佐倉城址公園の駐車場と歩き方|歴博の駐車場とは別

芝に覆われた城跡の空堀と土塁。手前から奥へV字に切れ込んだ堀が伸び、両側の土塁の上には刈り込まれた生垣と桜とみられる落葉樹が並ぶ。青空に雲が浮かぶ

佐倉城址公園へ車で行く場合、市が案内している駐車場は佐倉東高校わきの「自由広場」です。駐車料金は無料。隣接する国立歴史民俗博物館の駐車場は、博物館利用者向けです。

カーナビでは佐倉東高校(佐倉市城内町278)を目印にし、現地では自由広場の駐車場へ進んでください。高校の敷地に駐車する案内ではありません。

芝に覆われた城跡の空堀と土塁。手前から奥へV字に切れ込んだ堀が伸び、両側の土塁の上には刈り込まれた生垣と桜とみられる落葉樹が並ぶ。青空に雲が浮かぶ
芝に覆われた空堀と土塁。この起伏そのものが遺構で、園路はその間を通る(2015年9月撮影)/写真:EXECUTOR(パブリックドメイン)
目次

公園の駐車場と、博物館の駐車場は別

市の公園案内では、駐車場案内図の黄色が公園利用者向けの自由広場、青色が歴博利用者向けの駐車場です。

駐車場 利用目的・場所 料金・注意点
自由広場 公園利用者向け。佐倉東高校の西隣 無料。桜・菖蒲の時期は満車や周辺道路の混雑に注意
国立歴史民俗博物館の駐車場 博物館利用者向け 通常は無料。公園だけの利用では自由広場へ

自由広場の無料案内は市の2026年桜イベント案内にも掲載されています。公園内を車で通り抜けることはできません。

歴博では2026年3月25日〜4月7日、入館しない人を対象に1回1,000円の有料運用がありました。これは期間限定の措置です。現在の通常案内は無料ですが、花見の時期などは歴博の駐車場のお知らせとアクセス案内を確認してください。

駐車場も24時間使える?

100名城スタンプは24時間押せますが、市の駐車場案内には自由広場の開閉時間が記載されていません。早朝・夜間に車で訪れる場合の確認先は、公園管理センター(043-484-0679)です。

電車・バスでのアクセス

市は桜と菖蒲のシーズンに公共交通機関の利用をすすめています。京成佐倉駅から徒歩約20分、JR佐倉駅から徒歩約25分です。

出発駅 バス乗り場・行き先 下車後
京成佐倉駅 南口1番・田町車庫行き 国立博物館入口、または国立歴史民俗博物館で下車、徒歩約5分
JR佐倉駅 北口1番・田町車庫行き 同上。宮小路町下車なら徒歩約10分で、くらしの植物苑側へ

運行は京成バス千葉イーストです。乗り場は歴博のアクセス案内、公園までの徒歩時間は市の公園案内によります。

歩くのは城の地形。空堀と土塁がそのまま残っている

市の説明によれば、佐倉城は慶長15年(1610年)に佐倉へ封ぜられた土井利勝が翌年から元和2年(1616年)までに築いた平山城です。北に印旛沼、西と南に鹿島川・高崎川が流れる低地へ、標高30m前後の台地先端が西向きに突き出した地形を利用し、水堀・空堀・土塁で守りを固めました。

その地形が公園の骨格になっています。天守閣跡、巨大な馬出し空堀、水堀に守られた南出丸と西出丸が見どころだと市は書いています。堀の底や土塁の上を通る道があり、平坦な公園を想像して来ると歩く量が変わります。天守閣跡の脇には土井利勝が植えたと伝わる樹齢約400年の「夫婦モッコク」(千葉県指定天然記念物)があります。

園内には、乳母が子どもを池のほとりで遊ばせていて誤って溺れさせたという話が伝わる「姥が池」、茶室の三逕亭、菖蒲園、牡丹や梅、紅葉もあります。

冬の水堀。手前に水面が広がり、対岸に草に覆われた土塁がゆるやかな稜線を描く。奥は落葉した木立と常緑樹の斜面、左手には送電線と鉄塔が見える
水堀と出丸の土塁。城の守りがそのまま園内の景色になっている(2015年1月撮影)/写真:Nankou Oronain(CC BY-SA 3.0)

建物はほぼ残っていない。残るのは西出丸の門ひとつ

期待の方向を間違えやすいのがここです。市の説明は明快で、佐倉城は明治時代に連隊が置かれる際に解体されたため、城内の建造物は西出丸にある小規模な薬医門のほかは一切残っていません。天守閣も櫓も門も、跡地だけです。

それでも大手門跡から西の台地は市の史跡として良好に保存されており、往時の地形をしのべる、というのが市の位置づけです。千葉県で唯一、日本100名城に選定されているのもこの保存状態によります。石垣を見に行く城ではなく、土の造形を見に行く城だと考えると外しません。

木立に囲まれた薬医門。瓦屋根を2本の柱が支え、門の下を舗装された細い園路が通り抜けている。右手の土塁の斜面には落ち葉に埋もれた階段が上へ続く
西出丸の薬医門。城内で唯一残る建物で、右手の土塁には園路から上がる階段がある(2006年9月撮影)/写真:Monado(CC BY-SA 2.5)

陸軍の遺構が各所に残っている

城が壊された理由そのものが、この公園のもうひとつの層になっています。明治維新後、城址には陸軍歩兵第二連隊(のちの第五十七連隊、通称・佐倉連隊)が置かれ、昭和20年の終戦まで軍隊が駐屯していました。市の散策マップには「飛び降り訓練用の12階段」や佐倉連隊倉庫(脂油庫)、佐倉兵営跡の碑、東京鎮台佐倉営所病院跡の碑が記されています。城跡を歩いているつもりで、近代の訓練施設に行き当たる構造です。

公園の本格的な整備が始まったのは昭和54年度からで、水堀の復元、本丸跡・出丸跡・三逕亭の整備が進みました。昭和58年には明治百年記念事業として、隣接地に国立歴史民俗博物館が開館しています。

100名城スタンプは、管理センターで24時間押せる

日本100名城のスタンプ(No.20 佐倉城)は佐倉城址公園センター(管理センター)にあります。公園東端の自由広場、佐倉東高校の西隣にある城郭風の建物で、国立歴史民俗博物館とは反対側です。

スタンプは建物内と入口前の台にあり、365日24時間押せます。展示室に入れる時間とは異なります。歴博ミュージアムショップのスタンプ台は当面撤去と市が案内しています。

センターは佐倉城の模型や古写真、出土遺物を展示していて、開館時間は4〜10月が9時〜17時、11〜3月が9時〜16時30分、1月1日から3日は休館です。歴博の駐車場からは徒歩10分ほどかかると市は書いています。

茶室の三逕亭は、一服800円で立ち寄れる

園内の茶室・三逕亭は、昭和57年に東京の乃木神社から譲り受けて解体・移築復元したものです。京都・大徳寺孤篷庵の忘筌を模した造りで、三つの道(逕)が合する場所にあることから名づけられました。

日曜日や祝日を中心に呈茶席が設けられ、10時から15時30分、一服800円(お菓子付き)です。市は料金を改定したと明記しています。日時の詳細は文化課(043-484-6191)の扱いです。

貸席の掲載料金は半日5,500円、1日11,000円で、市外居住者は倍額です。ただし市のページには飲食を伴う貸室利用の中止案内も残っています。呈茶席とは別の扱いなので、貸席の可否は公園緑地課(043-484-6165)へ確認してください。

桜・菖蒲の時期は公共交通機関で

市の2026年の桜案内では、歴博を含む佐倉城址に約50品種・1,000本以上の桜があるとされています。公園だけの本数とは区別してください。桜と菖蒲のシーズンは駐車場が満車になり、周辺道路も混雑すると市が案内しています。

なお園内でのドローンの飛行は、佐倉市都市公園条例第5条8号の「公園の公衆の利用を妨げる行為」に当たるとして原則禁止です。落下による負傷の可能性が理由として挙げられています。

隣の国立歴史民俗博物館は、別の条件で動く

公園の郭の一部に建つ国立歴史民俗博物館は、公園とは開いている時間も休みも別です。開館時間は3〜9月が9時30分〜17時、10〜2月が9時30分〜16時30分で、入館は閉館の30分前まで。休館日は毎週月曜(祝日の場合は開館し翌平日休館)と年末年始(2026年12月27日〜2027年1月5日)です。同じ敷地内にあるくらしの植物苑は通年9時30分〜16時30分で、入苑も閉苑の30分前までとなっています。

入館は有料で、2026年8月18日には第4展示室の一部閉鎖が告知されています。月曜に公園だけを歩くつもりなら問題ありませんが、博物館を組み込むなら曜日と展示の状況を先に確かめてください。

園路の立ち入り制限と問い合わせ

園内では現地の立入禁止表示に従ってください。車いすやベビーカーで通る経路、園路の通行可否については、公園管理センターへお問い合わせください。

佐倉城址公園管理センター:043-484-0679/佐倉市公園緑地課:043-484-6165。

佐倉城址公園で開かれるイベントの記事

公園と歴博の公式案内

公園の利用は佐倉市の公園案内、博物館を一緒に訪れる場合は国立歴史民俗博物館の開館カレンダーをご覧ください。歴博には月曜以外の休館日や臨時休館もあります。

写真:空堀と土塁=EXECUTOR(Wikimedia Commons/パブリックドメイン)、水堀=Nankou Oronain(CC BY-SA 3.0)、薬医門=Monado(CC BY-SA 2.5)

最新の施設情報

営業中

ジャンル
歴史公園(城跡)
住所
千葉県佐倉市城内町官有無番地
営業時間
公園の開園時間は市が公示していない。佐倉城址公園センターは4〜10月が9時〜17時、11〜3月が9時〜16時30分。100名城スタンプは建物内外にあり24時間押せる
休業日
公園に定休日の案内はなし。佐倉城址公園センターは1月1日〜3日休館、茶室の三逕亭は12月25日〜1月4日休館
駐車場
市は佐倉東高校西隣の自由広場(無料)を案内。カーナビの目印は佐倉東高校(城内町278)。歴博駐車場は博物館利用者用。桜・菖蒲期は公共交通推奨。自由広場の開閉時間は管理センターへ確認。
料金
入園無料。茶室・三逕亭の呈茶席は一服800円(お菓子付き)。貸席は半日5,500円、1日11,000円で市外居住者は倍額
  • 無料
  • 駐車場あり

情報確認日: 2026-09-22

この施設のイベント

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