【野田】企画展「晴れの日の服装」2026年9月28日まで入館無料|9月12日・23日は学芸員の解説45分

企画展「晴れの日の服装」の公式チラシ。淡いピンク地に縦書きで「晴れの日の服装」、左に丸紋を散らした白地の和装、右にトルソーへ着せた灰青の羽織と縞の袴、その手前に金糸の唐草刺繍が入った黒い大礼服上衣、右上に牡丹柄の振袖を着た少女のセピア写真が配置されている

Event Overview

野田市郷土博物館の企画展「晴れの日の服装-和装から洋装まで-」は2026年9月28日(月)まで、入館無料。9月12日(土)・23日(水・秋分の日)の14時から学芸員の展示解説が45分あり、申込もいりません。江戸褄や袴に加えて陸軍下士軍衣・文官大礼服まで並ぶ内容と、山田守設計の建物、隣の醤油醸造家の邸宅までまとめました。

  • 2026/7/18 09:00 - 2026/9/28 17:00
  • 野田市郷土博物館 1階展示室
  • 入館無料
企画展「晴れの日の服装」の公式チラシ。淡いピンク地に縦書きで「晴れの日の服装」、左に丸紋を散らした白地の和装、右にトルソーへ着せた灰青の羽織と縞の袴、その手前に金糸の唐草刺繍が入った黒い大礼服上衣、右上に牡丹柄の振袖を着た少女のセピア写真が配置されている
企画展の公式チラシ。会期は2026年7月18日から9月28日まで、入館料は無料と刷り込まれている(出典:野田市郷土博物館・市民会館)

野田市郷土博物館で企画展「晴れの日の服装-和装から洋装まで-」が開かれている。会期は2026年9月28日(月)まで。入館料は無料で、9月12日(土)と23日(水・秋分の日)には学芸員が展示室で45分の解説をする。こちらも申込はいらない。

目次

会期は9月28日まで。休みは火曜だけ

「晴れの日」とは、年中行事や祭礼、式典といった特別な日を指す。館の解説文では、そうした日の服が日常着とは違い「慣習や制度の中で定められた、その場にふさわしい服装」だったと説明されている。展示は当館の収蔵資料が中心で、地域の祭礼や式典、それに個人の祝い事で着られた服を和装と洋装に分けて並べる構成だ。

休館日は火曜(祝日の場合は開館)。9月22日は火曜で祝日ではないため休館になるが、翌23日の秋分の日は「祝日は開館」の原則どおり開いていて、展示解説もこの日に組まれている。最終日の9月28日は月曜で、これは開館日にあたる。

開催概要

展示名 令和8年度 企画展・収蔵資料品展「晴れの日の服装-和装から洋装まで-」
会期 2026年7月18日(土)〜9月28日(月)
会場 野田市郷土博物館 1階展示室(野田市野田370-8)
開館時間 9時〜17時
休館日 火曜日(祝日の場合は開館)
入館料 無料
展示解説 9月12日(土)・23日(水・秋分の日)14時〜14時45分。無料・申込不要
駐車場 30台・無料(近隣施設と共用、バスは駐車不可)
問い合わせ 野田市郷土博物館・市民会館 TEL 04-7124-6851
企画展チラシ裏面に並ぶ出品資料の写真。左上に裾へ白い波と鶴の文様が入った黒地の江戸褄、右上に丸紋を散らした白地の付け下げ、中央にトルソーへ着せた灰青の羽織と縞の袴、左下に金ボタンと黄色い山形袖章の紺の陸軍下士軍衣、右下に金糸の唐草刺繍が入った黒い文官大礼服上衣
展示される資料。左上から江戸褄、付け下げ、袴、陸軍下士軍衣、文官大礼服(奏任官)上衣(出典:野田市郷土博物館・市民会館の企画展チラシ)

江戸褄と袴、そして軍服と大礼服が並ぶ

公式サイトに出品資料の一覧は載っていないが、公式チラシの裏面には資料名が写真つきで並んでいる。和装と洋装が同じ面に置かれていて、並びを見るだけでも時代の変わり目が分かる。和装は、黒地の裾に白い波と鶴のような文様が入った江戸褄、丸い花丸文を散らした付け下げ、白い着物に灰青の羽織と縞の袴を合わせた男性の一式。洋装は、紺の詰襟に金ボタンが5つ並び袖に黄色い山形袖章の入った陸軍下士軍衣と、襟や前立て・裾に金糸の唐草刺繍がびっしり入った文官大礼服(奏任官)の上衣だ。

加えて古写真が2点、「女子稚児行列」と「七五三」。前者は着飾った少女たちが列をつくり、その背後に大勢の見物人が写り込むセピアの集合写真で、祭礼の場の空気がそのまま写っている。実物の衣装と、それを実際に着ている人の写真が並ぶわけだ。訪れた人からも「当時の着用写真と丁寧な解説パネルがたっぷりあるので見応えがある」という投稿が見られる。

9月12日と23日、学芸員が45分で解説する

展示解説は14時から14時45分まで。場所は郷土博物館1階の展示室で、参加費も入館料も無料、申込もいらない。定員の案内は公式に出ていないので、席数をあてにせず早めに行っておくと安心だ。8月には関連講座「近世から近代における儀礼の服装について」(定員20名・要申込)もあったが、9月に残っているのはこの2回の解説になる。

野田市郷土博物館の外観。左右対称の白い横長の建物で、上部に正倉院の校倉造を思わせる水平材が並ぶ。屋根からは小さな三角屋根が突き出し、手前は砂利敷きの前庭に松と落葉した木が立つ
郷土博物館の外観。上部に並ぶ水平材は正倉院の校倉造をイメージしたもの(出典:野田市郷土博物館・市民会館。写真は冬の撮影)

建物は国登録有形文化財。設計は日本武道館と同じ山田守

建物そのものも見どころになっている。昭和34年(1959)の開館で、千葉県で最初の登録博物館。令和3年(2021)には国の登録有形文化財になった。設計は京都タワーや日本武道館を手がけた山田守だ。外観は正倉院の校倉造をイメージした水平材が並び、銅板葺の屋根から小さな三角屋根が3つ突き出る。内部は吹抜けの中2階構造で、階段の段鼻のカーブや手すりのアールに設計者の癖が残る。実際に見た人からも「昭和レトロ感満載」という感想が出ている。

常設展示は令和5年(2023)にリニューアルされた。目玉は清水公園近くの野田貝塚から出土したミミズク形土偶で、大きな丸い耳飾りと目に赤い顔料が残る。館のキャラクター「ミミー」のモチーフでもある。「野田の醤油づくり」コーナーには醸造家の本印が入った掛看板が加わり、明治時代の押絵扁額「野田醤油醸造之図」も館を代表する収蔵品だ。

隣は醤油醸造家の邸宅。皇族が泊まった書院は沓脱石だけが残る

同じ敷地には市民会館が建つ。もとは醤油醸造家・茂木佐平治の邸宅で、大正13年(1924)頃の建築だ。昭和31年に主屋と庭園およそ5,000平方メートルが市へ寄贈され、翌年から市民の施設として使われてきた。建物と茶室「松樹庵」は平成9年に国の登録有形文化財、庭園は平成20年に千葉県内で初めての国登録記念物になっている。名人戦や竜王戦の対局会場になったこともある。

面白いのは庭園の芝生部分だ。かつてここには書院があり、三笠宮や東久邇宮といった皇族が宿泊した。書院は昭和28年頃に移築されて今はなく、池の前の沓脱石と敷地内の記念碑だけが当時の名残として残っている。土・日・祝の10時から16時は「むらさきの里 野田ガイドの会」の会員が敷地内にいて、予約なしで案内してくれる。9月12日も23日もこの対象日だ。ただし他の来館者を案内している最中だと、希望のタイミングでは頼めないことがあると断り書きがある。見学時間は9時から17時まで。

30分あれば見られる。駐車場は30台で無料

実際に足を運んだ人の「無料で入れる小さな博物館なのでじっくり見ても30分ほど」という投稿がある。企画展だけなら短い時間で回れるので、市民会館の主屋と庭園まで回っても1時間半あれば足りる。

電車なら東武アーバンパークラインの野田市駅か愛宕駅から北へ徒歩8分。車は常磐自動車道の柏ICから約20分で、駐車場は30台・無料だ。ただし近隣施設との共用で、バスは駐車できない。市内循環の「まめバス」を使うなら「上町」から徒歩7分、「仲町」から徒歩5分になる。

イベント情報
開催期間
2026/7/18 09:00 - 2026/9/28 17:00
住所
千葉県野田市野田370-8
主催者
野田市郷土博物館・市民会館
料金
入館無料
状態
開催中
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