【千葉県】9月7日朝、20市町に避難指示|千葉市は6区すべてが対象、土砂災害の危険警報は25市町村(7日8時時点)

千葉県の大雨で雨に濡れた市街地と増水した川

9月7日、千葉県内では未明から明け方にかけて避難情報が一気に広がった。8時台の時点で、警戒レベル4の避難指示が20市町、高齢者等避難が8市に出ている。千葉市は0時20分に洪水浸水想定区域へ、2時35分に土砂災害警戒区域へ避難指示を出し、6区すべてが対象に入った。雨のピークは7日昼前までとされている。7日8時時点で確認できる内容を並べる。

目次

避難指示が出ている20市町

市町 発令時刻(9月7日)
御宿町 0時13分
勝浦市 0時18分
いすみ市 0時22分
大多喜町 0時23分
館山市/茂原市 1時05分
南房総市 1時10分
大網白里市 1時12分
山武市 1時17分
東金市 1時58分
鴨川市 2時13分
千葉市 2時46分(0時20分の発令を含む)
旭市 3時10分
君津市 3時11分
富津市 4時02分
市原市 4時16分
袖ケ浦市 4時35分
銚子市 5時32分
香取市 6時17分
多古町 6時27分

時刻の並びを見ると、外房と南房総から始まって、明け方にかけて内房・北東部へ広がっている。このほか、佐倉市、四街道市、白井市、富里市、船橋市、柏市、八千代市、木更津市の8市には高齢者等避難(警戒レベル3)が出ている。市原市、茂原市、君津市、富津市、袖ケ浦市、鴨川市は、区域によって避難指示と高齢者等避難の両方が出ている状態だ。

避難情報は区域を区切って出される。市の名前が並んでいても、対象は洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域といった特定の場所であることが多い。自分の住所が入っているかは、各市の発表か千葉県防災ポータルサイトで確かめることになる。

千葉市は6区すべてが対象。理由は2段階で出ている

千葉市は発令の理由を時刻ごとに公表している。

時刻 根拠 対象
9月6日15時00分 土砂災害危険警報(レベル3相当)の危険性が高まった 土砂災害警戒区域等に高齢者等避難
9月7日0時20分 レベル4大雨危険警報が発表された 洪水浸水想定区域に避難指示
9月7日2時35分 レベル4土砂災害危険警報が発表された 土砂災害警戒区域等に避難指示

洪水のほうは河川ごとに区切られていて、都川・葭川・支川都川、村田川、浜野川、生実川、浜田川、花見川・勝田川、鹿島川が対象になっている。前日の高齢者等避難では土砂災害警戒区域の指定がない美浜区だけが外れていたが、洪水の側では美浜区も浜田川・花見川・都川の区域で対象に入った。6区すべてに避難指示が出ているのはこのためだ。

区域別で人数が大きいのは中央区の都川・葭川・支川都川(下流・葭川)で、8,216世帯50,089人。次いで浜野川、生実川、村田川の各区域が中央区でそれぞれ1万8千人台となっている。避難所は7日0時32分時点で48か所が開設されている。

土砂災害の危険警報は25市町村

7日8時07分の土砂災害警戒情報では、レベル4土砂災害危険警報の対象が25市町村になっている。鋸南町、千葉市、銚子市、館山市、茂原市、東金市、旭市、勝浦市、市原市、鴨川市、君津市、富津市、袖ケ浦市、南房総市、香取市、山武市、いすみ市、大網白里市、多古町、芝山町、一宮町、睦沢町、長南町、大多喜町、御宿町だ。

気象警報のほうは、6時53分時点で県内の大半の市町村に大雨警報が出ている。注意報にとどまっているのは市川市、野田市、習志野市、我孫子市、浦安市、四街道市、印西市、白井市、栄町、神崎町の10市町。県の西端と北西部の一部だけが一段低い状態で、それ以外はすべて警報が出ている。

雨は昼前まで。24時間で150〜180ミリの予想が続く

銚子地方気象台が7日6時33分に出した見通しでは、7日昼前にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降る所があるとされている。線状降水帯が発生して危険度が急激に高まる可能性があるのも昼前までだ。

項目 北西部 北東部 南部
7日の1時間降水量(多い所) 50ミリ 50ミリ 50ミリ
7日6時〜8日6時の24時間降水量(多い所) 150ミリ 150ミリ 180ミリ

すでに降ったぶんの上にこれが積み上がる。土砂災害への厳重な警戒は7日夕方まで、北西部の低い土地の浸水と河川の増水・氾濫への厳重な警戒は7日朝にかけて、と時間帯が示されている。前線は8日にかけて本州付近に停滞する見込みで、大気の不安定な状態は8日夜遅くまで続く。

あわせて、8月の豪雨で河川の堤防が傷んだ状況を考慮し、千葉市と八千代市は大雨に関する警報の発表基準が通常より引き下げられた暫定基準で運用されている。この2市では、平年なら警報にならない雨量でも警報が出る。

鉄道は計画どおり止まり、私鉄にも広がった

前日に発表された計画運休は、そのまま実行されている。7日8時台の状況はこうだ。

線区 状況
総武本線 佐倉〜銚子/内房線 君津〜安房鴨川/外房線 誉田〜安房鴨川/成田線 我孫子〜成田・成田〜銚子/東金線/久留里線/鹿島線 運転見合わせ
中央・総武各駅停車、常磐線(快速・品川〜水戸) 本数を減らして運転
総武快速線、京葉線 一部列車に遅れや運休
武蔵野線 列車に遅れや運休
小湊鐵道 上総牛久〜月崎 運転見合わせ
銚子電鉄 全線 君ヶ浜〜犬吠間の施設点検のため運転見合わせ。振替輸送なし
京成各線、東葉高速線、北総線、東武アーバンパークライン、流鉄、千葉都市モノレール、芝山鉄道、つくばエクスプレス 平常運転

前日の時点で「動く予定」としていた銚子電鉄が、施設点検で全線運転見合わせに変わった。振替輸送もないため、銚子市内は鉄道での移動手段がいったん途切れている。小湊鐵道も、8月の大雨で止まっていた月崎〜上総中野に加えて上総牛久〜月崎が止まり、五井側から養老渓谷方面へ入れない。

いっぽう京成各線と千葉都市モノレール、東葉高速線などは平常運転を続けている。JRが止まっている区間でも、私鉄が並行していれば動ける経路が残る。

千葉市の道路は3か所が通行止め

千葉市は7日5時34分に4か所の通行止めを発表し、7時05分に1か所の解除を出した。7日6時時点で通行止めが続いているのは次の3か所だ。

  • 県道67号 生実本納線(誉田IC〜大木戸IC)
  • 若松町金親町線(若葉区千城台東3丁目39地先)
  • 磯辺茂呂町線(若葉区坂月町15地先)

国道126号の坂月町交差点〜大草交差点は6時時点で解除された。生実本納線は8月13日の豪雨でも通行止めになり、その後に解除されていた区間で、市は前日から「再び通行止めにする可能性がある」と予告していた。予告どおりの結果になっている。

市のごみ収集は7日7時37分の発表で通常どおりとされている。

保育園は「6時時点で避難指示が出ている区域」が休園

千葉市の保育園・認定こども園は、7日6時時点で洪水浸水想定区域と土砂災害警戒区域に避難指示が出ていることから、対象区域に該当する園が休園となった。市は区域を示すPDFを公開している。区域に該当しない園でも休園にしているところがあるため、個別の扱いは各園か市の幼保運営課への確認が必要だとしている。

市は前日の経緯についても公表している。9月6日15時ごろにいったん「7日は臨時休園」と案内したものの、再度協議した結果、臨時休園基準に基づいて7日6時時点の状況で判断することに変更した、という内容で、「この度はご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございません」と記している。

これから動くときに見る場所

この記事は9月7日8時時点で公表されている内容をまとめたものだ。避難情報も運行状況もここから動く。

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