【鴨川】鴨川合同祭2026は9月12日・13日、1トンの担ぎ屋台を50〜60人で担ぐ|神輿総上げは初日21時

市街地の道路を進む鴨川の担ぎ屋台。金色の屋根に朱色の房を垂らした屋台を、白い法被に青い帯や鉢巻きの担ぎ手たちが3本の太い角材を肩に食い込ませて担いでいる。背景にはタクシー会社の看板と信号機、商店の建物が並ぶ

Event Overview

鴨川合同祭2026は9月12日(土)・13日(日)、安房鴨川駅周辺で開催。初日21時のKamogawa SEASIDE BASE駐車場での神輿総上げが最大の見せ場です。重さ約1トンを50〜60人で担ぐ市指定文化財「大浦の担ぎ屋台」、明治に神田祭から買い取った山車2台、2025年に復活した装束「緞子」まで。露店・交通規制・駐車場の実情もまとめました。

  • 2026/9/12 13:00 - 2026/9/13 22:00
  • 安房鴨川駅周辺・Kamogawa SEASIDE BASE ほか鴨川市街地
  • 無料
市街地の道路を進む鴨川の担ぎ屋台。金色の屋根に朱色の房を垂らした屋台を、白い法被に青い帯や鉢巻きの担ぎ手たちが3本の太い角材を肩に食い込ませて担いでいる。背景にはタクシー会社の看板と信号機、商店の建物が並ぶ
市指定無形民俗文化財「大浦の担ぎ屋台」。肩に載る3本の担ぎ棒は波を表しているとされる(出典:鴨川市/令和7年の様子)

鴨川の市街地にある神社が、そろって同じ週末に祭りを出す。鴨川合同祭は2026年9月12日(土)・13日(日)の2日間。神輿7基、山車3台、屋台4台に加えて、重さ約1トンの担ぎ屋台が街を練り歩く。

目次

2日間の流れは初日が夜、2日目が昼

千葉県公式観光サイト「ちば観光ナビ」が掲載している2026年のスケジュールでは、初日の12日は13時から22時まで。16時30分に山車3台と屋台4台がマリーナ周辺の道路に集まって手打ち式を行い、20時30分に神輿6基と担ぎ屋台がKamogawa SEASIDE BASEの駐車場に集結、21時に神輿総上げとなる。ここが初日の頂点だ。

2日目の13日は12時から22時まで。正午に神輿・山車・屋台がKamogawa SEASIDE BASEの駐車場に集まって屋台と山車の太鼓の競演があり、12時30分に安房鴨川駅へ向けて渡御と巡行が始まる。前年は駅前への集結が15時ごろだったので、2日目に駅前で見たい人は時間の感覚を更新しておきたい。

開催概要

行事名 鴨川合同祭(鴨川地区合同祭)
開催日 2026年9月12日(土)13:00〜22:00/13日(日)12:00〜22:00
会場 安房鴨川駅周辺・Kamogawa SEASIDE BASE ほか鴨川市街地
規模 神輿7基・山車3台・屋台4台・担ぎ屋台1基
観覧料 無料
露店 Kamogawa SEASIDE BASE周辺に約20店(前年実績)
アクセス JR外房線 安房鴨川駅から徒歩約10〜20分
駐車場 専用駐車場なし。市内の市営駐車場等を利用(無料)
荒天時 中止・順延の規定は公表なし

1トンの担ぎ屋台を50〜60人で担ぐ

この祭りの主役は、大浦地区の「担ぎ屋台」だ。鴨川市の指定無形民俗文化財で、車輪で引くのではなく、屋台そのものを人が肩に担ぐ。重さは約1トン。担ぐには50人から60人が要る。

形にはすべて意味がある。市の説明によれば、屋台は波間に浮かぶ小舟、担ぎ手は海、肩に載る3本の担ぎ棒は波、笛や太鼓は漁師の喜怒哀楽を表す。大漁祈願と無病息災を託して創作されたもので、初めて披露されたのは1833年。この形式は全国でも珍しい。各神社は街へ出る前に「潮垢離(しおごり)」を行う。浜で海水をくみ上げ、神輿や山車にかけて清める儀式で、前年、大浦八雲神社は鴨川漁港でこれを行っている。

夕暮れの神社境内。石鳥居の手前に提灯を灯した屋台が据えられ、その周りを白装束や赤い法被の担ぎ手、浴衣姿の見物人が大勢取り囲んでいる。背景は木立と社務所の建物
宮出しを待つ境内。担ぎ手と見物人が屋台の周りを埋める(出典:鴨川市/令和7年の様子)

神田祭の山車が、明治に鴨川へ渡ってきた

山車も由緒がある。日枝神社と山王講が持つ山車は、もともと江戸の神田祭で25番山車として1851年に作られたもので、乗る恵毘須人形は神田祭35番山車の人形として1829年に作られた。神田新石町と神田白壁町が持っていたものを、1909年に鴨川が買い取っている。市の指定有形民俗文化財だ。

諏訪講の山車も同じで、神功皇后の人形は神田祭5番山車の一揃い、源頼義の人形は神田祭36番山車のもの。1910年に神田鍋町から、頼義人形は大正中ごろに神田松田町から購入した。おもしろいのは今の使い方で、この2体を1日ずつ交互に載せ替えて引き回す。12日と13日で、諏訪の山車の上に立つ人形が入れ替わる。

2025年に復活した「緞子」という装束

担ぎ手の集まりは「水交団」と呼ばれ、かつては地元の漁師の集まりだったとされる。彼らが身につける「緞子(どんす)」は、鴨川市郷土資料館によれば大正時代以前に若衆が相撲の化粧まわしを参考に作ったのが始まりで、一人前になった証しとして漁師が最初の給料で買って着けたという。

それが「担ぎにくい」などの理由で見かけることが減っていた。文化を残そうと、2024年の合同祭が終わった10月ごろから市内の理美容師である山口春樹さんを中心に制作が進められ、2025年の祭りで披露された。担ぎ手の腰まわりに目をやると、復活したばかりのものが見られる。

担ぎ手は男だけではない。前年の記録写真には、白い法被にピンクの帯を締めた女性たちが神輿を担いで夜の道を進む場面が残っている。

参加は7社か8社か、集結は6社

参加神社の数は、資料によって食い違う。鴨川市の広報は大浦八雲神社・白幡神社・日枝神社・熊野神社・横渚八雲神社・諏訪神社・八幡神社の7社としており、ちば観光ナビはこれに厳島神社を加えた8社と書いている。

そして集結行事に出るのは全社ではない。前年の交通規制図には「貝渚を除く6社」と3か所すべてに明記されていた。貝渚の八幡神社は地区内を独自に巡行するとみられる。「神輿7基が一斉に駅前へ集まる」と思っていると、数が合わずに戸惑うことになる。なおこの祭りは1982年に各地区の日程を統一して第1回が開かれ、2000年から9月第2週の土日に固定された。2020年から2022年はコロナ禍で3年続けて中止になっている。

交通規制と駐車場は当日の掲示で確かめる

2日間とも市街地の広い範囲で通行止めが入る。前年は7区間に規制がかかり、初日は朝9時から23時30分まで、2日目は12時30分から22時まで、区間ごとに時間を分けて止めていた。鴨川市が規制図のPDFを公開するのが例年の運用だが、8月上旬の時点では公開されているのは前年版のままだ。出かける前に更新を確認したい。

専用の駐車場はなく、案内は「市内市営駐車場等をご利用ください」にとどまる。駅前道路も規制の対象に入るため、路線バスやタクシーの乗り場が動く可能性がある。安房鴨川駅は東口と西口の両方にバスのりばがあるので、帰りの便は現地の掲示で確かめておくと安心だ。露店はKamogawa SEASIDE BASE周辺に約20店で、初日の夜が中心になる。

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イベント情報
開催期間
2026/9/12 13:00 - 2026/9/13 22:00
住所
千葉県鴨川市貝渚2202 ほか
主催者
鴨川合同祭 祭典本部
料金
無料
状態
開催予定
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