北の丸大妖怪展は12月6日まで|国立公文書館は無料、科学技術館は入館料950円、展示替えの日程と記念品

北の丸大妖怪展のチラシ

東京都 10月16日(金)のイベント

北の丸大妖怪展は12月6日まで。国立公文書館の「遊ぶ もののけ」は無料、科学技術館の「百鬼騒乱」は大人950円。片方しか開かない4日間、河童や化け猫の展示替え日程、木札風キーホルダーのもらい方も紹介します。

  • 2026/11/4・2026/11/5・2026/11/6・2026/11/7ほか全33日
  • 国立公文書館 東京本館・科学技術館
  • 国立公文書館は無料/科学技術館は入館料(大人950円、65歳以上850円、中高生600円、4歳以上の子ども500円)

「北の丸大妖怪展」は、北の丸公園で隣り合う国立公文書館と科学技術館が初めて組んだ企画で、12月6日(日)まで開かれています。河童をはじめ江戸時代の本に描かれたもののけが並ぶ国立公文書館の「遊ぶ もののけ」は無料で予約もいりません。科学技術館の「百鬼騒乱」は入館料(大人950円、中高生600円、4歳以上の子ども500円)だけで見られます。両館は約200m離れていて、最寄りはどちらも東京メトロ東西線の竹橋駅1b出口。ただし休館日が違うので、11月9日・11日・16日・24日は片方しか開いていません。

「科学技術館×国立公文書館 北の丸大妖怪展 2026.10.16〜12.6」と書かれた黄色地のチラシ上部。猫の妖怪のイラストが添えられている
北の丸大妖怪展のコラボイベントのチラシ(出典:国立公文書館)
目次

2つの会場の時間と料金

国立公文書館 科学技術館
展示名 遊ぶ もののけ ―妖怪と幻獣の江戸時代― 百鬼騒乱 ~災いと妖怪伝承~
会期 10月16日(金)〜12月6日(日) 10月16日(金)〜12月6日(日)
時間 9:15〜17:00 9:30〜16:50(入館は16:00まで)
料金 無料・予約不要 入館料のみ。大人950円、65歳以上850円、中高生600円、4歳以上の子ども500円
場所 東京本館 1階展示ホール(千代田区北の丸公園3-2) 4階サイエンスギャラリー(千代田区北の丸公園2-1)
見るもの 江戸時代の本や記録の実物 妖怪伝承と防災を解説するパネル

かかる時間の目安としては、@yourei9さん(10月27日)が国立公文書館30分、科学技術館のパネル展15分だったと書いています。@yourei9さんは、パネル展に950円は高いと思われるかもしれないが公文書館は無料だから、とも書いています。入館料で科学技術館の常設展も見られるので、子ども連れなら合わせて回れます。

片方しか開いていない4日間

国立公文書館は月曜休館(11月23日と30日は開館し、11月24日は休館)。科学技術館は11月4日と11日の水曜が休館で、そのあとは会期末まで休みなしです。

日付 国立公文書館 科学技術館
11月9日(月) 休館 開館
11月11日(水) 開館 休館
11月16日(月) 休館 開館
11月24日(火) 休館 開館

科学技術館は平日に学校団体が多く来ますが、おおむね14時30分以降はゆっくり見られます。

国立公文書館「遊ぶ もののけ」:来る日で変わる妖怪

もとは凶事の知らせとして恐れられた怪異を、江戸時代の人々は「もののけ」として面白がり、ときには実在の生き物として本にまとめました。堅い公文書のイメージがある館ですが、10月30日の解説会に参加した@obsmesshiさんによると、お堅い本が多い所蔵資料の中から怪異や妖怪を探し出した展示だそうです。

『日東本草図纂』の説明と、鳥に似た生き物、桶のそばの猿のような生き物、黒い毛に大きな目の生き物を描いた資料の写真
『日東本草図纂』はチラシでも大きく紹介されています(出典:国立公文書館 チラシ)

いくつかの資料は会期中に5回、開くページが替わります。これから見られるのは次のとおりです(②は11月6日まで)。

資料 ②10/24〜11/6 ③11/7〜11/15 ④11/17〜11/23 ⑤11/25〜12/6
日東本草図纂 無傷、蛇 渕龍、箱根山老猫 クチバミ、山女臈 怪虫、鬼髑
魚介図 人魚 龍 龍 龍
水虎考略 河童2 河童3 河童4 河童5
弘賢随筆 墓洗い 墓洗い(パネル) 墓洗い(パネル) 墓洗い(パネル)
街談文々集要 鮫、化け猫 狐憑、猫のたたり 白蛇、古狸 鵺、琴の幽霊
天保雑記 きかざり きかざり(パネル) きかざり(パネル) きかざり(パネル)
縮地千里 まいない鳥 かたつむり かたつむり かたつむり

会いたい妖怪がいるなら日付で選べます。猫なら「化け猫」が11月6日まで、「猫のたたり」「箱根山老猫」は11月7日〜15日。『水虎考略』の河童は毎回違う図が出ます。『魚介図』の人魚と、墓洗い・きかざりの実物は11月6日で見納めで、そのあと墓洗いときかざりはパネルに替わります。

『街談文々集要』の説明と、荒波の上の赤い怪魚と船、屋内で刀を構える人物、着物の女性を描いた資料の写真
『街談文々集要』には猫のたたりや怪魚が登場します(出典:国立公文書館 チラシ)

行った人の投稿で名前が挙がるのは、ちょっと間の抜けたものたちです。@mth_slrさんは「勝手にご飯を炊く老法師」「墓石を磨くもののけ」「成金を揶揄するもののけ」を挙げ、@az_mogura88さんはご飯を炊いてくれる下谷入道がお気に入り。@qed32eqさんは『耳嚢』に出てくる、用事ができたので仕事を辞めたいと律儀に申し出る魍魎が印象に残ったそうです。@kuritarou13さんは九尾の狐、鵺、人魚、河童、白澤を挙げて「へんちくりん過ぎてむしろ可愛いヤツまでいる」と紹介しています。安倍晴明が鬼に出会う『今昔物語集』の話も出ています。ショップでは河童のクリアファイルを買った人もいました。

11月18日の展示解説会

企画した職員が見どころを話す解説会の最終回は、11月18日(水)14時から40分ほど、東京本館4階の会議室で開かれます。無料で定員40名の先着順、11月16日(月)17時までに受付フォームかメールで申し込みます。

科学技術館「百鬼騒乱」:妖怪から読む災害

地震や水害、土砂災害、感染症の記憶が、妖怪や神の話として土地に残ってきたことをパネルで解説する巡回展です。名古屋市港防災センターと兵庫県立人と自然の博物館が制作しました。来場者の写真に写っているパネルの題材は、ダイダラボッチ、小玉鼠、法螺、鯰、龍蛇、やろか水、天狗など。妖怪ごとに黒地の解説パネルがあり、下に小さなイラスト付きのカードが添えられています。

龍と妖怪の絵が重なる暗い背景に「百鬼騒乱 災いと妖怪伝承」の題字が入ったパネル企画展のポスター
「百鬼騒乱」のポスター(出典:国立公文書館(PR TIMES))

規模については、@ha_g1さんが「やや小規模」としつつ、怪異と現代の解説が興味深く、特にやろか水は今年を思い出したと書いています。@hne721さんの感想は「派手さは無いけど分かりやすい解説で面白かった」。同じ会場には国立公文書館の資料の複製も出張展示されています。

最終日12月6日は映画の上映会

妖怪と防災をテーマにしたドキュメンタリー映画「君とそなえる妖怪は」を4階B室のシンラドームで上映し、そのあと小川光一監督の防災講演会があります。入館料だけで見られ、定員62名の整理券を当日9時30分から会場で配ります。始まりは13時30分。科学技術館の案内には終わりが14時15分とも、約75分とも書かれていて時間が合わないため、予定を組むなら館に確かめてください。

両方回るともらえる記念品

両館を訪れた人には、アクリル端材で作った木札風のキーホルダーがもらえます。受け取るのは国立公文書館1階のショップカウンターで、科学技術館の入館券を見せます。色は選べず、くじで決まるとの投稿もありました。投稿写真には紫や緑のものが写っています。

  • 招待券や前売券は入館日の押印がある半券を、年間パスポートは会期中に有効なものを見せます
  • 3歳以下は対象外で、数に限りがあります
  • 国立公文書館の休館日には受け取れません

入館券が必要なので、科学技術館(入館は16時まで)を先に回り、国立公文書館(17時まで)へ移動すると一度で済みます。チラシの裏はスタンプラリーの台紙で、スタンプは国立公文書館の1階と、科学技術館の3階運営部事務室前にあります。チラシはPDFでも公開されています。

行き方と、あわせて寄れる展覧会

  • 国立公文書館:竹橋駅1b出口から徒歩5分
  • 科学技術館:竹橋駅1b出口から徒歩約550m、九段下駅2番出口から徒歩約800m

科学技術館に専用駐車場はなく、北の丸公園の有料駐車場も台数が限られるので、電車で行くのが確実です。

すぐ近くの東京国立近代美術館では竹久夢二展が2027年1月11日まで開かれていて、先ほどの@yourei9さんもこの2館のあとに回っています。

参照した公式情報

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