Event Overview
「夜の犬吠埼灯台にのぼろう」は2026年8月29日(土)・30日(日)、犬吠埼灯台で20時まで。入館締切は19時30分、参観寄付金は通常と同じ中学生以上300円で小学生以下は無料です。ふだん17時に閉まる灯台に登れる2日間で、ふもとでは弾き語りと盆踊りも。盆踊りが3組そろうのは30日。帰りは犬吠駅20時13分発の次が最終の21時18分になります。
- 2026/8/29 17:00 - 2026/8/30 20:00
- 犬吠埼灯台
- 参観寄付金 中学生以上300円(小学生以下は無料)

犬吠埼灯台は、ふだん17時に閉まる。その灯台が2026年8月29日(土)と30日(日)だけ20時まで開く。運営する公益社団法人燈光会の告知は「次の2日間、参観時間を延長します」という一文で始まっていて、これは新しく作られた催しというより、通常の参観時間をうしろに伸ばしたものだ。そこに銚子の鳴り物が乗り、灯台のふもとで盆踊りと弾き語りが行われる。
ふだん閉まっている時間に登れる2日間
燈光会の参観案内によると、犬吠埼灯台の参観時間は3月から9月が8時30分〜17時、10月から2月が8時30分〜16時。ゴールデンウィークと8月10日〜19日だけ17時30分まで延びる。8月29日・30日はその延長期間も終わったあとで、本来なら17時に閉まっている日にあたる。
燈光会のポスターには「銚子のシンボル灯台の第1等レンズが放つ力強い光を間近で体感できます」とある。日が落ちてからレンズが回っている灯台に登れる日は、1年のうち数えるほどしかない。
この夜間公開自体は毎年あるが、日数は年によって違う。燈光会の2025年のポスターは「次の4日間、参観時間を延長します」として7月20日・8月30日・8月31日・9月7日を挙げていた。2026年は8月29日・30日の2日だけで、単純に半分になっている。そのかわり、2025年のポスターには影も形もなかった弾き語りと盆踊りのプログラムが、今年は時間割つきで出ている。
開催概要
| 名称 | 夜の犬吠埼灯台にのぼろう |
|---|---|
| 日程 | 2026年8月29日(土)・30日(日) |
| 時間 | 両日とも20時まで(入館締切19時30分)/ステージは17時〜20時 |
| 会場 | 犬吠埼灯台(千葉県銚子市犬吠埼9576) |
| 参観寄付金 | 中学生以上300円(通常時間帯と同じ)。小学生以下は無料 |
| 主催 | 公益社団法人 燈光会(犬吠埼支所 0479-25-8239) |
| 中止条件 | 強風、大雨等の悪天候の場合。順延日の設定はない |
入館締切は19時30分。300円に夜間の割増はない
参観寄付金は燈光会のポスターに「通常時間帯と同じく300円(中学生以上)」と書かれている。夜だから高いということはない。小学生以下は無料で、障害者手帳を持つ人と同行者1名も無料になる。
気をつけたいのは締切のほうだ。20時までと言っても、灯台に入れるのは19時30分まで。ステージのフィナーレに合わせて20時前に着いても、そのときにはもう登れない。登るのと踊りを見るのを両方やるつもりなら、先に登ってしまうのが確実だ。

99段のらせん階段。塔の高さは31メートル
犬吠埼灯台の初点灯は明治7年(1874年)11月15日。「日本の灯台の父」と呼ばれたスコットランド出身の技術者リチャード・ヘンリー・ブラントンが設計した。塔の高さは地上から頂部まで31メートル、灯火は平均水面上から52メートルで、光は19.5海里先まで届く。内部は99段のらせん階段で、頂上まで自分の足で上がる。
白い塗装の下は19万3千枚の国産レンガでできている。当時のレンガは英国からの輸入品で高価だったため国産化が進められ、香取郡高岡村の粘土が使われた。令和2年(2020年)12月23日には、旧霧笛舎・旧倉庫とあわせて国の重要文化財に指定されている。全国に16基ある「のぼれる灯台」のひとつで、見学者数は日本一とされる。
実際に登った人の声を見ると、階段そのものがなかなかの難所らしい。「99段の階段は運動不足の吾輩にはきつかった ただ上からの景色は圧巻」「確かに階段きついですよね でも、灯台の頂点から見る太平洋は見応えがありました」といった投稿がある。旅行サイトのクチコミには「階段が狭いのですれ違うのが大変です」「なかなかに狭い螺旋階段でした。閉所恐怖症の方は厳しいかもです」という指摘も並ぶ。いずれも明るい時間に登った人の声なので、夜はもう一段慎重に見ておきたい。
盆踊りは30日のほうが厚い
ステージの中身は2日で違う。銚子市観光協会の告知によると、29日は弾き語りの「しののめ」が17時〜と18時30分〜、盆踊りは潮鼓会の19時〜の1組だけ。対する30日は、しののめが17時〜と18時45分〜、盆踊りが潮鼓会18時〜・鳴鼓会19時〜と続き、20時からつつみ連合のフィナーレが入る。
ポスターの惹句は「銚子の鳴り物で盆踊り」。出演する潮鼓会・鳴鼓会・つつみ連合はいずれも太鼓の団体で、ポスターの写真にも法被姿の打ち手と大太鼓・締太鼓が並ぶ。録音を流すのではなく、生の太鼓で踊る形だ。フィナーレのつつみ連合は、集合写真を見ると法被姿の子どもが大半を占める大所帯になっている。
盆踊りを目当てにするなら30日、灯台そのものを静かに見たいなら29日、という選び分けになる。ただし30日は19時から鳴鼓会、20時からフィナーレと後半が踊りで詰まっていく。灯台に登るのは19時30分の締切より前に済ませておきたい。
17時30分までに着けば、明るいうちと点灯後の両方が見られる
国立天文台の暦によると、2026年8月29日の千葉の日の入りは18時12分、30日は18時10分。犬吠埼は関東でもっとも東に張り出しているぶん、これより数分早く日が沈む。17時台に着いておけば、まだ明るい海と、暗くなってレンズが光り出したあとの姿を、同じ場所で続けて見られる。
登りきった先は手すりで囲まれた屋外の回廊で、海からの風が直接当たる。「登った先の回廊にでたら海風が心地よく何周もしてた」という投稿がある一方、風の強い日は「灯台の先端はかなり怖い」という声もある。8月末とはいえ夜の海べりなので、羽織るものが1枚あると違う。

帰りは20時13分の一本勝負。次は最終の21時18分
この催しでいちばん効くのが帰りの時刻だ。銚子電鉄は平日も土休日も同じダイヤで、犬吠駅から銚子方面へ向かう上りは17時35分、18時26分、19時15分、20時13分、そして21時18分の最終という並びになっている。
灯台から犬吠駅までは徒歩約10分。20時にステージが終わってまっすぐ歩けば20時13分発に間に合う計算だが、余裕は3分しかない。これを逃すと次は1時間後の最終だ。20時13分に乗れば銚子駅に20時29分着で、JR総武本線20時46分発の千葉行きと、成田線21時31分発に接続する。最終の21時18分だと銚子着が21時34分で、間に合うのは総武本線21時56分発の千葉行きだけになる。成田線には乗り継げない。
バスは早じまいだ。ちばこうバスの銚子駅行きは18時58分が最終で、19時以降は電車だけになる。
ここで効いてくるのが2日間の違いだ。30日はつつみ連合のフィナーレが20時から始まる。これを最後まで見てから歩いたのでは20時13分には届かない。30日に踊りを見届けるつもりなら、はじめから21時18分の最終で帰る前提を立てておくほうが無理がない。逆に29日は19時の潮鼓会が最後の演目なので、20時13分に乗って帰る組み立てが素直だ。
灯台の敷地に駐車場はない
車で行く場合、灯台の敷地内に駐車場はない。近いのは君ケ浜側にある銚子市の無料駐車場で、市の案内では150台・120台・約156台の3か所。ただし夜間に閉鎖されるかどうかは公表されていないので、事前に燈光会の犬吠埼支所へ確かめておくと安心だ。
中止条件は「強風、大雨等の悪天候の場合」。順延日は設定されていないので、荒れた日は流れて終わりになる。当日の朝に空模様が怪しければ、出発前に電話で聞いておきたい。
まとめ
「夜の犬吠埼灯台にのぼろう」は2026年8月29日(土)・30日(日)、犬吠埼灯台で20時まで。入館の締切は19時30分で、参観寄付金は通常と同じ中学生以上300円、小学生以下は無料。ふだんは17時に閉まる灯台に登れる2日間で、ふもとでは弾き語りと盆踊りが行われる。踊りを見るなら出演3組の30日、灯台を静かに見るなら29日。17時台に着けば明るい海と点灯後の両方が見られる。帰りは犬吠駅20時13分発を逃すと次が最終の21時18分になるので、そこだけ決めてから動くといい。荒天なら中止で、順延日はない。
銚子で先に開かれる盆踊り
同じ銚子では8月18日に飯沼観音の盆踊りがある。飯沼観音盆踊り大会2026は8月18日、大護摩供の火と坂東札所で踊る夏の夜にまとめているので、8月のうちに銚子へ行くならこちらも見ておきたい。
- 開催期間
- 2026/8/29 17:00 - 2026/8/30 20:00
- 開催場所
- 犬吠埼灯台
- 住所
- 千葉県銚子市犬吠埼9576
- 主催者
- 公益社団法人 燈光会(犬吠埼支所 0479-25-8239)
- 料金
- 参観寄付金 中学生以上300円(小学生以下は無料)
- 状態
- 開催予定