10月4日の更新:小湊鐵道は9月21日の台風25号で再び被災し、上総牛久〜上総中野が当分の間運休しています。代行輸送はなく、養老渓谷方面や、上総中野で接続するいすみ鉄道方面へは小湊鐵道では行けません。五井〜上総牛久は平常どおり運行し、10月からのトロッコ列車は五井〜上総牛久で運転します(小湊鐵道、9月25日更新)。並行する小湊鐵道バスも、粟又〜養老渓谷線が土砂崩れで全面運休、大多喜車庫〜養老渓谷線は大多喜車庫〜老川駐在所だけの運行です(10月1日更新)。外房線は台風25号で9月23日に終日運休しましたが、10月4日の運行情報では平常運転です。
小湊鐵道の里見駅〜上総中野駅は、令和8年8月千葉豪雨で8月15日から止まり、9月5日に月崎駅まで列車が戻ったところだった。ところが9月6日の大雨で再び被害を受け、運行計画が後戻りした。9月8日更新の公式の計画では、8日と9日は五井駅〜里見駅だけの運転に戻り、里見駅から先は終日代行バスになる。月崎駅まで列車が戻るのは9月10日(木)の予定だ。
9月6日の大雨で計画が組み直された
公式サイトの運行状況は「里見駅-上総中野駅間は、8月の豪雨被害と9月6日の大雨被害の影響により、列車を運休し、バスによる代行輸送を行ないます」という表記に変わっている。9月8日更新時点の計画は次のとおりで、復旧工事の進み方によって変わる場合があるとしている。
| 期間 | 運転区間 |
|---|---|
| 9月8日(火)〜9月9日(水) | 五井駅〜里見駅は終日列車。里見駅〜上総中野駅は終日運休(代行バス) |
| 9月10日(木)〜9月中旬 | 平日・休日とも、五井駅〜月崎駅は終日列車。月崎駅〜上総中野駅は終日運休(代行バス) |
| 9月中旬〜9月末 | 休日は五井駅〜上総中野駅を終日列車。平日は五井駅〜里見駅が終日列車で、里見駅〜上総中野駅は朝と夜だけ列車(昼間は代行バス) |
| 10月以降 | 全線で終日列車運行の予定 |
9月5日から適用されていた「休日は月崎まで、平日は里見まで」という段階は、いったん解消された。8日・9日は曜日にかかわらず里見駅から先が代行バスで、8月14日〜9月4日と同じ形に戻っている。
代行バスの乗り場にも変更がある。上総大久保駅の代行バス乗り場は、9月8日〜9日は国本涌水前、9月10日以降は加茂郵便局前と案内されている。日付をまたぐと乗り場が変わるので、当日の案内で確かめたい。
なお、9月12日(土)の夜キハ(ビール列車)は予定どおり運行するとされている。
8月26日に出ていた再開計画(9月6日の大雨より前)
小湊鐵道が公式サイトで案内している運行計画です。復旧工事の進み方によって変わる場合があるとしています。
| 期間 | 休日 | 平日 |
|---|---|---|
| 8月14日(金)〜9月4日(金) | 五井駅〜里見駅は終日列車。里見駅〜上総中野駅は終日運休(代行バス) | |
| 9月5日(土)〜9月中旬 | 五井駅〜月崎駅は終日列車。月崎駅〜上総中野駅は終日運休(代行バス) | 五井駅〜里見駅は終日列車。里見駅〜月崎駅は朝と夜だけ列車(昼間は代行バス)。月崎駅〜上総中野駅は終日運休(代行バス) |
| 9月中旬〜9月末 | 五井駅〜上総中野駅を終日列車 | 五井駅〜里見駅は終日列車。里見駅〜上総中野駅は朝と夜だけ列車(昼間は代行バス) |
| 10月以降 | 全線で終日列車運行の予定 | |
読み違えやすいのは、9月5日からの段階で休日のほうが先に月崎まで列車が走ることです。平日は里見〜月崎が朝と夜だけの列車になり、日中に観光で動く時間帯はちょうど代行バスに当たります。平日に養老渓谷まで行くなら、9月中旬までは里見駅から代行バスに乗り換える前提で考えたほうが確実です。
「9月中旬」の具体的な日付は、8月27日時点では発表されていません。国土交通省の第13報(8月27日10時現在)も、月崎駅〜上総中野駅は9月中旬より運転再開予定と記載するにとどめています。
代行バスは里見駅前から養老渓谷駅前まで20分
代行バスは列車と時刻が違います。里見駅前を出て、県道東飯給バス停、月崎駅前、国本湧水前を経由し、養老渓谷駅前まで20分です。1日11本あります。
| 里見駅前 発 | 養老渓谷駅前 着 | 養老渓谷駅前 発 | 里見駅前 着 |
|---|---|---|---|
| 7:02 | 7:22 | 7:30 | 7:50 |
| 8:00 | 8:20 | 8:43 | 9:03 |
| 9:18 | 9:38 | 9:38 | 9:58 |
| 10:08 | 10:28 | 10:30 | 10:50 |
| 11:03 | 11:23 | 11:40 | 12:00 |
| 12:20 | 12:40 | 13:02 | 13:22 |
| 13:25 | 13:45 | 14:14 | 14:34 |
| 14:43 | 15:03 | 15:04 | 15:24 |
| 15:30 | 15:50 | 16:14 | 16:34 |
| 16:43 | 17:03 | 17:05 | 17:25 |
| 17:39 | 17:59 | 18:25 | 18:45 |
帰りの最終は養老渓谷駅前18時25分発です。その1本前は17時5分発で、間が1時間20分空きます。夕方の温泉や食事を入れると18時25分の1本に集中しやすいので、17時台に切り上げるか、最終に乗る前提で逆算しておくと安全です。なお12時20分の里見駅前発は、県道東飯給と国本湧水前を通過します。
養老渓谷駅〜上総中野駅は列車の本数が少ない
養老渓谷駅から先の上総中野駅までは、列車の本数が少ない状態が続きます。小湊鐵道は路線バス(老川経由)による振替輸送を案内しており、サンキューちばフリーパスは、この区間の列車と路線バスのどちらにも使えます。
あわせて注意したいのが、養老渓谷駅と上総中野駅を結ぶ特定日運行列車(養老渓谷発11時22分、13時55分、15時53分)が、豪雨の影響で9月1日から10月8日まで運休になっていることです。上総中野駅で接続するいすみ鉄道も、国吉駅〜上総中川駅間の脱線事故の影響で全線の運転を見合わせており、復旧見込みは2027年秋ごろとされています。上総中野を経由して外房側へ抜ける行程は、9月中はどちらもバスに頼る形になります。
トロッコと夜キハは走る日と区間が変わる
観光列車も影響を受けています。8月29日(土)の里山トロッコ列車は五井駅〜里見駅で運転し、里見駅〜養老渓谷駅はトロッコを運休して代行バスを走らせます。指定席を予約済みで乗車しなかった人には、後日、払戻の案内が出るとしています。同じ8月29日の夜キハ(ビール列車)は予定どおり運行です。
もう1つ、小湊鐵道は近年の酷暑と車両の経年により、冷房装置の能力低下や停止が頻繁に起きていると告知しています。保冷剤や携帯扇風機、冷感タオル、冷たい飲み物を持参するよう呼びかけているので、9月に乗る場合も暑さ対策は自分で用意しておくものと考えたほうがよさそうです。
車で行く場合は、県道の復旧状況が8月26日に動いた
車の場合、市原市方面から養老渓谷へ向かうときに使う県道生実本納線(旧千葉外房有料道路)は、8月21日から法面崩落などで通行止めが続いていました。国による緊急復旧が進み、8月26日15時に辺田十字路から誉田ICまでが一般車両通行可になっています。残る誉田ICから大木戸ICについては、速やかな通行止め解除を目指すとされており、8月27日時点ではまだ通れません。
千葉県内で被災による通行止めが残る県道は、8月27日10時時点で2区間(いずれも法面崩落)です。高速道路と国道の通行止めは解消しています。
現地の遊歩道は今も一部が通れない
養老渓谷の遊歩道は、今回の豪雨より前の令和5年台風13号などの影響で損壊した箇所が残っています。大多喜町が8月18日に更新した通行規制は次のとおりです。
| 遊歩道 | 通れる範囲 |
|---|---|
| 中瀬遊歩道 | 共栄橋側から400メートル先の飛び石手前まで。弘文洞跡は見られない。観音橋側からは入れない |
| 滝めぐり遊歩道 | 上流(粟又の滝)側から100メートル地点で折り返し。下流(小沢又)側は立入禁止。粟又の滝は滝周辺の散策のみ可能 |
| 面白峡遊歩道 | 小沢又側からは通行不可。岩井原側から入り、小沢又終点の飛び石までの往復(約2キロメートル) |
大多喜町は降雨後は河川の増水により全面通行止めになる場合があるとしています。8月27日と28日は雷を伴って激しく降る所がある見込みで、千葉県北西部・北東部の予想降水量は多い所で1時間50ミリ、24時間100ミリです。出発前に、土曜・日曜・祝日は大多喜町観光協会(0470-80-1146)、平日は町の商工観光課観光係(0470-82-2176)へ確認してから向かうのが確実です。
養老渓谷観光協会も、養老渓谷駅から夕木側の林道は白鳥橋が通り抜けできないため、県道沿いに来るよう案内しています。
確認先
- 小湊鐵道 公式サイト(運行計画・代行バス時刻。8月26日更新)
- 国土交通省 令和8年8月千葉豪雨による被害状況等について(第13報・8月27日10時現在)
- 大多喜町 養老渓谷遊歩道通行規制のお知らせ(8月18日更新)
- 養老渓谷観光協会 通行規制について
- いすみ鉄道 公式サイト
