千葉県 10月17日(土)のイベント
高家神社の秋の庖丁式2026は10月17日、11〜12時が目安。四條眞流一門の奉納、11月23日との違い、駐車場、千倉駅からの2つのバス停を案内。毎月の庖丁供養祭と庖丁式の違いも確認できます。
- 2026/10/17 11:00 - 2026/10/17 12:00
- 高家神社
- 境内見学自由

高家神社(たかべじんじゃ)の秋の例大祭・庖丁式2026は、10月17日(土)に南房総市千倉町で行われる。県の開催案内では11時〜12時が目安。烏帽子と直垂姿の庖丁人が、魚に手を触れず庖丁とまな箸だけで調理する神事を一般公開する。10月は四條眞流一門が奉納し、11月23日の新穀感謝祭とは別の祭典になる。
開催概要
| 名称 | 秋の例大祭・庖丁式奉納(旧神嘗祭) |
|---|---|
| 開催日 | 2026年10月17日(土) |
| 時間 | 11時〜12時(目安) |
| 会場 | 高家神社(南房総市千倉町南朝夷164) |
| 奉納 | 四條眞流一門 |
| 料金 | 境内見学自由 |
| 駐車場 | 乗用車約16台、大型バス2台、無料 |
| 問い合わせ | 高家神社 社務所 0470-44-5625 |
高家神社は、料理の神である磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)を祀る。日本書紀に名が記された神で、味噌や醤油の神としても知られる。料理関係者の参拝が多い神社で、授与所では料理上達の守りや庖丁式をあしらった手ぬぐいも頒布されている。
年3回の庖丁式は、奉納する流派が違う
神社公式の祭典・行事に基づく年間の定例日程。10月と11月で祭典名と奉納する一門が異なる。11月23日は2026年には月曜・祝日だが、10月の11〜12時という目安をそのまま11月にも当てはめず、各回の案内を確認してほしい。
| 日付 | 祭典 | 庖丁式を奉納する一門 |
|---|---|---|
| 5月17日 | 春季例祭 | 四條流千葉県支部 たかべ社中 |
| 10月17日 | 秋季例祭(旧神嘗祭) | 四條眞流一門 |
| 11月23日 | 新穀感謝祭(旧新嘗祭) | 四條流石井派一門 |
| 毎月17日 | 月次祭・庖丁供養祭 | ― |
旧神嘗祭は、その年の新穀を伊勢神宮に奉る宮中の祭にならったもので、収穫を神へ報告する意味を持つ。11月23日の新穀感謝祭が旧新嘗祭にあたり、こちらは神から新穀をいただく側の祭になる。10月と11月の庖丁式は、関係者の間では全国的に知られていると南房総市観光協会は書いている。
毎月17日の月次祭・庖丁供養祭と、年3回の庖丁式奉納は別の行事。毎月17日に来れば、魚をさばく庖丁式を見られるという意味ではない。使い終えた庖丁の供養や個別の御祈祷を希望する場合は、見学とは別に社務所へ受付方法を確認してほしい。
庖丁式は魚に手を触れない。所要は約30分
庖丁式は平安時代の宮中行事を再現したものだ。烏帽子と直垂をまとった庖丁人が、右手に式庖丁、左手に真魚箸(まなばし)を持ち、魚に一切手を触れずに調理する。真魚箸は魚や鳥を扱うときに使う柄のついた長い箸で、野菜を扱う菜箸とは区別される。式にかかる時間はおよそ30分。始まる前にまな板を白い布で清め、途中には見得を切る動作も入る。式が終わると、捌かれた魚を神に供えるため、携わった人たちが拝殿へ進む。
扱う素材は「五魚三鳥」とされ、五魚は鯉・鯛・真鰹・鱸・鮒、三鳥は鶴・雉・鴨。鶴は現在は禁猟のため使われない。当日どれが捌かれるかは、その回によって変わる。
神社の説明によると、この儀式は第58代光孝天皇の時代にさかのぼる。天皇の命で料理をまとめて後世に伝えたのが四條流の祖とされる四條中納言 藤原朝臣山蔭卿で、以後、宮中行事のひとつとして貴族社会に受け継がれた。源頼朝や織田信長も好んで行わせたと伝えられている。
神事の進行やほかの参拝者の視界を妨げないよう、撮影・見学位置は現地の案内に従ってほしい。座席や撮影場所が確保されるとは限らない。雨天時の実施方法も、当年の確認できた開催案内には記載がないため、天候が心配な場合は社務所へ問い合わせたい。
境内には庖丁式のための舞台と、庖丁を納める塚がある

神社の境内案内によると、茅葺きの拝殿の奥は内拝殿、祝詞殿、御本殿と続く。庖丁式は境内に設けられた庖丁式奉納殿で行われ、舞台が常設されている。年に3回だけの神事のために専用の場所が用意されている神社は多くない。
拝殿の左右には庖丁塚がある。調理師など料理に携わる人が、使い終えた庖丁の供養に訪れる場所で、毎月17日の庖丁供養祭はここに関わる神事だ。神社では庖丁供養や清祓の御祈祷も予約制で受けている。10月17日に参拝するなら、庖丁式の前後に塚まで足を延ばすと、この神社が何を祀っているかが分かりやすい。
祭神は、天皇にかつおとはまぐりを差し上げた人物
主祭神の磐鹿六雁命は、日本書紀の第12代景行天皇53年冬10月の条に記されている。神社の由緒によれば、景行天皇が日本武尊の東国平定を偲んで安房の浮島の宮に行幸した際、侍臣の磐鹿六雁命が弓の弦を海に入れて堅魚(かつお)を釣り上げ、砂浜で足に触れた白蛤(はまぐり)を採って、膾(なます)にして差し上げた。天皇はこれを大いに賞味し、料理の技をたたえて膳大伴部(かしわでのおおともべ)を賜った。以後、子孫は代々膳(かしわで)の職を継ぎ、皇室の食事を司ったと伝わる。
より詳しい記述は、延暦8年(789年)に子孫の高橋氏が朝廷に奉ったとされる「高橋氏文」にある。天照大神と稲荷大神も併せて祀られている。
千倉駅からは「高家神社入口」と「千倉橋」を比較
県の公式開催案内は、千倉駅からバスを利用する場合に2つの停留所を案内している。名前が神社に近い「高家神社入口」だけでなく、「千倉橋」から歩く経路も候補になる。
| 下車する停留所 | 神社までの目安 | 計画時の確認点 |
|---|---|---|
| 高家神社入口 | 徒歩約10分 | 乗る便がこの停留所を経由するか確認 |
| 千倉橋 | 徒歩約15分 | 神社までの徒歩時間を含め、行きと帰りの便を確認 |
停留所によって経由する便が異なるため、「高家神社入口」の便数だけでバス往復ができないとは判断できない。出発前に日東交通の白浜千倉館山線の最新時刻表で、10月17日(土)に利用する往復便と停留所を確認してほしい。運行に関する問い合わせは館山営業所(0470-22-0111)へ。
車の場合は富津館山道路の富浦ICから約25分。駐車場は乗用車約16台、大型バス2台で無料と案内されている。満車時に停められる場所を推測せず、現地の案内に従いたい。歩行が難しい場合は、参道の石段や見学位置について社務所へ事前に相談しておくとよい。
混雑の目安は立てにくい
駐車場が約16台という案内はあるが、当日の満車時刻や待ち時間の目安は公表されていない。見学の人数や席の確保を予想で決めず、特別な配慮が必要な場合は社務所(0470-44-5625)へ事前に相談してほしい。
ちなみに境内は2月中旬から下旬にライトアップされる。庖丁式とは別の時期なので、10月に訪れる場合は関係しないが、この神社に通うつもりなら覚えておいてよい。
公式の確認先
| 高家神社(祭典・行事) | 高家神社 祭典・行事/特殊神事 庖丁式 |
|---|---|
| ちば観光ナビ(開催情報) | 秋の例大祭・庖丁式奉納(旧神嘗祭)/高家神社 |
| 問い合わせ | 高家神社 社務所 0470-44-5625(授与所 9時〜17時) |
春の回を見たことがある人でも、10月は奉納する一門が変わる。同じ庖丁式という名前で、別の手を見る機会だと考えたほうが近い。5月17日の春の回については高家神社 庖丁式2026にまとめてある。
- 開催期間
- 2026/10/17 11:00 - 2026/10/17 12:00
- 開催場所
- 高家神社
- 住所
- 千葉県南房総市千倉町南朝夷164
- 主催者
- 高家神社
- 料金
- 境内見学自由
- 状態
- 開催予定
