【いすみ】大原はだか祭り2026はいつ?秋分の日の9月23日・24日が有力|汐ふみは初日だけ、大別れ式は両日18時

上半身裸にオレンジや黒の鉢巻きを締め、白い腹掛け姿の担ぎ手が画面いっぱいに密集し、その頭上に金色の飾りをつけた神輿が担ぎ上げられている。日中の屋外

Event Overview

大原はだか祭り2026の日程は公式未発表ですが、秋分の日の9月23日(水)・24日(木)が有力です。十数基の神輿が海へ入る「汐ふみ」は初日14時30分だけ、クライマックスの「大別れ式」は両日18時。鉢巻きの色で神社が分かること、1日目と2日目で入れ替わる渡御の順番、全線運休中のいすみ鉄道と22時05分が最終の大原駅までまとめました。

  • 大原海水浴場・大原中央商店街・大原小学校ほか
  • 観覧無料
上半身裸にオレンジや黒の鉢巻きを締め、白い腹掛け姿の担ぎ手が画面いっぱいに密集し、その頭上に金色の飾りをつけた神輿が担ぎ上げられている。日中の屋外
大原はだか祭りの担ぎ手と神輿。「はだか祭り」の名は1973年の若潮国体への出場をきっかけに広まった(出典:いすみ市)

いすみ市の大原はだか祭りは、十数基の神輿がそのまま海へ入っていく「汐ふみ」と、夜の商店街を神輿が埋める「大別れ式」で知られる。例年8万人規模とされる外房最大級の祭りだ。2026年の日程はまだ公式に発表されていないが、例年の型から9月23日(水・秋分の日)・24日(木)が有力になる。

目次

2026年の日程は公式未発表。9月23日・24日が有力

いすみ市の公式ページにあるのは「現在では秋分の日である9月23日を目安に、2日間開催」という記述までで、2026年の日付は2026年8月上旬の時点でまだ出ていない。市も観光センターも、掲載されているのは2025年(令和7年)の情報が最新だ。

ただし国立天文台の暦要項で2026年の秋分の日は9月23日(水)と決まっている。この祭りは大正2年から9月23日・24日の2日間で固定されてきた経緯があり、2025年も9月23日・24日だった。9月23日(水)・24日(木)と見ておくのが妥当だろう。ちなみに9月19日(土)から23日(水)までは5連休で、祭りの初日はその最終日にあたる。

確定日程は例年、9月1日発行の「広報いすみ」9月号に神輿渡御日程として載る。2025年もこの形だった。9月に入ったら市の広報を見るのが確実だ。

開催概要

行事名 大原はだか祭り
2026年の日程 公式未発表。例年どおりなら9月23日(水・秋分の日)・24日(木)
汐ふみ 初日14時30分/大原海水浴場(13時30分に大原漁港で五穀豊穣・大漁祈願祭)
大別れ式 両日18時/大原小学校校庭(17時に北町・木戸泉酒造付近へ参集)
参加神社 大原・東海・浪花の3地区から18社
会場 大原海水浴場、大原中央商店街、大原小学校ほか(千葉県いすみ市)
アクセス JR外房線 大原駅。海水浴場まで徒歩約20分、商店街は駅前
交通規制 両日12時〜22時、大原商店街が車両通行止め(2025年実績)
臨時駐車場 いすみ市役所大原庁舎。台数に限りあり
観覧 無料
波の立つ海の中に、黒漆に金の装飾をつけた神輿2基が並んで担がれている。白い鉢巻きや赤い鉢巻きを締めた担ぎ手が腰まで海に浸かって密集し、両手を上げている。奥は白波と水平線
大原海水浴場の汐ふみ。十数基の神輿がそのまま海へ入り、もみあう(出典:いすみ市)

汐ふみが見られるのは初日だけ

この祭りでいちばん写真になるのが汐ふみだ。いすみ市の説明では「五穀豊穣、大漁祈願を願い十数基の神輿が一斉に海へとかつぎこまれ、もみあいます。勇ましく、雄々しく、神輿は海の中を駆け巡り投げ上げられます」となっている。千葉県立中央博物館も「各社が競って海に入り、神輿を揉んで放りあげます」と記す。

この汐ふみは初日の14時30分からで、2日目にはない。1日しか行けないなら初日を選ぶことになる。実際に見た人は「午後2時半、定刻通りに、17騎の神輿による海中での塩もみが始まりました」「思わずこちらも胸が熱くなるような光景でした」と書いている。18社すべてが海に入るわけではないようだ。

別の来訪記には、人出が多くて腕を伸ばしてスマホを構えないと撮れなかったこと、そして汐ふみが思ったより早く終わったらしいので早めに着いたほうがいい、と書かれている。14時30分ちょうどに着いても後ろから見ることになりかねない。会場の砂浜には屋台が出て、公衆トイレもある。

夜。提灯を無数に灯した神輿が何基も横一列に並び、オレンジ色に光っている。手前にはピンクや赤の鉢巻きを締めた担ぎ手が大勢ひしめいている
大別れ式。校庭に集まった神輿は提灯を灯し、担ぎ手が別れの唄をうたう(出典:いすみ市)

大別れ式は両日18時。2日目だけでも見られる

クライマックスは大別れ式だ。市の説明はこうだ。「夕闇のせまる頃、木戸泉酒造前に参集した全ての神輿は、祭り唄とともに大原中央商店街通りをねり歩き、大原小学校の校庭へ向かいます。商店街通りの約1キロは人と神輿で埋まり、祭り一色になります」。校庭に入った神輿は競うように駆け巡り、高々と投げ上げられる。花火が上がると神輿は寄り添い、担ぎ手が「若けもんども 別れがつらい 会うて別れがなけりゃよい」と唄う。

大別れ式は両日とも18時にある。汐ふみと違い、2日目に行っても見られる。合図を出すのは貝須賀鹿島神社の神輿と決まっている。担ぎ手の掛け声は「ホラヤッサ」。SNSにも「大原はだか祭りは町中を ホラヤッサ と言って練り歩く神輿担ぎなんですが」という地元の投稿が出ている。壊れた神輿の修理は地元の神輿調整所が担っていて、「参加しないとウザイなーってなる」という一文からは、参加が半ば当たり前の空気も伝わる。

鉢巻きの色を見ると、どの神社の神輿か分かる

写真を見ると、担ぎ手の鉢巻きがオレンジ・黒・白・赤・ピンクとばらばらなことに気づく。これは適当に選んでいるのではなく、鉢巻きの色が神社ごとに決まっているためだ。腰に締めている「へこおび」は三尺帯と呼ばれるもので、こちらは共通になる。18社の神輿が入り混じる浜や商店街で、どこの神輿なのかを見分ける手がかりが色というわけだ。

夜になると、もう一つの目印が加わる。大別れ式の神輿には、それぞれの神社の名前を書いた提灯が下がる。校庭に神輿が並ぶ場面は提灯の灯りだけがオレンジ色に浮かぶので、昼とはまったく違う画になる。

1日目と2日目で先頭に立つ地区が入れ替わる

2日間の流れは同じに見えて、細かい違いがある。17時に北町へ参集したあと商店街を渡御する順番が、初日は大原・浪花・東海地区の順、2日目は東海・浪花・大原地区の順と入れ替わる。年番神社の2社が先頭に並ぶ形だ。

午前中の動きも日によって違う。初日は大原地区が8時30分に貝須賀の鹿島神社で法楽施行、10時に浪花小学校へ参集。2日目は各地区が「村廻り」といって集落を回り、午後は商店街渡御まで自由渡御になる。大別れ式のあとも自由渡御が続き、21時50分までに大原中央商店街から退出するのが決まりだ。

江戸時代の絵馬に、今と同じ祭りが描かれている

大井区の瀧内神社に、祭りの風景を描いた文久4年(1864年)奉納の絵馬が残る。別の絵馬には天保12年とあり、天保年間にはすでに祭礼のしきたりと組織ができていたことになる。当時から「十社まいり」「浜での大漁祈願」「汐ふみ」「大別れ式」が行われていた。古老は「何を質に入れても祭りの仕度を整えた」と語り伝えている。領主も祭りを重んじ、神輿渡御が無事に終わったことを早飛脚で大多喜城主に報告させたという。

もとは8月13日から15日だったが、改暦で明治6年から9月23日〜25日になり、大正2年から現在の2日間になった。「大原はだか祭り」という呼び名がついたのは意外に新しく、1973年の若潮国体の開会式アトラクションに神輿と担ぎ手が出場したことがきっかけだ。それ以降、地域の外から注目されるようになった。

いすみ鉄道は運休中。大原駅の最終は22時05分

行き方でひとつ気をつけたいことがある。いすみ鉄道は脱線事故の影響で全線運休中で、2026年も代行バス運行が続いている。復旧の見込みは2027年秋ごろとされ、2026年4月には代行バスのダイヤ改正も行われた。「いすみ鉄道に乗って大原へ」という行き方は、今年はできない。大原駅を使うのはJR外房線になる。

帰りはかなりシビアだ。大原駅の千葉方面は21時27分の上総一ノ宮行きの次が22時05分の千葉行きで、これが最終(土休日ダイヤ・平日ダイヤとも同じ)。祭りが商店街から退出するのが21時50分なので、最後まで見るなら15分で駅に着く計算になる。大別れ式のあとの自由渡御を途中で切り上げるか、泊まりにするかを先に決めておきたい。

駐車場は限られる。神輿には近づかない

臨時駐車場はいすみ市役所大原庁舎に置かれるが、公式には「台数に限りがあるため公共交通機関の利用を」と案内されている。シャトルバスの案内は出ていない。商店街の交通規制は2025年実績で両日12時から22時まで。海水浴場の駐車場は会場になるので停められない。

公式の注意でいちばん強い言い方をしているのが神輿との距離だ。動く神輿は「自転車や自動車と同じく、接触すると大変危険」とされ、警察と警備員の指示に従うよう求められている。会場および周辺でのドローン飛行は原則禁止。ゴミは持ち帰りになる。汐ふみを見るなら足元は砂浜なので、濡れてもいい靴のほうが気楽だ。見に行った人は「このお祭りのために学校が早く終わったり、休みにしてしまうぐらいです」と書いていて、子どもも大勢参加している。地元の実行委員会の会長は、この祭りを「年に1度、地域の人に会える貴重な機会。祭りは、人と人とが交流する昔から続く地域のコミュニティーなのでは」と語っている。

イセエビの季節と重なる。朝市は日曜だけ

祭りの時季は、いすみ市がイセエビで最も賑わう時期にあたる。2026年は8月9日から10月25日まで毎週日曜に「いすみイセエビまつり」が開かれる。千葉県のイセエビ水揚げ量は全国でも上位で、大原漁港沖は好漁場として知られる。大原・太東でとれる「真蛸」も千葉ブランド水産物に指定されている。

大原漁港の「港の朝市」は毎週日曜の8時から12時30分で、約30店が並ぶ。祭りが水曜・木曜なので当日は朝市の日ではない。前後の日曜に合わせて動くと、祭りと朝市を両方回れる。大別れ式の参集地点にある木戸泉酒造も地元の酒蔵で、祭りを支える存在として名前が出てくる。

なお2026年の日程・時刻・規制は、9月1日発行の広報いすみで確定する。荒天時の扱いを定めた公式の基準は公表されていないため、悪天候が見込まれる年は市や実行委員会の発表を当日に確認したい。過去に中止になったのは、落雷で参加者が負傷した2010年の2日目と、2020年・2021年の3回だけだ。

イベント情報
開催場所
大原海水浴場・大原中央商店街・大原小学校ほか
住所
千葉県いすみ市大原
主催者
大原はだか祭り実行委員会
料金
観覧無料
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次