2026年10月22日(木)のプロ野球ドラフト会議で、読売ジャイアンツは横浜高の織田翔希投手を1位で指名しました。他球団と重ならず、単独で交渉権を得ています。織田投手は最速157キロの右腕で、10月15日に会見を開き、米球界への挑戦を表明していました。指名の瞬間、会場には大きなどよめきが起きたとスポーツ報知が伝えています。

巨人のドラフト1位
| 選手 | 織田翔希(おだ・しょうき) |
|---|---|
| 所属・ポジション | 横浜高3年・投手(右投げ) |
| 入札 | 1回目の入札で単独指名、交渉権獲得 |
| 球速 | 最速157キロ |
| 進路の表明 | 9月17日にプロ志望届を提出。10月11日〜14日にNPB12球団と面談し、15日の会見で米球界への挑戦を表明 |
出典:日刊スポーツ「横浜・織田翔希を巨人が強行1位指名 米挑戦表明の最速157キロ右腕」、日刊スポーツ巨人担当の公式X
米球界挑戦を表明していた選手の強行指名
日刊スポーツによると、織田投手のチームは秋季関東大会に出場中で、24日に準決勝を控えています。大会が終わり次第、メジャー球団との面談を行う予定です。同紙は、ドラフト前に米国志望を明確に表明している以上、交渉が実らない可能性もあると指摘しています。
過去にも、本人の表明にかかわらず指名に踏み切った例があります。花巻東高時代にメジャー一本を表明していた大谷翔平選手は、日本ハムが指名して入団に至りました。一方、昨年はソフトバンクがスタンフォード大の佐々木麟太郎選手を1位で指名しましたが、佐々木選手はマーリンズを選んでいます。
指名後、巨人の水野雄仁編成本部長は「日本のプロ野球ファンの方々にお見せしたいなという気持ち」「これからゆっくり織田君も考えていただいて。我々は誠意を尽くしていくだけです」と話しました(読売ジャイアンツ公式)。一方、横浜高の村田浩明監督は指名後に本人と話し、「意思は全く変わらないということだった。決断した道をサポートしていきたい」と明かしています(スポーツニッポン)。
会議前の方針・予想との違い
- 予想は菰田選手か渡部捕手:スポーツ紙6紙は4紙が山梨学院高・菰田陽生選手、2紙が青山学院大・渡部海捕手を1位と予想していました。菰田選手は日本ハムが単独で指名し、渡部捕手は楽天と中日の抽選になりました。
- 12人の候補から当日決定:榑松伸介スカウトディレクターは前日、「決めていません。明日当日のテーブルで決めます。1位候補は12人」と話していました(スポーツ報知)。
- 監督不在のドラフト:来季の監督は発表されておらず、11年ぶりに監督不在で臨んだ会議でした。昨年1位の竹丸和幸投手は1年目に11勝9敗、防御率3.27とローテーションを担いました(スポーツ報知)。
指名直後のSNSでの反応
- 「まさか巨人が」:指名直後から「巨人がこんな勝負をすると思っていなかった」「流石に巨人織田は予想外」と驚く投稿が相次ぎました。
- 入団するかを心配する声:「交渉権はあるけど本当に来るのか」「アメリカに行くのか巨人に行くのか気になる」と、交渉の行方を気にする投稿が多く見られました。
- 交渉への注文:「本人の希望進路ではないけれど、誠心誠意交渉に臨んでほしい」「巨人に入るならポスティングも早めに認めてあげてほしい」という声がありました。
- 監督人事と結びつける投稿:来季の監督が決まっていないことから、指名の意図を次期監督の人事と結びつけて推測する投稿もありました。
SNSでの評価
| 評価 | SNSでの主な口コミ |
|---|---|
| 攻めの指名を評価 | 「とりあえず巨人がドラフトでここまで攻めたことは評価したい」「ジャイアンツらしくないのがおもしろい」「エンタメとして面白い」 |
| 入団への期待 | 「説得して、先発とリリーフで使えるようにしてほしい」「ハムのようにうまくいけばいいが」と、日本ハムが大谷翔平選手を口説いた例に重ねる声 |
| リスクを心配 | 「評価の高い選手が他球団に持っていかれている。もったいない気がする」「本人がメジャーに行きたいなら最悪なのでは」「大谷や佐々木麟太郎とはちょっと趣きが違う」 |
| 補強ポイントとのずれ | 「野手狙いでくると思った」と、打てる野手が課題とされていた中で投手を選んだことに驚く声 |
指名直後は驚きの投稿が大半で、評価は「勝負に出た」と見るか「1位の枠を使うにはリスクが大きい」と見るかで分かれています。交渉の行方次第で評価が変わる指名、という見方が目立ちました。
2位以降の指名選手
巨人は2位から4位も高校生を指名し、上位4人がすべて高校生になりました。ベースボールポストによると、巨人で支配下の上位4人が高校生だったのは、大田泰示選手らを指名した2008年以来18年ぶりです。初めての大学生は5位の伊藤櫂人選手でした。支配下は6位で指名を終え、6人の内訳は投手4人・内野手2人です。サンケイスポーツによると、支配下で4人以上の高校生を指名したのは2019年以来です。
| 順位 | 選手 | ポジション・所属 | 特徴(球団・報道による) |
|---|---|---|---|
| 2位 | 平田玲翔(ひらた・れいと) | 投手・大分商高(右投げ右打ち、188センチ) | 最速152キロの本格派右腕。打撃センスもあり、球団は二刀流の可能性にも触れつつ「まずは投手で挑戦したい」としている。100メートル11秒1の脚力 |
| 3位 | 池田聖摩(いけだ・しょうま) | 内野手・横浜高(右投げ左打ち) | 高校日本代表の遊撃手。球団は守備力を「高校生No.1」と評価。1位の織田投手のチームメートで、指名後に「また野球ができる可能性もある」と話した |
| 4位 | 杉本真滉(すぎもと・まひろ) | 投手・智辯学園高(左投げ左打ち) | 最速149キロの左腕。今春のセンバツで3完投し準優勝。U-18日本代表では織田投手とともに投手陣の柱を務めた |
| 5位 | 伊藤櫂人(いとう・かいと) | 内野手・中央大 | 大阪桐蔭高出身。長打力が武器の、東都大学リーグを代表するスラッガー |
| 6位 | 松平快聖(まつだいら・かいせい) | 投手・神奈川大(右投げ右打ち、192センチ) | 192センチの長身から投げるアンダースロー。浮き上がるような直球にスライダー、シンカーなどを交ぜる。最速142キロ。千葉県の市原中央高出身で、3年春のリーグ戦で最優秀投手賞 |
出典:NPB公式「読売 選択選手」、読売ジャイアンツ公式「ドラフト1位で織田投手を指名」(スカウトのコメント)、スポーツニッポン(池田選手)、スポーツニッポン(杉本投手)、スポーツ報知(伊藤選手)、スポーツ報知(松平投手)、週刊ベースボールONLINE(松平投手)、ベースボールポスト、サンケイスポーツ
2位以降の指名へのSNSでの評価
| 評価 | SNSでの主な口コミ |
|---|---|
| 高校生中心の「ロマン」 | 「巨人ロマンドラフトすぎる」「数年後にしか評価がわからないドラフト」「若い投手が少なかったから多めなのかな」 |
| 即戦力を取らないことへの疑問 | 「優勝してないのにこんなドラフトをしている余裕があるのか」「即戦力野手は他にあてがあるのか」「野手は現有戦力とFAか外国人で行くということか」 |
| 池田選手と織田投手 | 「織田くんの入団確率が上がる?」「引き留めるために同じ横浜高の池田くんを選んだ説」。一方で池田選手自身の守備を評価し「5年後には活躍できる」という声も |
| 杉本投手・伊藤選手 | 杉本投手には「井上温大と同じ4位の高卒左腕」と重ねる声。伊藤選手には「5位で獲れるのか」「泉口友汰の後輩」と喜ぶ投稿が多い |
| 6位の松平投手 | 「192センチの下手投げは気になる」「面白い投手」。千葉県出身のため「ロッテに来てほしかった」という投稿も。支配下で捕手を指名しなかったことに触れる声もあった |
2位以降の評価も、織田投手と同じく「将来性を買った」と見るか「今季の課題(得点力)を後回しにした」と見るかで分かれています。織田投手の入団交渉の結果が、このドラフト全体の評価を大きく左右するという見方が目立ちます。
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- 関東のほかの球団のドラフト1位速報:ロッテ、ヤクルト、西武、DeNA
育成選手を含む全指名選手は、NPB公式サイトのドラフト会議ページで確認できます。
参照した情報
- 日刊スポーツ「横浜・織田翔希を巨人が強行1位指名 米挑戦表明の最速157キロ右腕」(2026年10月22日)
- スポーツ報知「巨人が横浜・織田翔希を1位指名 会場どよめく」(2026年10月22日)
- スポーツ報知「【巨人】1位指名は当日決定で公表せず『候補は12人』」(2026年10月21日)
- ドラフト会議ホームページ「スポーツ紙各紙の1位予想」
- NPB公式「2026年 プロ野球ドラフト会議」
写真:東京ドーム(ClarkSui撮影、2012年、Wikimedia Commons、CC BY-SA 3.0)
