【印西】別所の獅子舞2026は8月24日16時、約800年続く三匹獅子と同日公開の地蔵菩薩立像

青竹を立てた花場で舞う別所の獅子舞と花笠持ちの小学生

Event Overview

青竹を立てた花場で舞う別所の獅子舞。手前は花笠持ちの小学生(出典: 印西市) 印西市の別所地蔵寺で、2026年…

  • 2026/8/24 16:00 - 2026/8/24 17:15
  • 別所地蔵寺
  • 無料
別所の獅子舞。青い装束の舞人が獅子頭をかぶって跳び、四隅にピンクの花笠をかぶった小学生が座る
青竹を立てた花場で舞う別所の獅子舞。手前は花笠持ちの小学生(出典: 印西市)

印西市の別所地蔵寺で、2026年8月24日(月)16時から「別所の獅子舞」が奉納される。約800年前から続くと伝わる市指定無形民俗文化財で、雄獅子・中獅子・女獅子の三匹が笛の囃子に合わせて舞う。月曜の夕方、寺の境内の砂地で1時間あまり。2025年は約150人がこれを見に集まった。

目次

別所の獅子舞2026の開催概要

名称 別所の獅子舞(印西市指定無形民俗文化財)
日時 2026年8月24日(月)16時〜(所要 約1時間15分)
会場 別所地蔵寺(印西市別所1012)
料金 無料
駐車場 なし(広報いんざい令和8年8月号に明記)
保持団体 別所獅子舞保存会
問い合わせ 印西市 文化振興課文化財係 0476-33-4714

例年は8月23日に宝泉院、24日に地蔵寺で演じられている。ただし2026年について市が広報で告知しているのは24日の地蔵寺だけなので、23日を目当てにするなら文化財係へ確認してから動きたい。

笛が2人、獅子が3匹、花笠の小学生が4人

舞い手の構成は決まっている。笛を吹く楽人2人、腹に太鼓を付けた雄獅子・中獅子・女獅子の3人、そして花笠を持つ小学生が4人。演目は「道笛」「讃仰の舞」「愛楽の舞」「鎮護の舞」「降伏の舞」と続く。1匹の女獅子と2匹の男獅子が舞い、男獅子が外敵を威圧する所作が、厄除け地蔵尊の悪疫退散の誓願を表しているとされる。

2024年に見た人の記録では16時ごろに始まって17時15分ごろまで。四隅に青竹を立てた「花場」が舞台になり、その中で獅子が跳ぶ。花笠の子どもたちは四隅にしゃがんで場を囲む。境内にはトイレと給水所がある。

約800年前、悪疫退散を祈って村を巡ったのが始まり

別所地蔵寺の境内で舞う獅子3匹。石段と紅白幕、笛師や僧侶、見物客が写る
2025年8月24日の公開の様子。石段の前に紅白幕を張って舞う(出典: 印西市)

印西市の説明によれば、獅子頭をかぶって囃子をつけ、村内を巡り歩いて悪疫退散を祈願していたのが始まりで、そこに猿楽や能楽の要素が入り、江戸時代初期あたりから現在の形になったという。江戸時代には春・夏・秋の年3回行われていた。文化財としての指定は昭和41年4月19日で、県ではなく印西市の指定だ。

印西市には三匹獅子舞が複数伝わっている。県指定の鳥見神社の獅子舞、市指定の八幡神社の獅子舞、いなざき獅子舞。そのなかで八幡神社の獅子舞は令和8年4月19日の開催分が中止になった。担い手の確保が簡単ではないなかで、別所は2026年も予定通り告知されている。保存会は2025年秋に小中学生向けの体験会も開いていて、次の世代へ渡す作業を続けている。

舞台になる寺は天台宗の金龍山 寳泉院 地藏寺。境内は南側の入口から参道が2つに分かれ、東が熊野神社、西が地蔵堂という配置だ。この熊野神社には中曽根康弘元首相の揮毫による神額が掲げられていると地域メディアが現地写真つきで報じているが、その由来や年代を示す資料は見つかっていない。境内には享和3年(1803年)に瞽女3人が願主として名を連ねた手水石も残る。獅子舞を待つあいだに見て回れるものが、この境内には案外多い。

同じ日に県指定の地蔵菩薩立像も公開される

8月24日は、地蔵寺が持つ県指定有形文化財「木造地蔵菩薩立像」も公開される。時間は9時から18時まで。ただし11時から13時、そして16時から17時は公開されない。16時からの1時間は獅子舞の時間だからだ。

つまり仏像と獅子舞の両方を見るなら、15時台に着いて先に拝観してから舞を見るか、17時以降に回すかのどちらかになる。暑い時間を避けたいなら、15時台に境内に入って仏像を見て、そのまま日陰で待つ組み立てがいい。

駐車場はない。ふれあいバスは15時04分の便が使える

広報いんざいには「※駐車場なし」とはっきり書かれている。北総線の印西牧の原駅や千葉ニュータウン中央駅は市内でも反対側の新市街地なので、実質の最寄りはJR成田線の木下(きおろし)駅になる。ただし駅から寺までは約1.9キロ、徒歩24〜25分。8月下旬の夕方にこれを歩くのはなかなかつらい。

そこで使えるのが印西市のふれあいバスだ。中ルートに「熊野神社前」という停留所があり、下車すぐが会場になる。令和8年2月1日にダイヤ改正と路線再編があったが、改正後の中ルート時刻表にも熊野神社前は残っている。行きに使えるのは次の便だ。

区間 時刻 備考
木下駅南口 → 熊野神社前 15:04発 → 15:11着 開演前に着く便。仏像の拝観にも間に合う
木下駅南口 → 熊野神社前 16:44発 → 16:51着 舞の途中に着く
熊野神社前 → 木下駅南口 16:57発 → 17:04着 木下駅方面はこれが最後
熊野神社前 → 印西牧の原駅南口方面 17:54発 市役所18:03着。牧の原側へ抜ける便

つまり15時04分の便で入り、仏像を拝観してから16時の舞を見るのが一番きれいに収まる。ただし帰りは注意がいる。木下駅方面へ戻る便は熊野神社前16時57分発が最後で、舞の終わり(17時15分ごろ)まで見ると乗れない。最後まで見るなら17時54分発で牧の原方面へ抜けるか、木下駅まで歩くかになる。ふれあいバスは中ルート1日13便、どこまで乗っても100円均一で毎日運行。運行事業者は京成バス千葉セントラルの印西営業所(0476-46-0022)で、時刻は印西市の公式サイトで確認できる。

案内人協会の歴史散策は8月1日から先着受付

同じ日に、印西ふるさと案内人協会が「『別所の獅子舞』見学と歴史散策」を実施する。14時30分から17時30分(受付14時15分〜)、木下万葉公園駐車場に集合し、竹袋稲荷神社、三宝院、宝泉院を経て地蔵堂で獅子舞を見学して戻る約4キロのコースだ。定員25人、参加費300円で、保護者同伴の中学生以下は無料。申し込みは8月1日(土)9時からメールか協会サイトで先着順。熱中症アラートが出た場合は中止になる。

一人で行くと背景が分からないまま終わりかねない行事なので、解説つきで歩けるこの枠は貴重だ。定員25人と少ないので、8月1日の受付開始日に動きたい。

見物は花場のすぐ外側から

2025年の写真を見ると、囃子を吹く笛師のすぐ隣に見物客が立ち、花場を囲む青竹の外側から獅子の足元まで見える距離感だ。三脚を立ててビデオを回している人も写っているが、撮影の可否について公式のアナウンスは出ていない。人垣の後ろから背伸びして覗くような行事ではないので、開演前に境内へ入って立ち位置を決めておけば、800年伝わってきた舞を最初から最後まで追える。給水所とトイレは境内にある。

バスを待つあいだは木下貝層へ

散策の集合場所になっている木下万葉公園には、国の天然記念物「木下貝層」がある。約12万年前の古東京湾の堆積層で、厚さ4.3メートル・長さ45メートルにわたって100種類以上の貝化石が密集する露頭を見学できる。採集は法律で禁止されているので、見るだけだ。木下駅から徒歩10分ほどなので、行きのバスまで時間が余ったときの寄り道にちょうどいい。

千葉の獅子舞・伝統行事の関連記事

イベント情報
開催期間
2026/8/24 16:00 - 2026/8/24 17:15
開催場所
別所地蔵寺
住所
千葉県印西市別所1012
主催者
別所獅子舞保存会
料金
無料
状態
開催予定
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次