稲毛海浜公園(千葉市美浜区高浜)は、東京湾沿いに約3km・約83haで広がる総合公園です。園内を歩くだけなら無料ですが、いなげの浜、プール、BOTANICA MUSEUM、ドッグラン、運動施設は運営者も料金も別々で、泳げる期間も駐車料金の仕組みも季節で切り替わります。まず決めるのはどの施設を目当てにするかで、それによって停める駐車場も、乗るバスも、払う金額も変わります。
泳げる期間・駐車料金・バスは季節で変わる
- いなげの浜で泳げるのは海水浴場の開設期間だけ。千葉市は令和8年度(2026年度)の海水浴期間を7月18日から8月31日までと案内しています。この期間を外れると遊泳禁止で、ボート、サーフボード、ヨット、カヌー、カヤックは期間中も使えません。
- 駐車料金は通常期と夏季期間で仕組みが違う。通常期の普通車は3時間まで400円で以降30分ごとに100円(入庫から24時間の最大1,000円)ですが、夏季期間は駐車時間に関係なく1回1,000円です。短時間だけ寄るつもりなら、どちらの料金で動いている時期かで判断が変わります。
- 18時を過ぎると乗るバスが変わる。JR稲毛駅からの「海浜公園プール行き」は夕方までで、それ以降は「高浜車庫行き」に乗って終点から歩く形になります。夜のBOTANICA MUSEUMやナイトプールに行くなら、この切り替えを織り込んでおきたいところです。

同じ公園でも、聞く相手が施設ごとに違う
「稲毛海浜公園に電話して聞けばわかる」とはいかない公園です。千葉市の公園の施設一覧によると、園内は次のように分かれていて、予約や当日の営業可否はそれぞれの窓口が答える形になります。
| 施設 | 運営 | 問い合わせ |
|---|---|---|
| プール、BOTANICA MUSEUM、稲毛記念館、海星庵、野外音楽堂、small planet CAMP&GRILL、ウッドデッキ | (株)ワールドパーク | 043-277-4534(記念館・野外音楽堂)、043-247-2771(プール)ほか |
| 稲毛ヨットハーバー | (公財)千葉市スポーツ協会 | 043-279-1160 |
| 野球場、テニスコート、球技場、屋内運動場 | スポーツクラブNAS(株) | 043-247-2443 |
| 芝生広場、いなげの浜、多目的広場などの園地 | 中央・美浜公園緑地事務所 | 043-279-8440 |
市のページには、プールの固定電話(043-247-2771)が回線不具合で不通になっていること、自動音声ダイヤル(050-1792-5706)は通常どおり使えることが記載されています。急ぎの用件には043-301-5706が案内されています。
施設ごとの料金
公園そのものに入園料はありません。有料なのは個別の施設です。
| 施設 | 料金 | 条件 |
|---|---|---|
| 稲毛海浜公園プール | 大人2,000円/高校生1,000円/小・中学生500円/未就学児200円/3歳以下無料 | 障害者手帳の提示で本人と介助者1名まで無料。ナイトプールも同じチケットで入る |
| BOTANICA MUSEUM(本館) | 昼は中学生以上1,000円・4歳〜小学生500円、夜は中学生以上2,000円・4歳〜小学生1,000円 | 3歳以下無料。小学生以下は保護者同伴。市内在住の小中学生はふれあいパスポートで半額 |
| BOTANICA MUSEUMの前庭・脇庭・後庭 | 無料 | 開園日のみ。月曜(祝日の場合は翌平日)は庭も休み |
| DOG PARK INAGE | 平日は大人700円・犬1頭600円、土日祝は大人1,000円・犬1頭900円 | 4歳以上小学生は平日400円・土日祝500円、3歳以下無料 |
| 野外音楽堂 | 9〜12時3,300円、13〜17時4,400円、終日7,700円 | 予約して使う場合の料金。予約が入っていない日は9〜17時に誰でも入れる |
プールは8月17日から8月31日まで、15時以降の当日券を18歳以上(高校生を除く)1,000円、高校生以下無料で販売しています。8月29日・30日は対象外で、当日券販売所のみの扱いです。9月の営業は5日・6日、12日・13日、19日〜23日に残っていて、時間は10時から17時(最終入場16時、最終遊泳16時30分)。8月のようなナイトプールはありません。
プールは泳ぐ場所であり、イベント会場でもある
プールの中心にある波のプール(最大全幅30m)は、公式のエリアガイドに「週末は音楽と波のコラボレーションをお楽しみいただけるスペシャル演出もあり」と書かれています。つまり週末の波の時間は、音楽つきで盛り上がる時間でもあります。
SNSでの口コミでも、この演出の受け止めは分かれています。プールサイドのDJを楽しんだという声がある一方で、波そのものを目当てに行ったら周囲が音楽で盛り上がっていて居心地が悪かった、という声も見かけます。静かに泳ぎたい日なら、週末より平日を選ぶほうが期待に近くなりそうです。ナイトプールについては、夕陽から月に変わる時間帯が良かったという感想が目立ちました。
プールの敷地はシーズン外にもイベント会場として使われます。2026年は8月29日・30日にハワイアンをテーマにした「ALOHA NITE pool」、9月19日に「STRAIGHT UP FESTIVAL ’26」、遊泳期間が終わった10月2日〜4日にはアイドルフェスの「クロフェス2026」が入っています。10月に「稲毛海浜公園プール」という会場名を見かけたら、それは泳ぐ話ではなくライブの話です。
プールの持ち込みで引っかかりやすいところ
プールの注意事項は、他の屋外プールと違う点がいくつかあります。
| 持ち込み | 可否 | 補足 |
|---|---|---|
| 食べ物 | 不可 | ベビーフードとアレルギー対応食は持ち込める。場内6か所で販売あり |
| 飲み物・クーラーボックス | 可 | アルコール、ビン、缶は不可 |
| テント | 高さ160cm以下のポップアップ式のみ | 骨組みや足のあるもの、ペグや重りで固定するものは不可。有料席のエリア内にはテントを置けない |
| 日傘・ビーチパラソル | 場内は不可 | 日傘は場外なら使える |
| 動物 | 不可 | 盲導犬・介助犬を含むすべての動物が入場できない |
| 浮き輪・フロート類 | 可 | 大きすぎるものは断られる場合あり。空気入れはプールショップで有料 |
日陰を作る手段が「160cm以下のポップアップテント」にほぼ限られるため、混んだ日は場所の取り合いになります。SNSでの口コミにも、開園前から並んだのに日陰を確保できなかったという声がありました。有料席が6種類そろっているのは、日陰と席が足りない前提での用意ともいえます。満席でなければ当日インフォメーションでも買えます。
そのほか、コインロッカーは更衣室内に400円(多目的更衣室のみ中型500円)で現金のみ、帰りにお帰りボタンを押すと100円戻ります。ベビールームはなく、更衣室のベビーベッドとスタッフの案内で対応する形です。更衣室のコンセントで持参のドライヤーを使えます。入れ墨・タトゥーがある場合はラッシュガードの着用が必須で、ウォータースライダーは身長120cm以下は利用できません。小学3年生以下だけでの利用・滞在は17時までで、それ以降は18歳以上の同伴が要ります。
犬を連れて行くなら、15kgが分かれ目
園内は条例で放し飼いが禁止されているので、リードをつけて歩く分には問題ありません。ただしドッグランのDOG PARK INAGEは、15kg以下の犬に限って利用できる施設です。15kg以上は特定のイベント日を除いて入れないため、大型犬を連れて行くなら「ドッグランで遊ぶ」ではなく「浜とデッキを散歩する」計画になります。
受け付けはドッグランの入口ではなく稲毛記念館の中で、1年以内の混合ワクチンと狂犬病ワクチンの接種証明書(写真でも可)を見せられないと利用できません。予約は不要ですが、記念館は第2駐車場側、ドッグランは旧ピクニック広場側にあるため、車で来ると受け付けと入口で場所が変わります。営業は10時から17時(最終入場16時30分)で、月曜は休みです。夏季には照明を付けた夜間営業を行う期間もあります。
もう一点、同じ公園でもプールは動物をいっさい入れません。盲導犬・介助犬も対象なので、犬と一緒に来て交代でプールに入る、という組み立てはできない造りです。

駐車場は2か所、ただし閉まる時刻の案内が食い違っている
第1駐車場はプール、運動施設、BOTANICA MUSEUM、いなげの浜、small planet CAMP&GRILL向け。第2駐車場は稲毛記念館、海星庵、芝生広場向けで、ドッグランの受け付けに寄るならこちらです。料金は両方とも同じで、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を提示すると免除されます。減免券はsmall planet Café、稲毛記念館、BOTANICA MUSEUMで受け取る形で、各施設の営業時間内しか対応できません。
閉場時刻は、運営者と市で案内が違います。SUNSET BEACH PARK INAGEの公園案内は第1・第2とも6時から23時としていますが、千葉市の交通案内・施設利用料金は6時から22時と書いています。BOTANICA MUSEUMは夜の部が22時まで(最終入館21時30分)なので、この1時間の差は閉館まで見て車で帰る人には無視できません。夜まで滞在する日は、運営のワールドパーク(043-277-4534)に閉場時刻を聞いておくと安心です。
2026年度は千葉市地方卸売市場の臨時駐車場が用意されません。代わりに園内の多目的広場が、7月第3土曜日を含む3連休から8月31日までの土日祝とお盆期間、および広場以外で行われるイベント開催日に臨時駐車場として開放されます。SNSでの口コミでは、夏の一律1,000円を「短時間で帰るには割高」と受け止める声が見られました。長く遊ぶなら気にならない金額ですが、用事ひとつのために寄る使い方とは相性がよくありません。
車を停めずに海の眺めだけ見たいなら、公園の外になりますが海浜大通り展望駐車場(袖ヶ浦第1緑地展望駐車場)が近くにあります。12台と障害者用1台で、入庫後30分無料、以降1時間ごとに200円。平日の7時〜19時は最大600円、19時〜7時は平日・土日祝とも最大400円です。
帰りは「プール前」ではなく「高浜車庫」から
路線バスは京成バス千葉セントラル(旧千葉海浜交通)が運行しています。往路はJR稲毛駅西口2番のりばから「海浜公園プール行き」で約15分、BOTANICA MUSEUMなら「花の美術館」で下車して徒歩1分。JR稲毛海岸駅南口2番のりばからは「海浜公園入口行き」で、下車後は徒歩5分です。稲毛記念館・海星庵・野外音楽堂へは、稲毛駅西口1番のりばまたは稲毛海岸駅南口2番のりばの「海浜公園入口行き」で「高浜南団地」下車が近くなります。運賃は大人190円、子ども現金100円(IC95円)です。
ちなみに「花の美術館」というバス停名は、令和7年3月にBOTANICA MUSEUMへ改称する前の名前が残ったものです。館名で探すと停留所が見つからないので、車内放送は旧名で聞いておくとよさそうです。
問題は復路です。「稲毛海浜公園プール」停留所を通る稲毛駅行きは夕方でおしまいで、路線バスの時刻表では18時台が最終になります。一方、そこから徒歩5分の「高浜車庫」は車庫のある停留所なので、23時台まで稲毛駅行きが出ています。BOTANICA MUSEUMもこの点を明記していて、平日18時10分以降・休日18時以降は「高浜車庫行き」に乗り、高浜車庫から徒歩5分と案内しています。夜まで園内にいるなら、帰りは高浜車庫まで歩く道のりを見込んでおきましょう。
なお千葉市のページから貼られているバス案内のリンク先(千葉海浜交通の旧サイト)は、2026年4月1日の京成電鉄バスグループのサイト統合で移転していて、時刻表そのものは表示されません。最新のダイヤは京成バスの路線バスページから確認できます。
泳ぐなら、更衣室が使える期間かどうか
いなげの浜は日本初の人工海浜で、令和元年度の養浜工事で白い砂浜に変わりました。海へ延びるウッドデッキは全長90mあり、6時から22時まで歩けます。
ビーチセンターは令和6年11月に建て替えが終わって供用されていますが、更衣室が使えるのは海水浴期間だけです。いなげの浜脇のトイレも令和6年9月末に建て替えが済んでいるものの、市の利用ルールはトイレ内での着替えを明確に禁じています。海水浴期間の外にビーチで水に入る計画を立てないのはもちろん、期間中でも着替える場所は先に決めておくほうが安全です。
休日の園内で見かけること
SNSでの口コミを見ると、この公園はポートレートやコスプレの撮影に使われる場面が多く、いなげの浜、芝生広場、BOTANICA MUSEUMのそれぞれで、別々の主催による撮影の集まりが繰り返し話題に上ります。千葉市のルールでは、趣味の範囲の撮影(コスプレ撮影を含む)に事前手続きは要りません。業としての撮影や、場所を独占して行う催しは許可が必要で、市への申請は7営業日前までと定められています。
ルールの側から読むと、撮る人にも居合わせる人にも関わる線引きがひとつあります。トイレ内での着替え、過度に露出度の高い服装、鋭利な剣の模型など他の利用者が危険を感じる小道具は、申請の有無にかかわらず禁止です。撮影目的なら着替えの場所を別に確保する必要があり、子ども連れなら、休日の芝生広場やビーチで撮影の一団に会うことがある、と思っておくとよさそうです。
花を見るだけなら、無料の範囲がある
BOTANICA MUSEUMは、旧・花の美術館が令和7年3月29日にフラワーアーティストSEINO HIKARUのプロデュースでリニューアルした施設です。本館の入館は有料ですが、千葉市は前庭・脇庭・後庭は引き続き無料で花を見られる(開園日のみ)と案内しています。ただし庭も月曜(祝日の場合は翌平日)は休みで、花壇の管理作業やオブジェのメンテナンスで一部エリアの立ち入りが制限される日があります。
本館は昼と夜で料金が倍違います。SNSでの口コミでは、夜のほうがライティングで幻想的だという評価と、その分2,000円は高いという受け止めが並んでいました。夜の部は日没後に暗くなってからの入館が向くと公式も案内しているので、夏場は開場直後より遅めが良さそうです。
千葉市のマンホールカードの配布場所にもなっていて、令和8年7月31日から、施設の開館から最終入館までの時間内に1人1枚配られています。対象のマンホール蓋は「公園プール入り口交差点」付近の歩道です。市の案内には入館料が必要かどうかの記載がないので、カードだけが目的なら現地の受付で確かめてください。
公園全体のルールで、迷いやすいところ
- 園内は全面禁煙です。喫煙できるのはプール場内の喫煙所1か所だけで、そこも入場者向けです。
- 火気の使用は専用施設を除いて禁止で、バーベキューはsmall planet BBQなどの施設を使います。
- 市販の子ども用花火は、他の利用者の迷惑にならない範囲で可能です。爆竹やロケット花火は不可。
- 広場で使えるテントは自立式に限られ、ペグを打たないと立てられないものは使えません。閉め切っての利用も不可です。
- 池に入ること、釣り、カモやハトやコイへの餌やりは禁止です。
- 宿泊・寝泊まりはsmall planetの施設を除いて禁止です。
稲毛海浜公園で開かれるイベントの記事
- OCEAN PEOPLES(プールと音楽フェスが同時に立つ2日間)
- INA WAN FESTA(大型犬連れが確認したいドッグラン条件)
- むにフェス(野外音楽堂の無料ライブ)
- 稲毛花のマラソン(バラと海風のコース)
- サンセットビーチクラブDJ PARTY(浜でのDJイベント)
情報の確認について
本記事の料金、営業時間、駐車場、バス、海水浴期間は2026年8月26日に千葉市の稲毛海浜公園ページとSUNSET BEACH PARK INAGE公式サイトで確認しました。天候による臨時休業や営業時間の短縮が頻繁に告知される公園です。来園日の営業可否は公式サイトのお知らせで当日分を確かめてください。
アイキャッチ写真:稲毛海浜公園デッキ(撮影:Xser21、2023年11月12日)/CC BY-SA 4.0 本文画像:Inage Seaside Park(撮影:Nesnad、2023年1月21日)/CC BY 4.0、稲毛記念館(撮影:掬茶、2008年9月3日)/CC BY-SA 4.0
営業中
- ジャンル
- 海辺の総合公園
- 住所
- 千葉県千葉市美浜区高浜7-2-1
- 営業時間
- 公園の園地は24時間。海へ延びるウッドデッキは6時〜22時。BOTANICA MUSEUM本館は4〜9月が昼10時〜17時・夜18時〜22時、10〜3月が昼10時〜16時・夜17時〜22時。稲毛記念館・海星庵・野外音楽堂は9時〜17時。ドッグランは10時〜17時(最終入場16時30分)。プールは夏季のみ
- 休業日
- 公園の園地に定休日はなし。BOTANICA MUSEUM、稲毛記念館、海星庵、野外音楽堂、ドッグランは月曜(祝日の場合は翌平日)が休み
- 駐車場
- 第1・第2駐車場あり(6時開場)。普通車は通常期3時間まで400円、以降30分ごと100円で入庫から24時間の最大1,000円。夏季期間は1回1,000円。大型車は1回2,000円。身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の提示で免除
- 対象年齢
- 未就学児から大人まで。プールとBOTANICA MUSEUMは3歳以下無料
- 料金
- 公園の入園は無料。プールは大人2,000円・高校生1,000円・小中学生500円・未就学児200円、BOTANICA MUSEUM本館は昼が中学生以上1,000円・夜が中学生以上2,000円など施設ごとに有料
- 子連れ
- 駐車場あり
- ペット可
情報確認日: 2026-08-26
開催場所の情報が一致するイベントを自動表示しています。
現在、開催中または開催予定のイベント情報はありません。
SUNSET BEACH PARK INAGE(稲毛海浜公園内)
稲毛海浜公園 いなげの浜






