9月5日の更新:雨のヤマ場が後ろへずれました。銚子地方気象台が9月5日17時に発表した予報では、雨が強まるのは6日(日)の夜のはじめ頃から7日(月)にかけてです。同気象台が5日17時20分に出した気象解説情報は、低い土地の浸水・河川の増水・土砂災害への注意警戒と、落雷や竜巻などの激しい突風・降ひょうへの警戒を呼びかけています。9月3日から5日にかけては、千葉県防災ポータルの緊急情報に気象解説情報が並ぶだけで、避難情報の発令は掲載されていません。あわせて、8月14日から全面通行止めだった旧千葉外房有料道路(県道生実本納線)の誉田インターチェンジ〜大木戸インターチェンジが、9月3日15時に片側交互通行へ切り替わりました。
被災地でこの週末の予定を組むなら、9月6日(日)の午後を軸にします。銚子地方気象台が9月5日17時に発表した予報では、6日は昼前から雨になり、所により夜遅く雷を伴って激しく降る見込みです。降水確率は6日18時以降が北西部80%・南部90%、翌7日(月)は県全体で90%。8月13日の豪雨から3週間が過ぎても、県内で確認された土砂災害は291件、土砂災害警戒区域内のがけ崩れは288か所にのぼり、法面が崩れた公園は閉じたままです。乾かしている最中の家財と、まだ出し切れていない災害ごみをどう扱うかは、6日の昼までに決めることになります。
9月6日から12日までの予報
銚子地方気象台が9月5日17時に発表した千葉県の予報です。信頼度は予報の確からしさを示すもので、A・B・Cの順に確度が下がります。
| 日付 | 天気 | 降水確率 | 信頼度 |
|---|---|---|---|
| 9月6日(日) | くもり昼前から雨、所により夜遅く雷を伴い激しく降る | 北西部80%・南部90%(18時以降) | — |
| 9月7日(月) | 雨時々くもり | 90% | — |
| 9月8日(火) | くもり時々雨 | 50% | C |
| 9月9日(水) | くもり時々雨 | 50% | C |
| 9月10日(木) | くもり時々雨 | 60% | B |
| 9月11日(金) | くもり時々雨 | 50% | C |
| 9月12日(土) | くもり | 40% | B |
6日は北東の風がやや強く、海上では東の風が強く吹きます。波は北東部・南部とも2メートルから3メートルへ上がり、うねりを伴います。海沿いに用事がある場合は、雨より先に風と波が変わります。7日以降も1週間ずっと降水確率50〜60%が続くため、屋外で乾かす作業の再開は6日からの雨が抜けてからになります。
国土交通省が8月31日17時に公表した第14報の時点では、気象庁の見通しとして「4日ごろは警報級の大雨となる可能性がある」と書かれていました。強い雨が予想される日は、5日17時の予報では6日夜から7日へ移っています。国土交通省の被害状況の報は、9月5日時点でも8月31日の第14報が最新のままです。
小湊鐵道は6日夜間から7日にかけて遅れや運休の可能性
小湊鐵道は公式サイトで、大雨予報に伴い9月6日(日)夜間から7日(月)にかけて遅れや運休が発生する可能性があると告知しています。同社は9月5日から五井駅〜月崎駅間の終日運転を再開したばかりで、月崎駅〜上総中野駅間は列車を運休し代行バスで輸送しています。代行バスの時刻は列車の時刻と異なり、9月5日から上総大久保駅の乗り場が加茂郵便局前へ変わりました。
JR外房線は8月23日始発に全線再開しています。→ 外房線は8月23日始発に全線再開、小湊鐵道の運休区間と代行バス
旧外房有料道路は9月3日15時に片側交互通行へ
千葉県道生実本納線(旧千葉外房有料道路)の誉田インターチェンジ〜大木戸インターチェンジは、8月14日から土砂流出などのため全面通行止めが続いていました。県土整備部道路環境課は、応急作業(土砂撤去)が完了したとして、9月3日15時に全面通行止めから片側交互通行へ切り替えたと発表しています。辺田十字路から誉田インターまでは、国による緊急復旧で8月26日15時にすでに一般車両が通れるようになっていました。
ただし本格的な復旧工事はこれからで、対策工事が完了するまでは一部区間で仮設信号機や誘導員による片側交互通行が続きます。県は現地でのモニタリングを継続し、異常が確認された場合は必要に応じて全面通行止めに戻すとしています。6日夜からの雨で通行状態が変わる可能性があるのはこの区間です。千葉市街と外房を結ぶ経路は、出発前に規制状況を見てから決めることになります。
8月13日の浸水では、アンダーパスの内水氾濫が被害を広げました。冠水した道路は、水位が見えないまま進入すると車が動かなくなります。国道16号のアンダーパスについては、予防的な事前通行規制の導入や遮断機の設置を含む進入防止対策の強化が進められています。雨の日は、ふだん使っているアンダーパスを避ける経路を先に決めておくほうが確実です。
千葉市と八千代市は、警報の基準を通常の8割に下げたまま
気象庁は8月21日から、千葉市と八千代市を対象に、大雨に関する警報等の発表基準を通常より引き下げた暫定基準で運用しています。県内の一部河川で堤防の損傷などが確認され、比較的少ない雨でも災害が起こりうる状態になっているためで、レベル4大雨危険警報、レベル3大雨警報、レベル2大雨注意報の流域雨量指数基準を通常基準の8割に下げています。運用は「当分の間」とされており、9月5日時点で解除の発表はありません。
この2市では、これまでなら注意報で済んでいた雨量で警報が出ることがあります。洪水キキクルと大雨キキクルにも暫定基準が反映されているため、自分の家の周りが危ないかどうかはキキクルの色で判断できます。警報が出た回数が増えたと感じても、雨が弱いという意味にはなりません。
斜面はまだ戻っていない
国土交通省の第14報(8月31日15時時点)によると、千葉県内で確認された土砂災害は291件です。人家の被害は全壊1戸、半壊3戸、一部損壊28戸で、このほかに被害を確認中の箇所があります。件数は8月21日時点の107件、8月26日時点の227件から増えました。千葉県が9月3日15時時点でまとめた砂防関係の被害では、土砂災害警戒区域内のがけ崩れが288か所、千葉市緑区大金沢町のがけ崩れ3か所、東金市台方のコンクリート吹付工の損傷1か所が挙がっています。
千葉市が9月1日に更新した施設閉鎖情報では、椎名公民館が土砂崩れで休館、泉谷公園の一部園路・創造の杜・あすみが丘水辺の郷が法面崩落で閉鎖のままです。昭和の森も一部が閉じています。散歩やランニングのコースにしていた場所は、入口が開いていても途中で行き止まりになります。
乾かし途中の家財と、出しそびれた災害ごみ
千葉市の家屋消毒は、水で洗い流して乾燥させたあとでないと実施できません。6日からの雨で濡らすと、乾燥からやり直しになります。屋外で乾かしている畳や建具は、6日の昼までに屋根のある場所へ入れるか、シートをかけて雨に当たらないようにしておくことになります。
災害ごみの持ち込み先は、市によって状況が変わりました。
| 市 | 9月5日時点の受け入れ | 問い合わせ |
|---|---|---|
| 千葉市 | 美浜区・緑区の仮置き場を当面の間開設。運べない場合の戸別回収は、申し込みから連絡まで1〜2週間 | 廃棄物施設整備課 043-245-5423/廃棄物対策課 043-245-5236 |
| 八千代市 | 保品近隣公園の仮置場と戸別収集を当面の間継続 | 清掃センター 047-483-4521 |
| 茂原市 | 仮置場は8月31日で受け入れ終了。以降は自宅前に分別して出すか、長生郡市広域市町村圏組合環境衛生センターへ搬入(事前に環境保全課へ相談、土日祝は搬入不可) | 環境保全課 0475-20-1504 |
茂原市は自宅前に出す方法も「受付を終了する可能性がある」として早めの対応を求めています。市内の一斉回収はすでに終わっているため、出したまま置いておいても回収されません。乾燥中で回収されたくないものがある場合は、作業員が混同しないようメモを貼るよう市が呼びかけています。
片付け中のけがは、雨で足元がすべると増えます。水につかった家財にはガラス片や釘が混ざり、傷から破傷風になることがあります。手袋と長靴は雨の日ほど要ります。→ 片付けでけがをしたら破傷風を疑う
避難所は3市6か所に26人
千葉県が9月3日13時時点でまとめた避難所情報では、開いているのは3市6か所、19世帯26人です。内訳は千葉市4か所17人、松戸市1か所4人、大網白里市1か所5人。8月13日から14日にかけての最大は38市町村396か所・1,187世帯4,134人でした。6日からの雨で避難所が開き直される可能性があるため、対象区域と開設場所は市のページで確認することになります。
雨のときに見る画面
| 見るもの | 分かること |
|---|---|
| 気象庁キキクル(大雨・洪水・土砂) | 自分の家の周りの危険度。千葉市・八千代市は暫定基準が反映されている |
| 市町村の避難情報 | 避難指示・高齢者等避難の対象区域。区域は町丁目単位で指定される |
| 千葉県の防災ポータル | 河川の水位、道路の通行止め、銚子地方気象台の気象解説情報 |
| 小湊鐵道の運行情報 | 月崎〜上総中野の代行バスと、6日夜以降の遅れ・運休 |
8月21日には、千葉市が洪水浸水想定区域を対象に避難指示(警戒レベル4)を配信し、11分後に高齢者等避難へ訂正しています。配信された情報が後から訂正されることもあるので、対象区域は市のページで確認するのが確実です。→ 千葉市が避難指示を発令、11分後に高齢者等避難へ訂正
8月13日の浸水被害の55.7%は、洪水ハザードマップの浸水想定区域の外で起きました。ハザードマップの色がついていない場所でも、内水氾濫は起こります。→ 浸水被害の55.7%はハザードマップの外だった
確認先
- 気象庁 千葉県の天気予報(9月5日17時発表)
- 千葉県防災ポータルサイト 緊急情報(気象解説情報・9月5日17時20分)
- 気象庁「令和8年8月千葉豪雨」に伴う大雨に関する警報等の暫定的な運用について(8月21日)
- 千葉県 第8回千葉県災害対策本部会議資料(9月3日・県道生実本納線の通行規制、砂防、避難所情報)
- 国土交通省 令和8年8月千葉豪雨による被害状況等について(第14報・8月31日17時)
- 小湊鐵道 運行情報
- 千葉市 大雨の影響による施設閉鎖情報(9月1日更新)
- 茂原市 災害廃棄物の出し方、受入れについて(8月31日更新)

