泉屋博古館東京「唐物誕生」展は11月3日〜12月13日|入館料と前売券、前期・後期で替わる国宝

泉屋博古館東京の入口。高層ビルの手前にある低い建物と植え込み

東京都 11月3日(火)のイベント

泉屋博古館東京(六本木一丁目駅から徒歩3分)の特別展「唐物誕生―茶の湯デザインの源流をさぐる」は2026年11月3日〜12月13日。一般1,500円・学生800円・18歳以下無料、オンライン前売券(一般1,300円)は11月2日まで。前期11/3〜23と後期11/25〜12/13で国宝の山水図・天目茶碗が替わる。休館は月曜と11月24日、講演会などの日程も。

  • 2026/11/3・2026/11/4・2026/11/5・2026/11/6ほか全36日
  • 泉屋博古館東京
  • 一般1,500円、学生800円、18歳以下無料(前売券 一般1,300円・学生700円は11月2日まで)

六本木の泉屋博古館東京で、特別展「唐物誕生―茶の湯デザインの源流をさぐる」が2026年11月3日(火・祝)〜12月13日(日)に開かれます。中世の日本で珍重された中国伝来の道具「唐物(からもの)」の源流を、住友コレクションの中国古代の青銅器までさかのぼってたどる展覧会です。入館料は一般1,500円、学生800円、18歳以下は無料で、11月2日(月)まではオンラインの前売券(一般1,300円、学生700円)を買えます。

前期(11月3日〜23日)と後期(11月25日〜12月13日)で一部の作品が入れ替わり、徽宗筆と伝わる国宝の山水図は、前期が《秋景山水図》、後期が《冬景山水図》です。休館日は月曜(11月23日は開館)と11月24日(火)です。

泉屋博古館東京の入口。高層ビルの手前にある低い建物と植え込み
泉屋博古館東京の入口(2024年4月撮影で、別の展覧会の会期中。写真:Vetalapancavimsatika(Wikimedia Commons、CC BY-SA 4.0))
目次

特別展「唐物誕生」の開催概要

展覧会名 特別展 唐物誕生―茶の湯デザインの源流をさぐる
会期 2026年11月3日(火・祝)〜12月13日(日)
前期:11月3日(火・祝)〜11月23日(月・祝)
後期:11月25日(水)〜12月13日(日)
休館日 月曜(11月23日は開館)、11月24日(火)
開館時間 11:00〜18:00(金曜は19:00まで)。最終入館は閉館30分前
会場 泉屋博古館東京(東京都港区六本木1-5-1)
アクセス 東京メトロ南北線 六本木一丁目駅の北改札正面、泉ガーデン1F出口から屋外エスカレーターで徒歩3分。日比谷線 神谷町駅4b出口・銀座線/南北線 溜池山王駅13番出口から徒歩10分。正面の向かいはスウェーデン大使館、隣はスペイン大使館
駐車場 館の駐車場・駐輪場はなし(隣接する泉ガーデンの駐車場の案内あり)
主催 公益財団法人泉屋博古館、毎日新聞社(特別協力:今日庵 茶道資料館、芦屋釜の里)
問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)

泉屋博古館東京は、前の展覧会「没後100年記念 住友春翠」が10月12日に閉幕したあと、展示替えのため休館しています。次に開くのは11月3日です。

入館料と前売券・割引

区分 当日券 前売券(オンラインのみ) 団体(20名以上)
一般 1,500円 1,300円 1,300円
学生 800円 700円 700円
18歳以下 無料(証明書の提示が必要)
  • 前売券の販売は11月2日(月)まで。日時指定の券ではなく、事前予約も不要です。前売券は館の受付では売っていません
  • 当日券は館の受付とオンラインで販売。学生も証明書の提示が必要です
  • 会期中に2回目に来館するときは、この展覧会の半券を見せると1名1回限り半額
  • 障がい者手帳などを見せた人は無料(展覧会ページの記載。プレスリリースでは同伴者1名まで無料)
  • 「ぐるっとパス2026」と泉屋博古館東京の年間パスポートも使えます

前期・後期で入れ替わる主な作品

展覧会ページに展示期間が書かれている作品は次のとおりです。国宝の天目茶碗と山水図はどちらも前期・後期で別の作品になるため、見たい作品がある場合は日付を合わせる必要があります。

作品 指定 所蔵 展示期間
《秋景山水図》(伝)徽宗筆 国宝 京都・金地院 前期 11/3〜11/23
《玳玻散花文天目茶碗》 国宝 京都・相国寺 前期 11/3〜11/23
《無爾可宣墨蹟》 重要文化財 今日庵 前期 11/3〜11/23
《冬景山水図》(伝)徽宗筆 国宝 京都・金地院 後期 11/25〜12/13
《青磁輪花茶碗 銘馬蝗絆》 重要文化財 東京国立博物館 後期 11/25〜12/13

このほか主な展示品として、住友コレクションの中国・殷後期の青銅器《鼎父己尊》、北宋の《金銀錯獣形尊》、国宝の伝閻次平《秋野牧牛図》(以上、泉屋博古館)、展覧会の切り口となる明時代の胡銅(古銅)の花入《胡銅桃尻花入》(個人蔵)、重要文化財《青磁琮形花入》(東京国立博物館)、室町時代の《芦屋霰地真形釜》(芦屋釜の里)、《文琳茶入 銘若草》《小井戸茶碗 銘六地蔵》(泉屋博古館東京)が挙がっています。これらの展示期間は展覧会ページに書かれていません。

展示の構成

展覧会は、胡銅と呼ばれる金属製の花入を切り口に、金工・陶磁器・漆工など素材を越えた共通点から茶の湯のデザインを東アジアの文化史の中に位置づけ直す内容です。胡銅の鋳造技術を扱う特集コーナーも設けられます。泉屋博古館・茶道資料館・芦屋釜の里の3者の共同研究にもとづく展覧会で、茶道資料館への巡回が2027年に予定されています。

プレスリリース(展示構成は予定)では、次の5章で構成されています。

章 テーマ
第1章 いにしえへのあこがれ 殷周の青銅器と、宋代に古代へのあこがれから作られた工芸品
第2章 規範の形成 宋元時代の喫茶文化と、後の時代の「規範」となった絵画・工芸
第3章 日中交易と喫茶文化の伝来 海上交易で伝わった文物と、国内で生まれた写しや独自のデザイン
第4章 君台観左右帳記の時代 足利義政が持ったとされる「東山御物」と、飾り方・鑑定の指南書
第5章 そして利休へ わび茶の時代の道具に受け継がれた、中国古代からのデザインの系譜

講演会・シンポジウム・スライドトークの日程

日時 内容 定員・申込 費用
11月3日(火・祝)14:00〜15:00 講演会「胡銅の茶の湯文化史」(伊住禮次朗・茶道資料館副館長) 50名・予約制 当日の入館券のみ
11月12日(木)14:00〜15:00 スライドトーク1(森下愛子・泉屋博古館東京 学芸課長) 60名・予約不要(当日11時から整理券) 当日の入館券のみ
11月27日(金)17:30〜18:30 〈アートwith〉レクチャー「倣古創新―芦屋釜と中国青銅器に学び」(樋口陽介・芦屋鋳物師) 50名・予約制 500円(入館料は別)
11月28日(土)14:00〜15:00 スライドトーク2(山本堯・泉屋博古館 学芸員) 60名・予約不要(当日11時から整理券) 当日の入館券のみ
11月29日(日)14:00〜17:00 記念シンポジウム「日本伝統文化と中国金工品」(池坊専宗・伊住禮次朗・新郷英弘・山本堯) 50名・予約制 当日の入館券のみ

会場はいずれも館内の講堂です。予約制のイベントは10月19日(月)正午から公式サイトの予約ページで先着順に受け付けています。館の公式Xは10月19日14時時点で、11月3日の講演会が残席わずかと案内していました。参加にはすべて当日の観覧券が必要です。

SNSでの口コミ

SNS上では、天目茶碗を好む人が、三井記念美術館や静嘉堂@丸の内で展示中の天目に続き、この展覧会で国宝《玳玻散花文天目茶碗》が出ると紹介していました。前の展覧会を見た人からは、国宝の《秋景山水図》と《冬景山水図》を同時に見られないのが残念という投稿もありました。

参照した公式情報

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