「はじまりをひらく 東京都美術館の100年」は11月19日〜1月11日、観覧無料|休室日と金曜20時までの開室

オレンジの帯に縦書きで「はじまりをひらく 東京都美術館の100年」と入り、れんが壁の新館と木立の奥の五重塔を写した白黒写真の展覧会チラシ

東京都 11月19日(木)のイベント

東京都美術館の開館100周年記念展「はじまりをひらく 東京都美術館の100年」は11月19日〜1月11日、ギャラリーBで観覧無料。金曜は20時まで、12月21日〜1月3日は休室。旧館・新館の資料や同時開催の無料展も紹介。

  • 2026/11/19・2026/11/20・2026/11/21・2026/11/22ほか全39日
  • 東京都美術館 ギャラリーB
  • 観覧無料

上野の東京都美術館が開館100周年の締めくくりとして、館の歴史を資料でたどる展覧会「はじまりをひらく 東京都美術館の100年」を開きます。会期は2026年11月19日(木)〜2027年1月11日(月・祝)、会場はギャラリーBで、観覧は無料です。開室は9時30分〜17時30分、金曜は20時まで(入室は閉室30分前まで)。12月7日(月)と、12月21日(月)〜1月3日(日)の年末年始は休室します。同じ会期で、ギャラリーA・Cの「あなたが世界を読むために」も無料で見られます。

オレンジの帯に縦書きで「はじまりをひらく 東京都美術館の100年」と入り、れんが壁の新館と木立の奥の五重塔を写した白黒写真の展覧会チラシ
展覧会チラシ表面の上部。写真は1975年ごろ撮影の新館(東京都美術館アーカイブズ蔵、出典:東京都美術館)
目次

会期・開室時間・休室日

展覧会名 東京都美術館開館100周年記念 はじまりをひらく 東京都美術館の100年
会期 2026年11月19日(木)〜2027年1月11日(月・祝)
会場 東京都美術館 ギャラリーB(東京都台東区上野公園8-36)
開室時間 9時30分〜17時30分、金曜は20時まで(入室は閉室の30分前まで)
休室日 12月7日(月)、12月21日(月)〜2027年1月3日(日)
観覧料 無料
主催 東京都、東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)

年末年始の休室が2週間あるため、開室するのは11月19日〜12月20日と、1月4日〜11日の2つの期間です。最終日の1月11日は祝日の月曜です。

金曜の夜は20時まで開いていて、19時30分まで入室できます。11月20日(金)は都内の美術館・博物館が夜間開館するARTE TOKYO × NIGHT MUSEUMの日でもあり、東京都美術館は20時まで開室します。

プロローグと5つの章でたどる100年

展示は、プロローグ、5つの章、エピローグの7つに分かれます。中心は館が保管してきたアーカイブズ資料で、展覧会の開催記録や写真、建築図面などが並びます。

プロローグ:佐藤慶太郎―美術館の生みの親

常設の美術館の建設を訴える1922年3月17日の『時事新報』の記事に心を動かされ、北九州出身の石炭商・佐藤慶太郎が建設資金として100万円を寄付しました。これをもとに1926年5月1日、「東京府美術館」が開館します。日本で最初の公立美術館です。

第1章:旧館と新館

最初の建物(旧館)は、「様式建築の名手」と呼ばれた岡田信一郎の設計で、列柱と大階段を備えていました。1975年には前川國男の設計で新館が建ちます。公園の中という立地から主な展示階を地下に置き、複数の建物で中央広場を囲む今の形になりました。会場には絵葉書や設計図、旧館と新館を一緒に写した1976年の航空写真が並びます。

中央に列柱の玄関を構えた横長の旧館を、手前の広場越しに正面から写した白黒写真
岡田信一郎設計の旧館(東京府美術館)。1936年刊『明治大正建築写真聚覧』に掲載された写真(パブリックドメイン、国立国会図書館デジタルコレクション、Wikimedia Commons)

第2章:美術家たちとともに

開館最初の展覧会「第一回聖徳太子奉讃美術展覧会」には、団体や分野を越えて約1,000点が集まりました。官展と在野の団体展がどちらもここで開かれ、書道や盆栽の展覧会も受け入れます。戦時下の1944年には団体の展覧会が事実上中止になり、戦後は無審査・自由出品のアンデパンダン展が始まりました。美術館の公式Xが10月30日から3回に分けて紹介したみどころでは、入口に「三軌会展」「水彩連盟展」の看板が並ぶ1960年撮影の旧館外観や、彫刻が並ぶ旧館の展示風景の写真が出ています。

第3章:世界の美術にふれる

旧館の時代から、大原孫三郎や松方幸次郎のコレクションを通じてヨーロッパの美術が紹介されました。1927年に東京朝日新聞が開いた「明治大正名作展覧会」の目録や、2008年のフェルメール展のポスターなど、新聞社と組んだ展覧会の資料も出ます。

第4章:現代美術館として

1975年の新館開館で学芸員と司書が配置され、館が自ら企画する展覧会が本格化しました。1995年に東京都現代美術館ができると、収蔵作品と美術図書資料はそちらへ移ります。その後は貸し会場としての役割が中心となり、2012年のリニューアルで自主事業を再開しました。

第5章:市民がつくる美術館

国際親善のための児童画展、学校教育展、友の会の発足、1975年からの公開制の美術図書室や「公開制作」「造形講座」など、市民が参加してきた活動を紹介します。1951年の第4回国際交換子供美術展覧会や、1979年の銅版画の公開制作の写真が出品されます。

エピローグ:わたしと東京都美術館

開館1年目は10の公募展が開かれ、来館者は473,434人でした。いまは年間約10の特別展・企画展と250を超える公募団体展・学校教育展が開かれ、約200万人が訪れます。最後の部屋では、2025年から「東京都美術館の写真ありませんか」と呼びかけて集めた、来館者や利用者の写真を展示します。公式Xのみどころ③では、旧館の石段に着物姿の女性が立つ白黒写真が紹介されました。写真を応募した人は10月19日に「パンフレットに一般から募集の同館写真掲載。私のも小さく載るかも」と投稿しています。

同時開催の「あなたが世界を読むために」も無料

ギャラリーA・Cでは、同じ11月19日〜1月11日に「東京都美術館開館100周年記念 あなたが世界を読むために」が開かれます。休室日と開室時間も同じで、観覧は無料です。主催は東京都美術館で、株式会社ニコンとニコンイメージングジャパンが協力しています。

東京都美術館の公式Xは10月19日、この2つを「開館100周年を締めくくる両企画展」として紹介しました。10月29日からは、アーカイブズ展のみどころを3回に分けて投稿しています。

有料のオルセー展は別の展示室

同じ館の企画展示室では、11月14日(土)から2027年3月28日(日)まで「オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」が開かれています。こちらは有料(一般2,400円、18歳以下無料)で、アーカイブズ展の会場とは別です。料金や割引はオルセー展2026の記事で紹介しています。11月21日〜23日の3連休に上野で過ごすなら、東京の11月21日〜23日 3連休イベント2026も参考になります。

上野駅から徒歩7分、駐車場はなし

JR上野駅の公園改札から徒歩7分、東京メトロ銀座線・日比谷線の上野駅7番出口と京成電鉄の京成上野駅からは徒歩10分です。美術館に駐車場はなく、チラシでは車での来場を控えるよう案内しています。問い合わせは東京都美術館(03-3823-6921)です。

展覧会の公式案内

まだ評価がありません
評価する

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次