平成27年から11年ぶりです。宮神輿は10時30分に神社を出て16時30分に戻り、途中で松戸市民会館(12時05分〜12時40分)、キテミテマツド(13時55分〜14時15分)、中部小学校(14時50分〜15時20分)に止まります。西口駅前の通過は14時30分です。行列は32の役でできていて、四神の木像が祭具として繰り出すのは全国的にも珍しい形です。今年は御創建400年にあたりますが、その記念事業で社殿は改修工事中のため、参拝は仮殿になります。神社は歩道から迎えること、行列を横切らないことを求めています。当日は周辺一帯で臨時の交通規制があり、車は江戸川沿道への迂回が案内されています。
松戸をもう少し
松戸駅から歩ける夏の催しは【松戸】坂川献灯まつり2026は8月9日・10日、駅徒歩5分で1300個の灯籠流しにまとめてあります。9月に再開する施設なら【松戸】松戸市立博物館は9月1日に再開予定、8か月ぶり、市内のもう一つの大きな祭りは【松戸】小金宿まつり2026は8月29日・30日、県内2番目の規模といわれる阿波踊りもどうぞ。
- 開催期間
- 2026/10/18 09:30 - 2026/10/18 16:40
- 開催場所
- 松戸神社および氏子町会
- 住所
- 千葉県松戸市松戸1457
- 主催者
- 松戸神社(047-362-3544)
- 料金
- 観覧無料
- 状態
- 開催予定