大原漁港(いすみ市大原11574)は観光施設ではなく、漁船が入る現役の漁港です。一般の人が中へ入って買い物ができるのは、「港の朝市」が開く日曜の朝8時から12時30分までの4時間半だけ。そのうえで、買った魚をその場で炭火で焼く貸切バーベキューは受付が11時30分で締まります。
つまり行く日と着く時刻が、ほぼすべてを決めます。しかも日曜なら必ず開くとは限りません。

開くのは日曜の4時間半。ただし「毎週」とは限らない
公式のアクセス案内にある開催概要は、開催時間8時から12時30分、会場は大原漁港荷捌所です。2016年4月から毎週日曜の開催が続いていますが、同じページに但し書きが3つ並びます。
- 会場は変更になる場合があります
- 開催時間の変更、臨時朝市開催の場合があります
- 荒天時・年末年始・秋季祭礼時など開催しない場合があります
公式トップにも「コロナ禍の影響により不定期での開催となっております」と添えられ、開催予定日が月ごとに列挙されています。行く週の日付が予定日に入っているかを見てから出るのが前提の市場だと考えたほうが確実です。実際、2026年8月17日は釣り大会が入ったため休市になりました。
主催は港の朝市協同組合で、夷隅東部漁業協同組合といすみ市が後援しています。出店は最大で40店舗を超えると公式は説明しています。
2026年8月30日は会場が変わり、イセエビのつかみ取りが中止
直近の開催について、公式は8月30日の会場を「いさばや脇/駐車場」と告知しています。あわせて開催場所の変更により、イセエビの掴み取りは中止とも出ています。会場が変わる日は、催しの一部も一緒に落ちるという例です。
そのあとの開催予定日は9月6日・13日・20日・27日。9月27日にはNPO法人ひこうき雲による音楽ステージが入り、創作銭太鼓の鼓蝶会が10時から25分、猫猫+Golden Catsが10時30分から25分と告知されています。
買ってから焼く。貸切バーベキューは受付11時30分まで
この朝市の性格を決めているのが、買った食材をその場で焼ける貸切バーベキュープランです。公式は、店で買った生きたイセエビを丸ごと炭火で焼ける点を前面に出していて、干物やとうもろこし、サツマイモを焼く人もいると書いています。アルコール類の販売も再開しています。
| コース | 料金(税込) |
|---|---|
| 60分 | 2,000円 |
| 90分 | 3,000円 |
| 120分 | 4,000円 |
この料金は1テーブル(4名程度)あたりの使用料で、人数分ではありません。そして公式の価格表には「貸切バーベキュー受付は11:30までです。朝市本部にて受付しております」と明記されています。朝市自体が12時30分までなので、遅く着くほど選べるコースが実質的に短くなります。買い物と席の確保、どちらを先にするかを決めておくと動きやすくなります。

夏から秋はイセエビ、冬から春はたこふぐ
朝市には季節ごとの柱があり、年間の大半でどちらかが乗っています。2026年の「いすみイセエビまつり」は8月9日から10月25日までの毎週日曜。冬から春は「たこふぐ祭り」で、2026年は1月11日から4月5日まで、1月・2月・3月の毎週日曜と4月5日に開かれました。太東・大原産の真蛸とふぐを、会場内に設けたスペースでたこしゃぶ・ふぐしゃぶとして食べられる期間限定の企画です。いずれも開催時間は朝市と同じ8時から12時30分です。
どちらの期間にも、景品が当たるビンゴ大会「エビンゴ」が組まれます。たこふぐ祭りの告知に書かれている運用は、ビンゴカードの販売が8時から8時50分、会場内本部で1枚200円、ビンゴの開始が9時から。家族やグループで来た場合は代表者だけが列に並ぶよう求められています。そして雨天の場合は朝市を開いてもビンゴ大会だけ中止になり、景品は翌週へ持ち越しです。雨で全部が止まるわけではない、という運用がここに出ています。
電話がつながるのは月・火・金の午前だけ
問い合わせ先は港の朝市協同組合(0470-64-4518)ですが、千葉県公式観光サイトの施設情報によれば受付は月曜・火曜・金曜の9時から12時までです。開催日である日曜には電話がつながりません。土曜に思い立って翌日の開催可否を確かめようとしても、電話では確認できないということです。当日の判断材料は公式サイトとSNSの告知になります。
車と鉄道、それぞれの前提
県公式の施設情報では、駐車場は乗用車100台・大型バス10台で無料です。車では圏央道の市原・鶴舞ICから約45分、九十九里有料道路の一宮ICから約25分、千葉市内から約1時間半とされています。
鉄道はJR外房線の大原駅から徒歩約20分(約1.5km)です。ここで注意が要るのが、大原駅がもう一つの路線の起点でもあることです。いすみ鉄道は令和6年10月4日の脱線事故以降、全線で運転を見合わせています。同社は2025年6月2日付の告知で、大原〜大多喜駅間の運行再開を令和9年秋頃までに目指すとし、大多喜〜上総中野駅間については費用と期間の調査を進めるとしています。現在は代行バスによる輸送が続いているため、大多喜方面から来る場合は乗り場と時刻を公式で確かめてから動いてください。外房線側は通常どおり運行しています。
緊急時の避難場所は3か所ある
海に面した作業場で開く市場なので、公式サイトのトップから緊急時避難場所の案内図がPDFで公開されています。朝市会場を現在地として、逃げ先が3か所示されています。
| 避難場所 | 位置 | |
|---|---|---|
| A | 小浜八幡神社 | 会場の南側、国道128号の東。高台にある |
| B | ミニストップ | 会場の西側、国道128号沿い |
| C | サンフラワー | 会場の北側、大原海水浴場のそば |
案内図に載っているサンフラワーの現地看板には、いすみ市が設置した「津波緊急避難地」の表示があります。避難地名はサンフラワー大原、避難場所の海抜10.0m、看板直下の海抜3.7m、8階建てで津波緊急避難ビルに指定されている、という内容です。会場そのものは海抜の低い岸壁にあるため、どちらへ動くかを着いた時点で見当をつけておくと違います。
会場は「荷捌所」。観光用の施設ではない
住所の千葉県いすみ市大原11574が指すのは、漁協が水揚げした魚を仕分けする荷捌所です。屋根と柱があるだけの作業場で、日曜の朝だけ市場として使われます。公式が「会場は変更になる場合があります」とわざわざ書いているのは、本来が漁業の現場だからです。
この前提から導かれることがいくつかあります。足元は濡れていることがあり、日陰や座る場所は限られます。港の雰囲気と潮風のなかで買い物ができるのが魅力だと公式自身が書いていて、裏を返せば天候の影響を直接受ける場所だということです。荒天時に開催しないという但し書きも、この構造から来ています。
大原漁港で開かれるイベントの記事
- いすみイセエビまつり(エビンゴと焼きイセエビ)
- 港の夕市(8月14日の夕方開催)
- ゴールデンウィークの朝市と海鮮バーベキュー
- 大原港の海鮮まつりを探している人向けの整理
- 千葉の漁港・朝市の選び方(銚子・大原・勝浦・保田)
情報の確認について
本記事の開催日時、会場、休市の条件、貸切バーベキューの料金と受付時刻、主催者は2026年8月28日に港の朝市公式サイトで確認しました。季節の企画とビンゴの運用、避難場所は同サイトの告知と避難案内図、駐車場の台数、問い合わせの受付曜日、車と鉄道の所要時間は千葉県公式観光サイトの施設情報、いすみ鉄道の運休と復旧の見通しは同社の告知によります。開催予定日と会場は週ごとに変わることがあるため、出かける前に公式サイトの開催予定日を見てください。
写真:大原漁港の全景・蛸壺=松岡明芳(Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0)
営業中
- ジャンル
- 漁港・朝市
- 住所
- 千葉県いすみ市大原11574
- 営業時間
- 港の朝市は日曜の8時〜12時30分。貸切バーベキューの受付は11時30分まで(朝市本部)
- 休業日
- 日曜以外は朝市を開催しない。荒天時、年末年始、秋季祭礼時のほか、釣り大会などの行事が入る日も休市になる
- 駐車場
- 無料。乗用車100台、大型バス10台
- 料金
- 朝市の入場は無料。貸切バーベキューは1テーブル(4名程度)あたり60分2,000円、90分3,000円、120分4,000円
- 無料
- 駐車場あり
情報確認日: 2026-08-28
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大原漁港 港の朝市会場


