【松戸】松戸市立博物館は9月1日に再開予定、8か月ぶり|3年休館の計画が変わった理由と竪穴住居は15時30分まで

松戸市立博物館の正面エントランス。ガラス張りの高い庇の下に「松戸市立博物館」の看板と自動ドアがあり、白い外壁とかまぼこ型の屋根が奥に続く。石畳のアプローチの右手に、館のキャラクターが描かれた緑色ののぼりが2本立っている

Event Overview

松戸市立博物館が2026年9月1日(火)に再開予定。1月からの8か月休館は空調工事によるもので、当初の「3年休館して展示を大幅リニューアル」という計画は市の財政方針で一時停止になりました。観覧料は一般310円・中学生以下無料、開館は9時30分〜17時。屋外の復元竪穴住居は10時〜15時30分と短く、来館者専用駐車場はありません。

  • 2026/9/1 09:30 - 2026/9/1 17:00
  • 松戸市立博物館
  • 一般310円/高校生・大学生150円/中学生以下無料
松戸市立博物館の正面エントランス。ガラス張りの高い庇の下に「松戸市立博物館」の看板と自動ドアがあり、白い外壁とかまぼこ型の屋根が奥に続く。石畳のアプローチの右手に、館のキャラクターが描かれた緑色ののぼりが2本立っている
松戸市立博物館の正面入口。21世紀の森と広場の中に建つ(出典:ウィキメディア・コモンズ/撮影 Archiroid21、CC BY-SA 4.0)

2026年の元日から閉まっていた松戸市立博物館が、9月1日(火)に再開する予定だ。休館は8か月。ただし、これは「リニューアルオープン」ではない。むしろ、大がかりなリニューアルが止まったからこそ、8か月で戻ってくることになった。

目次

3年休むはずだった。それが8か月になった

もともとの計画は違った。2026年1月から約3年間休館し、こどもミュージアムの新設、常設展示の大幅な刷新、体験型展示の充実を行う——それが当初発表されていた内容だ。

それが変わった。松戸市のプレスリリースによれば、2025年8月22日の全員協議会で示された「松戸市財政運営の基本方針」に基づいて、展示リニューアル工事を一時停止することが決まった。一方で空調工事は2024年度にすでに着工していたためそのまま進み、休館は工程に合わせた1月1日から8月31日までの8か月に縮まった。そのため9月に見られる展示は休館前と同じ内容になる見込みで、「新しくなった博物館」を期待して行くと話が違うことになる。展示リニューアルの今後は、公式には「一時停止」としか書かれていない。

開催概要

施設名 松戸市立博物館
再開予定日 2026年9月1日(火) ※公式表記は「開館を予定」
休館期間 2026年1月1日〜8月31日(空調工事の工程に伴う一時休館)
開館時間 9:30〜17:00(入館は16:30まで)
観覧料 一般310円/高校生・大学生150円/中学生以下無料
観覧無料 市内在住の70歳以上、障害者手帳をお持ちの方と介護人。11月3日(文化の日)は全員無料
休館日 毎週月曜(祝日は開館し翌日休館)、館内整理日、年末年始
所在地 千葉県松戸市千駄堀671(21世紀の森と広場内)
駐車場 来館者専用駐車場なし。21世紀の森と広場の東駐車場か森のホール21の駐車場(各1日500円)から徒歩4分

再開を記念したイベントの告知は、まだない

再開初日に合わせた記念イベントや記念展示があるかどうかは、8月上旬の時点では分からない。館の公式サイト、広報まつど、地域メディアのいずれにも告知が出ていない。2026年度の企画展スケジュール自体がまだ公開されておらず、展示案内のページは前年度分のまま止まっている。

休館そのものが、地元でも意外と知られていなかったようだ。7月にはX上に「松戸市立博物館が8月いっぱいまで休みというのは、知らない人がわりといるかもしれません。1月からなので、かなり長期の休館です。休みだと、かえって行きたくなります」という投稿が見られた。

休館中の館は、外に出て活動していた。テラスモール松戸で「納涼 学校の怪談 in まつど」を開いたり、米づくり体験プログラムを続けたりしている。休館の告知にも「休館中の出張展示や出張講座については、当館ホームページや広報まつどにてお知らせします」とあった。9月以降の予定も、同じ2か所に出る。

博物館の展示ケースに横たえられた太い縄。檜の皮を編んで三つ撚りにした「船橋用虎綱」で、手前の解説パネルに「江戸川の船橋」の説明文と、川船を並べた船橋の絵図・虎綱の図版が掲示されている
常設展示の「船橋用虎綱」。将軍が通る時だけ川船を並べて仮橋を架け、この綱でつなぎ止めた(出典:ウィキメディア・コモンズ/撮影 Higa4、CC0)

常設展示は7つのゾーン。二十世紀梨の原木もある

常設展示は「総合展示」と「主題展示」に分かれる。総合展示は旧石器時代から始まる7つのゾーンで、人類の登場、狩りと採集のムラ、稲作社会の誕生、下総国のはじまり、武士と民衆、町場と村、都市へのあゆみ、と時代順に並ぶ。

主題展示は4つで、考古学と科学の眼、虚無僧寺一月寺、二十世紀梨の誕生、三匹獅子舞。二十世紀梨は明治時代に松戸の大橋で生まれた品種で、今出回っている梨の多くはその子孫にあたる。展示室には保存処理された原木そのものが置かれている。

常盤平団地の2DKは1962年の暮らし

この博物館でいちばん知られているのが、常盤平団地の住戸を原寸大で再現した展示だ。総合展示の最後、「都市へのあゆみ」のゾーンにある。松戸市の説明では1962年の生活を再現した展示とされている。

常盤平団地は1960年4月に入居が始まった約5,000戸の団地で、住んだのは東京に勤めるサラリーマンの家族が多かった。椅子式の食卓テーブルを使い、白黒テレビや電気洗濯機を揃えた新しい洋風の暮らし——それが居間とダイニングキッチンの形でそのまま残されている。

この展示の印象は強い。「博物館内に等身大の団地が展示されててめちゃくちゃテンション上がった」という投稿がある一方で、「テレビの音だけが流れる無人の団地。テーブルには手つかずのスイカとジュース。よくできた展示なだけに妙な怖さもある」という声も見られる。作り込みの度合いが、そのまま少しの不気味さに転じるらしい。

屋外の竪穴住居は10時から15時30分まで

屋外には「縄文の森」があり、縄文時代の竪穴住居が復元されている。中は自由に見学できるが、開放時間は10時から15時30分で、館の開館時間より前後が短い。閉館ぎりぎりに行くと入れない。

入口は急な階段、というよりほとんどはしごで、足元に注意がいる。中は当時の様子を再現するために薄暗く、火を焚いていることもある。館の案内も「火には近づかないようにご注意ください」と書いている。小さな子どもと入るなら、手をつないでおきたい。

館内には無料で開放されたプレイルームもあり、縄文時代の布である編布(アンギン)を作ったり、縄文衣装を試着したりできる。授乳室・ベビーシート・多目的トイレもある。

駐車場は500円、徒歩なら新八柱・八柱から15分

車で行く人が最初につまずくのがここだ。博物館に来館者専用の駐車場はない。21世紀の森と広場の東駐車場か、森のホール21の駐車場(いずれも1日500円)に停めて、そこから4分ほど歩くことになる。障害のある方・足の不自由な方の専用駐車場は3台分が館に用意されている。

電車なら、JR武蔵野線の新八柱駅か京成松戸線の八柱駅から徒歩15分。さくら通りを桜橋で左折し、側道で地下を下りて直進する道順だ。歩きたくなければ、両駅のバスのりば3番から出る便で「森のホール21・公園中央口」まで約5分、降りてすぐ。JR常磐線の新松戸駅からも同じ行先のバスで約20分ある。

松戸・東葛の秋のおでかけも見る

イベント情報
開催期間
2026/9/1 09:30 - 2026/9/1 17:00
住所
千葉県松戸市千駄堀671
主催者
松戸市(生涯学習部 文化財保存活用課 博物館)
料金
一般310円/高校生・大学生150円/中学生以下無料
状態
開催予定
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次