【我孫子】旧井上家住宅「古民家×怪談×お月見」2026は9月26日、通常16時閉館の古民家が夜だけ開く|定員30人・LINE予約は9月3日9時から

旧井上家住宅の母屋を斜めから見たところ。唐破風の玄関と赤い大屋根

千葉県 9月26日(土)のイベント

旧井上家住宅「古民家×KWAIDAN(怪談)×お月見」は2026年9月26日17時30分から、我孫子市相島新田の市指定文化財で開催。小泉八雲「耳なし芳一」の朗読会。通常9月は16時閉館の施設が夜だけ開く特別回で定員30人・無料、LINE申請は9月3日9時から。中秋の名月と満月が2日ずれる年の十六夜。

  • 2026/9/26 17:30 - 2026/9/26 18:30
  • 旧井上家住宅 母屋
  • 無料

我孫子市の旧井上家住宅で、2026年9月26日(土)の夕方に「古民家×KWAIDAN(怪談)×お月見」が開かれる。小泉八雲『怪談』の朗読会の第2弾で、演目は「耳なし芳一」。定員30人・無料だが、この施設は9月に入ると午後4時に閉まる。つまりこの日は、通常なら閉館している時間に開く特別な回になる。

旧井上家住宅の母屋を斜めから見たところ。唐破風の玄関と赤い大屋根
会場となる旧井上家住宅の母屋。万延元年の建築で、玄関の上に唐破風がのる。
目次

古民家×怪談×お月見2026の開催概要

イベント名 旧井上家住宅イベント「古民家×KWAIDAN(怪談)×お月見」
開催日時 2026年9月26日(土)17時30分〜18時30分(受付17時〜)
会場 旧井上家住宅 母屋(千葉県我孫子市相島新田1)
演目 小泉八雲『怪談』より「耳なし芳一」、『平家物語』壇之浦の戦いと月を詠んだ和歌
出演 濱本まゆみさん、板倉すみ子さん(いずれも旧井上家住宅ガイドボランティア)
定員 30人(要予約・先着順)
費用 無料
持ち物 懐中電灯
申込 LINE申請のみ。2026年9月3日(木)9時〜9月24日(木)
主催 我孫子市教育委員会 生涯学習部 文化・スポーツ課(歴史文化財係 04-7185-1583)

通常は午後4時に閉まる古民家が、この日だけ夜に開く

旧井上家住宅の公開時間は、5月1日から8月31日が午前9時〜午後6時、9月1日から4月30日は午前9時〜午後4時(入場は閉館30分前まで)。9月26日は後者の期間に入るので、本来なら17時30分には門が閉まっている。

この朗読会は、その閉館後の時間帯にだけ開く回になる。入場無料の施設ではあるが、暗くなった母屋に上がれる機会は年にそう何度もない。定員30人という数字は、この建物で無理なく座れる人数と考えるのが自然だ。

2026年は中秋の名月と満月が2日ずれる。26日の月は十六夜

「お月見」と題されているが、実際にどんな月が出るのか。2026年の中秋の名月は9月25日(金)、天文学的な満月は9月27日1時49分で、両者が2日ずれる。国立天文台はこれを「今回のように2日ずれるのは少々珍しい」とし、前回は2017年、次は2043年だと書いている。

開催日の9月26日は、その間に挟まった十六夜にあたる。月齢は15.0で、中秋の名月の夜より満月に近い月が出る勘定になる。月の出は17時07分、方位はほぼ真東。受付開始の17時にはまだ昇っていないが、開演のころには東の空に出ている。

もっとも、朗読は母屋の中で行われる。月を長く眺めるというより、月が出ている時間帯に古民家の座敷で怪談を聴く組み立てだ。空模様は当日次第なので、月が見えなくても朗読は成立する内容だと考えておきたい。

「耳なし芳一」に平家物語の和歌を合わせる構成

旧井上家住宅の母屋室内。太い黒梁の下に畳の広間と花鳥の屏風
朗読会の舞台になる母屋の座敷。太い梁が天井を横切る。

市の案内によれば、今回は「耳なし芳一」の朗読に加えて、物語に関わる『平家物語』から壇之浦の戦いの場面と、月を詠んだ和歌を朗読で紹介する。芳一が琵琶で語っていたのが壇之浦の段だから、怪談の背景そのものを合わせて聴かせる構成になっている。

語り手は施設のガイドボランティア2人。第1弾は2026年2月7日(土)の「古民家×KWAIDAN(怪談)×民具」で、小雪の舞う真冬に濱本さんが単独で「葬られた秘密」と「ユキ・オンナ」を朗読し、実物の笠と蓑を並べて見せた。今回は板倉さんが加わって2人体制になる。真冬の雪女から秋の宵の芳一へ、という並びだ。

予約はLINE申請のみ。9月3日9時から受付

申し込みはLINE申請のみで、電話や窓口での受付は案内されていない。受付は9月3日(木)9時開始、締切は9月24日(木)。先着30人なので、9月3日の午前中に動けるかどうかが分かれ目になる。市の該当ページに二次元コードと申請ページへのリンクが載っている。

行きのバスは17時15分発が唯一、帰りは徒歩一択

JR成田線 布佐駅の南口。白と赤の駅舎と外付けのエスカレーター
徒歩約20分で会場に着く布佐駅南口。帰りはこの道を暗い中で戻ることになる。

会場は市の東端、利根川の舟運で栄えた布佐の郊外にある。最寄りはJR成田線の布佐駅で、南口から市民図書館・布佐下通りを経て徒歩約20分。駅を出て最初の数百mだけが市街地で、その先の約1kmは住宅地から農地の中の道になる。

徒歩5分ほどの位置に阪東バスの「南小学校前」があり、行きは布佐駅南口17時15分発(南小学校前17時18分)が受付にも開演にもきれいに収まる。ただし帰りは布佐駅方面の最終が南小学校前18時34分発で、18時30分に終演してから歩くとほぼ同時刻になる。19時台の便はない。我孫子市のコミュニティバスは土日祝が運休なので、9月26日は動いていない。帰りは徒歩20分の一択と考えておくのが安全だ。

市が持ち物に懐中電灯を挙げているのには理由がある。この日の日の入りは17時31分(千葉の値、我孫子もほぼ同じ)で、開演の17時30分がちょうど日没。終演の18時30分は日没から1時間後で、完全に暗い。会場の周りは農地で、コンビニは1.2km圏内に1軒もない。飲み物は布佐駅の周辺で買ってから歩くのが正解になる。トイレは2024年に屋外トイレが設置された。

車の場合は手賀沼ふれあいライン沿いに専用駐車場があり、大型観光バスも停められる規模なので、駐車場の心配はいらない。

会場は、銀座の食料雑貨商が開いた新田の屋敷

会場そのものにも来歴がある。井上家は江戸時代前期から江戸尾張町、いまの銀座で食料雑貨商「近江屋」を営んでいた家で、4代目・井上佐次兵衛の代に享保の改革の一環だった手賀沼の干拓事業に参入してこの地へ移り、相島新田を開いた。

敷地には母屋・表門・二番土蔵・新土蔵・旧漉場・裏門など9棟の歴史的建造物が残る。朗読会の舞台になる母屋は万延元(1860)年の建築で、二番土蔵はさらに古い嘉永4(1851)年。旧漉場と裏門などが大正後期、新土蔵が昭和初期に建てられ、2012年12月28日に市の指定文化財となった。旧漉場は油を漉す作業場だった建物で、東側の土蔵は洪水に備えて地盤を一段高くした「水塚」の上に建っている。

この屋敷は2008年に国の登録有形文化財となったあと、2018年に登録が抹消されたという珍しい経歴も持つ。近年は映画『ミステリと言う勿れ』のロケ地にも使われ、2つの土蔵を装飾して蔵が4つある設定で撮影したと市が公開している。手賀沼の干拓で財を成した豪農の屋敷構えが、そのまま残っている場所だ。

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イベント情報
開催期間
2026/9/26 17:30 - 2026/9/26 18:30
開催場所
旧井上家住宅 母屋
住所
千葉県我孫子市相島新田1
主催者
我孫子市教育委員会 生涯学習部 文化・スポーツ課
料金
無料
状態
開催予定
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