飯香岡八幡宮
住所: 千葉県市原市八幡1057−1
はじめに
千葉県市原市にある飯香岡八幡宮は、源頼朝、足利尊氏、徳川家康といった武将からも篤く信仰された由緒ある古社です。
「一国一社の国府八幡宮」として知られ、現在は「子育て八幡」としても親しまれています。
この記事では、年末年始におすすめの飯香岡八幡宮の魅力と、新春の特別な行事「新春竹宵」について詳しくご紹介します。
縁結びや子育てのご利益を求めて、新年の始まりに訪れてみてはいかがでしょうか。
歴史とご利益:上総国の総社として
飯香岡八幡宮は、社伝によれば675年に創祀されたと伝えられています。
もともとこの地には六所御影神社がありましたが、2世紀に日本武尊が東征の際にこの地で休憩し、飯の香りがしたことから「飯香岡」と呼ばれるようになったと言われています。
8世紀には一国一社の八幡宮として飯香岡八幡宮が創建され、後に上総国の総社としての機能を持つようになりました。
主祭神は、誉田別尊(応神天皇)、息長帯姫尊(神功皇后)、玉依姫尊の八幡三神に加え、他の七柱の神々です。
特に、安産と子育ての神様として信仰を集めており、多くの妊婦さんや子育て中のご家族が参拝に訪れます。
また、縁結びのご利益もあるとされ、良縁を願う人々にもおすすめです。
見どころ:重要文化財の本殿と夫婦銀杏
飯香岡八幡宮の見どころは、国の重要文化財に指定されている本殿です。
大きく簡素で堂々とした和様建築で、室町時代中期の建造物とされています。
拝殿は本殿と同様に総丹塗りの建物で、本殿と拝殿が幣殿で繋がった権現造となっています。
県内の神社建築で国の重要文化財の指定を受けているのは、香取神宮本殿と飯香岡八幡宮本殿の二社のみという貴重な存在です。
拝殿は県指定文化財となっています。
境内には、樹齢数百年の夫婦銀杏があり、その姿は圧巻です。
地上約2.8mのところから二又に分かれた幹が寄り添うように立っており、夫婦円満の象徴として親しまれています。
他にも、放生池や直木賞作家・立野信之の文学碑など、見どころがたくさんあります。
新春竹宵:新年の特別な行事
飯香岡八幡宮では、新春に特別な行事「新春竹宵」が行われます。
この行事は、一年の無病息災を祈願するもので、多くの参拝客で賑わいます。
詳細は飯香岡八幡宮の公式ウェブサイトや地域の情報誌などで確認することをおすすめします。
年末年始に訪れる際は、ぜひこの新春竹宵に合わせて参拝し、新年の幸運を祈願してみてはいかがでしょうか。
秋季大祭:柳楯神事と神輿渡御
秋季大祭では、千葉県無形民俗文化財に指定されている「柳楯神事」が行われます。
また、「神輿渡御」では5基の神輿が街を練り歩き、多くの屋台も出店します。
実は、秋の参拝もおすすめです。
アクセスと駐車場
飯香岡八幡宮へのアクセスは、JR内房線八幡宿駅西口から徒歩すぐと大変便利です。
無料駐車場も完備されているので、車でのアクセスも安心です。
まとめ:年末年始は飯香岡八幡宮で開運祈願!
年末年始は、飯香岡八幡宮で新春竹宵に参加し、一年の開運を祈願してみてはいかがでしょうか。
子育てや縁結びのご利益を求めて参拝するのもおすすめです。歴史と文化が息づく飯香岡八幡宮で、心静かな時間をお過ごしください。