大徳寺展2026は12月6日まで東京国立博物館|曜変天目は前期11月8日まで、料金2,300円とZEN NIGHT TOKYO

松の木の間に建つ朱色の柱と二重の屋根をもつ大徳寺の三門を正面から見た写真

東京都 10月14日(水)のイベント

東京国立博物館の特別展「大徳寺」は12月6日まで。11月8日までの前期に国宝の曜変天目と観音猿鶴図、11月10日から後期。一般2,300円で予約不要。夜の庭園のZEN NIGHT TOKYOは大徳寺展の券があれば1,900円。

  • 2026/10/31・2026/11/1・2026/11/2・2026/11/3ほか全34日
  • 東京国立博物館 平成館
  • 一般2,300円、大学生1,300円、高校生900円、中学生以下無料。ZEN NIGHT TOKYOは観覧券付き一般4,200円、大徳寺展の券があれば入場券のみ1,900円

京都・大徳寺の寺宝を集めた特別展「大徳寺 本朝無双之禅苑」は、東京国立博物館の平成館で2026年12月6日(日)まで開かれています。前期(11月8日まで)と後期(11月10日から)で作品がほぼ総入れ替えになり、国宝「曜変天目」と牧谿の国宝「観音猿鶴図」は前期だけの展示です。観覧料は一般2,300円で予約は不要、中学生以下は無料。閉館後の庭園では夜間イベント「ZEN NIGHT TOKYO」が同時に開かれ、大徳寺展の券を持っていれば入場券だけを1,900円で買えます。

松の木の間に建つ朱色の柱と二重の屋根をもつ大徳寺の三門を正面から見た写真
京都・大徳寺の三門。展覧会では通常非公開の三門の内部を再現展示(写真は京都の現地。出典:Wikimedia Commons(Hyppolyte de Saint-Rambert、CC BY 4.0))
目次

開催概要

展覧会名 開創700年記念 特別展「大徳寺 本朝無双之禅苑」
会期 2026年10月14日(水)〜12月6日(日)
前期 10月14日(水)〜11月8日(日)/後期 11月10日(火)〜12月6日(日)
会場 東京国立博物館 平成館(東京都台東区上野公園13-9)
開館時間 9:30〜17:00(金・土曜と11月1日・2日・22日は20:00まで)。入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日(11月2日・23日・30日は開館)、11月24日(火)
観覧料(当日) 一般2,300円、大学生1,300円、高校生900円。中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料
予約 不要(混雑時は入場を待つ場合あり)

出典:特別展「大徳寺 本朝無双之禅苑」公式サイト、大徳寺展公式サイト「チケット」

大徳寺の宝物をまとめて見せる展覧会は41年ぶりで、東京では初めてです。国宝14件、重要文化財69件が出ます。大徳寺展のチケットで、その日に限り東博コレクション展(平常展)も見られます。ただし11月30日(月)は大徳寺展だけの開館で、コレクション展は休館です。

前期と後期で入れ替わる国宝

国宝14件の展示期間は、公式の出品目録で次のように分かれています。「曜変天目」は世界に3碗しか完存しないとされる南宋の茶碗のひとつで、京都・龍光院の所蔵です。

展示期間 国宝
前期のみ(〜11月8日) 曜変天目(龍光院)、観音猿鶴図(牧谿筆)、宗峰妙超像、達磨忌拈香語(虚堂智愚筆)、花鳥図襖(狩野永徳筆、聚光院)
後期のみ(11月10日〜) 山水図(李唐筆、高桐院)、楊柳観音像(高桐院)、後醍醐天皇宸翰置文、法語 宗悟大姉宛(宗峰妙超筆、大仙院)、琴棋書画図襖(狩野永徳筆、聚光院)
会期末の1週間だけ 諸山疏(竺仙梵僊筆、龍光院)11月25日〜30日、法語 璋禅人宛(密庵咸傑筆、龍光院)12月1日〜6日
全期間 大井戸茶碗 喜左衛門井戸(孤篷庵)
場面替えあり 看読真詮榜(宗峰妙超筆、真珠庵)

出典:大徳寺展 出品目録(PDF)

狩野永徳の襖絵は前期が「花鳥図襖」、後期が「琴棋書画図襖」と入れ替わります。牧谿の国宝「観音猿鶴図」は前期だけです。伝牧谿筆の重要文化財「龍虎図」は2組あり、南宋〜元時代の1組が前期、咸淳5年(1269)の1組が後期に出ます。狩野松栄の「仏涅槃図」も前期だけの展示です。通常は非公開の大徳寺三門を再現した展示があり、三門に安置される「釈迦如来坐像」と「千利休立像」は全期間、初公開で並びます。

曜変天目は列に並んで歩きながら見る

曜変天目は仕切られたブースの中にあり、列に並んで進みながらガラスケースを見る形です。10月28日・29日の来場者の投稿には「立ち止まってはいけない」「身長が足りなくて底の方が見えづらかった」という声と、「見る角度によって黒や青の現れる色が変わる」「2周した」という声がありました。並び直せばもう一度見られます。会場で撮影できるのは最後の部屋だけです。

ほかに来場者が挙げていたのは、狩野松栄の「仏涅槃図」(前期)、一休宗純の書、重要文化財「百鬼夜行絵巻」、終盤の襖絵が並ぶ部屋などです。音声ガイドのナレーターは俳優の松重豊さんと声優の上坂すみれさんです。

青空の下、横に長い灰色のタイル張りの建物と入口のひさし、手前の池と石組みが写る東京国立博物館平成館
会場の東京国立博物館 平成館(2017年3月撮影、当時の展覧会のバナーが写っています。出典:Wikimedia Commons(Suicasmo、CC BY-SA 4.0))

混雑と待ち時間

展覧会の公式X(@daitokuji2026)が、平日も時間ごとの待ち時間を投稿しています。10月29日(水)は12時14分に約10分、14時05分に約20分、14時57分は待ちなしでした。正門のチケット売り場は混雑時に30分以上待つことがあると案内されており、公式はオンラインでの購入を勧めています。

夜間開館の金・土曜には、公式Xが「夕方は比較的ゆったりとご覧いただけます」と案内しています(10月16日・23日・24日の投稿)。前期の終わりにあたる11月6日(金)・7日(土)は20時まで開いています。

ZEN NIGHT TOKYO(閉館後の庭園)

ふだん17時で閉まる東博の庭園を、大徳寺展の会期中に夜だけ開けるイベントです。池の周りを、脳をととのえる音楽として開発された「ニューロミュージック」を聴きながら歩き、彼岸花3,000本を並べた小道「百鬼夜道」、茶室「九条館」前の枯山水「天目庭園」などを見て回ります。池のほとりの「もみじ茶屋」では温かい抹茶や抹茶ラテが出ます。

時間 17:30〜19:30(金・土曜と11月1日・2日・22日は21:00まで、11月13日は21:30まで)。入場は閉場の30分前まで
休み 大徳寺展の休館日
入場チケット(大徳寺展の観覧券付き、当日) 一般4,200円、大学生3,200円、高校生2,800円。中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料
大徳寺展の券を持っている場合 ZEN NIGHT TOKYOの入場券のみ1,900円。入場時に大徳寺展の観覧券(使用済みの半券可)を見せる
脳波坐禅付きチケット 5,600円(大徳寺展の観覧券と入場券を含む)。日時指定、各回20名、約30分。未就学児は参加不可

出典:ZEN NIGHT TOKYO公式サイト

大徳寺の僧侶による坐禅会(11月5日)と精進料理付きの坐禅会(11月13日)は完売しています。坐禅の会場の九条館は手すりのない急な階段を上がる必要があり、車椅子では入れません。昼に大徳寺展だけを見た人が夜に戻る場合は、別々に買うと2,300円+1,900円=4,200円で、セットの当日券と同じ額です。

10月下旬の来場者からは「寒かった」という声が複数あり、もみじ茶屋の抹茶ラテは「熱々を想像していたら温めでした」という投稿もあります(10月28日)。

10月31日(土)は百鬼夜行の特別企画

出品作の重要文化財「百鬼夜行絵巻」(真珠庵)にちなみ、「シタマチ.ハロウィン2026」と連携した企画があります。18時ごろから上野公園の弁天門前広場ステージで特別ステージ、18時30分ごろから弁天門前広場から東博正門前まで百鬼夜行パレード、19時ごろから庭園に妖怪役のキャストが登場します。ステージの観覧とパレードの参加は無料・申込不要で、庭園に入るにはZEN NIGHT TOKYOのチケットが必要です。仮装したまま庭園には入れますが、博物館の建物(特別展の会場を含む)には入れません。雨天の場合は中止になることがあります。

チケットの割引

東博の正門チケット売り場(窓口)で、ほかの展覧会の半券やオンラインチケットの画面を見せると割引になります。他の割引との併用はできません。

見せるチケット 大徳寺展の割引
「豊臣兄弟!」展(江戸東京博物館、〜11月8日) 100円引き(一般・大学生・高校生)
テート美術館 ターナー展(国立西洋美術館、〜2027年2月21日) 100円引き(一般・大学生・高校生)
オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び(東京都美術館、11月14日〜) 100円引き(一般・大学生)
「民藝SHOCK!!」展(静嘉堂文庫美術館、〜11月8日) 100円引き(一般のみ)

出典:大徳寺展公式サイト「チケット」

逆に大徳寺展の半券で、ターナー展などの観覧料も割り引かれます。東京国立博物館キャンパスメンバーズ会員校の学生は、窓口で学生証を見せると当日券が1,100円です。本館A室では特別展「歌川広重 江戸のベストアングル」(12月20日まで)も開かれていますが、こちらは別に観覧料(一般1,500円)が設定されています。

アクセスと館内の食事

東京国立博物館はJR上野駅公園口・鶯谷駅南口から徒歩10分、東京メトロ銀座線・日比谷線の上野駅、千代田線の根津駅、京成上野駅から徒歩15分です。館内では東京国立博物館のレストラン「THE RESTAURANT」が営業していて、東博御膳は3,800円です。

参照した公式情報

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