マザー牧場(千葉県富津市田倉940-3)は鹿野山にある約250ヘクタールの観光牧場です。入口が「まきばゲート」と「山の上ゲート」の2か所に分かれていて、どちらに着くかで駐車場も歩く距離も変わります。来場前に決めておくことは、車で行くか路線バスで行くか、犬を連れるか、そして現金をいくら持つかの3つです。
先に押さえたい3つの条件
- 駐車料金は現金のみで、場内にATMはない。乗用車1,000円の支払いに電子マネーもクレジットカードも使えません。場内の売店やレストランはカード・電子マネーに対応していますが、公式のよくあるご質問は場内にATMがないと明記しています。路線バスの運賃も現金のみです。
- 路線バスで行くなら、帰りの本数が先に決まる。平日にマザー牧場を出る君津駅行きは14時40分と16時40分の2本だけ、佐貫町駅行きは15時45分が最終です。滞在時間はここから逆算することになります。
- 犬は1頭700円で入場できるが、入れない場所がある。入場できるペットは犬だけで、巻き取り式リードは使えません。羊のショーを行うアグロドームは終日入場不可、マザーファームツアーDXは同伴犬も補助犬も参加できません。
入場料と主なチケット
入場料は2025年8月1日に改定され、大人が1,500円から1,800円、小人が800円から900円になりました。同じ改定にあわせて、有効期限の記載がない割引券の取り扱いはすべて終了しています(料金ページ)。
| 区分 | 大人(中学生以上) | 小人(4歳〜小学6年生) |
|---|---|---|
| 入場料 | 1,800円 | 900円 |
| 障がい者手帳をお持ちの方 | 900円 | 450円 |
| 2年間パスポート | 4,800円 | 2,400円 |
| 同伴犬 | 1頭700円(2年間パスポートは1,800円) | |
障がい者料金は付き添いの方も障がい者1名につき1名まで900円で、入場時に手帳の提示が必要です(電子手帳も可)。補助犬は無料です。
駐車料金は乗用車1,000円、オートバイ300円、大型バス3,000円。2年間パスポートは有効期限の3か月前から期限後1か月までに更新するとゴールドカードになり、大人用に限り駐車料金が無料になります。
アトラクションのセット券
トラクタートレインで場内を回る「マザーファームツアーDX」は単体で大人2,000円・小人1,000円、入場料とのセット券なら大人3,600円・小人1,700円です。ただし混雑予想日はセット券の取り扱いがなく、その日は入場券とツアー券を別々の売り場で買うことになります。チケットを買ったあと、ファームステーションで出発時間の予約も必要です。予約後の時間変更とキャンセルは受け付けていません。
遊園地「わくわくランド」の乗り放題券は大人・小人共通2,800円、入場料とのセットは大人4,500円・小人3,600円。ファームジップ、ファームバンジー、サファリペット、バッテリーカー、場内周遊バスなどは乗り放題の対象外です。
営業時間と休園日
| 時期 | 土日祝 | 平日 |
|---|---|---|
| 2月〜11月 | 9:00〜17:00 | 9:30〜16:30 |
| 12月〜1月 | 9:30〜16:00 | 10:00〜16:00 |
夏休み(2026年は7月18日〜8月31日)、年末年始、春休み、ゴールデンウィークは平日でも土日祝の営業時間で動きます。営業時間ページが案内している休園日は2026年12月14日〜18日と、2027年1月6日〜8日・1月12日〜15日です。年に数日しかない休みなので、冬に予定を組むときだけ確認すれば足ります。
ふれあい牧場の動物は閉園30分前に畜舎へ戻ります。その後も畜舎の中では見られますが、放し飼いの状態で会いたいなら閉園1時間前には着いておく必要があります。
電車と路線バスで行く場合
最寄りはJR内房線の君津駅と佐貫町駅で、どちらからも日東交通の路線バスが出ています。運賃は君津駅から大人800円・小児400円で所要約35分、佐貫町駅から大人550円・小児280円で所要約25分。いずれも支払いは現金のみです。
問題は帰りです。マザー牧場を出るバスの時刻は次のとおりで、平日は極端に少なくなります。
| 行き先 | 平日 | 土日祝・お盆 |
|---|---|---|
| 君津駅行き(バス停②) | 14:40 / 16:40 | 13:40 / 14:40 / 15:30 / 16:40 / 17:20 |
| 佐貫町駅行き(バス停①) | 7:20 / 10:45 / 12:45 / 14:35 / 15:45 | 10:45 / 12:45 / 14:35 / 15:45 / 17:05 |
2月〜11月の平日は16時30分閉園なので、閉園まで滞在して乗れるのは16時40分の君津駅行きだけです。これを逃すと次はありません。佐貫町駅行きは平日・土日祝とも15時45分(土日祝は17時05分)が最終で、閉園時刻より前に出発する便が多くなります。時刻は交通アクセスページの路線バス時刻表(2026年版)によるもので、佐貫町線は1月1日〜3日が全便運休、君津線は休園日が運休です。
もうひとつ、路線バスを使うならワンゲート営業日に注意が必要です。この日はまきばゲートが閉鎖されるため、佐貫町駅からのバスで着いても山の上ゲートの入口まで約800メートル歩くことになります。公式は、ワンゲート営業日は山の上ゲートに到着する君津駅発の直通バスを使うよう案内しています。
東京湾フェリーの金谷港からは直行バスがあり、2026年は3月7日〜10月31日の土日祝に1日1往復。往路は金谷港10時15分発・マザー牧場10時55分着、復路はマザー牧場15時20分発・金谷港16時00分着で、運賃は片道大人1,000円・小人500円の現金払いです。復路が15時20分の1本だけなので、フェリーで来る日は滞在時間が約4時間半に固定されます。
車で行く場合
公式が案内するインターチェンジからの距離は、君津PAスマートIC(ETC車限定)から約8km、君津ICから約14km、木更津南ICから約15km、館山方面の富津竹岡ICから約13km、房総スカイライン出口から約9kmです。大型車は日曜・祝日に交通規制があるほか、鴨川方面からのルートにも規制があります。
まきば駐車場には電気自動車用の普通充電器が2基あり、利用には「Terra Charge」アプリの登録が必要です。充電の場合も駐車料金1,000円は別途かかります。騒音を伴う二輪車は入場を断られます。
歩く距離と日差しの見込み
敷地は約250ヘクタールあり、まきばエリアと山の上エリアは高低差のある離れた場所です。SNSでの口コミでも「広い」という感想と並んで、日陰が少ないという指摘が見られます。動物のにおいが苦手な子がいたため牧場エリアには入らず遊園地エリアだけで過ごしたという声もあり、全区画を回ることを前提にしない組み立て方もできます。
日よけを持ち込む場合、立てられるのは決められた3か所だけです。山の上エリアのみどりのひろばとカード迷路前、まきばエリアのとんとんCAFE横がサンシェード・シェルターエリアで、それ以外の場所での使用と大型テントは断られます。サンシェードの場内販売はないので、必要なら持参することになります。無料休憩所はまきばCAFE横と展望館1階にあり、どちらも食事場所として使えます。
エリア間の移動には場内周遊バス(とんとんバス・わんわんバス)があります。2年間パスポートには乗り放題の特典が付きますが、単発で使う場合は別料金で、わくわくランドの乗り放題券の対象外です。
犬を連れて行く場合
入場料は1頭700円、入場時に利用規約への署名が必要です。ドッグランは入場後は無料で、2023年2月のリニューアルで全面天然芝になり、「子犬・小型犬」「中・大型犬」「全犬種」の3区画に分かれています。
連れて入れない場所と条件は具体的に決まっています。
- アグロドームは終日入場不可。ショー中に牧羊犬が館内を走るため、同伴犬のにおいが残ると牧羊犬が影響を受けるという理由が公式に示されています。
- マザーファームツアーDXは同伴犬も補助犬も参加できません。ファームステーションに簡易ドッグケージがありますが数に限りがあり、利用中のトラブルには責任を負わないとされています。
- 場内周遊バス(わんわんバス・とんとんバス)に乗せられるのは小型犬のみで、飼い主の膝の上に限られます。2年間パスポートの乗り放題特典も10kg未満で抱っこかケージに入る場合のみです。
- レストラン・売店は原則同伴不可。まきばCAFE、ジンギスカンガーデンズ、とんとんCAFE、ローズマリーCAFE、WAKUWAKU、FARM DINERの屋外席など指定の場所でだけ食事ができ、いずれもセルフサービスです。
ドッグカートはまきば案内所と山の上案内所で1台800円(20kgまで、全8台)。数に限りがあるため公式は自宅から持参するよう案内しています。SNSでの口コミには、駐車場からドッグランまで小型犬が自力で歩ききれず途中でへばったという体験もあり、カートを借りられなかった場合の移動距離は見込んでおいたほうがよさそうです。足洗い場はまきば駐車場と山の上駐車場にあり、シャワーは付いていますがドライヤーとシャンプーの用意はありません。入場できるペットは犬だけです。
子ども連れ・車いすで行く場合
ベビールームはまきば案内所横と山の上案内所横の2か所で、ベビーベッド、授乳室、流し台、電子レンジを備えます。電気ポットはまきば側、給湯器は山の上側にあります。案内所ではおむつと生理用品の販売、ベビーカーと車いすの無料貸出、まきば案内所では電動車いすWHILLの貸出も行っています。ゴールデンウィークの指定期間はベビーカー・ドッグカート・WHILLの貸出が止まります。
「こぶたのレース」に参加できるのは3歳から小学6年生で、1人でこぶたを追いかけられる子が対象です。抽選券は各回の開始15分前からこぶたスタジアムで本人に配られ、兄弟や親子での参加はできません。乳牛の手しぼり体験とうさモルタッチは予約不要・無料です。
マザーファームツアーDXは車いすのまま参加できます。トラクタートレインの最後尾3両目にスロープ付きの専用スペースがあり、1回のツアーにつき車いす2台までです。ベビーカーは乗せられないため、ファームステーション脇の置き場を使うことになります。
アトラクションの利用基準は当日確認が要る
ファームジップは小学生以上69歳以下、身長120cm以上、体重25〜100kg。ファームバンジーは小学生以上65歳以下、体重35〜100kgというのがよくあるご質問の記載です。
ただし公式サイトの営業情報には2026年8月16日付で、ファームバンジーの体重制限を当面の間35kg以上69kg以下に変更するという告知が出ています。よくあるご質問の上限100kgとは一致しません。新しく具体的な告知のほうが現在の運用と考えられますが、体重が69kgを超える方は当日の受付で確認してから並ぶのが確実です。どちらも保護者の同意署名が必要で、荒天時には別の体重・年齢制限が設けられることがあります。飲酒している場合はファームジップ・ファームバンジーとわくわくランドの多くのアトラクションを利用できません。
スカートで行っても受付でズボンを無料で借りられます。運動靴の貸出は1足100円(靴下付き、22〜28cm)の有料です。
持ち込めないもの
事故防止のため、次の持ち込みと行為が断られています。バーベキュー用具、手持ちを含む花火、ドローン、大型テントとタープ(7月・8月のみ営業のオートキャンプ場を除く)、ラジコン、たこ揚げ、二輪車・三輪車・キックボード・スケートボード・ローラースケートの走行、ローラーシューズでの走行、そして同伴犬のリード非装着と巻き取り式リードです。
コインロッカーはまきばゲート横と山の上ゲート棟の自動販売機コーナー内にあり、小型200円・中型300円です。
マザー牧場で開かれるイベントの記事
夏の夜間営業「サマーナイトファーム」の花火について、SNSでの口コミでは打ち上げ数の少なさを認めたうえで、距離の近さを評価する声が重なっています。大規模な花火大会の人出を避けたい人が選んでいる様子がうかがえます。開催日と時間は年によって変わるため、当年の日程は公式の告知で確認してください。
情報の確認について
本記事の料金、営業時間、バス時刻、利用基準は2026年8月25日にマザー牧場公式サイトで確認しました。味覚狩りは作況によって開催日と時間が変わり、天候によって休止するアトラクションもあります。来場日の条件は公式サイトの営業情報で当日分を確かめてください。
アイキャッチ写真:Colza à マザー牧場(撮影:Syced)/CC0。菜の花の見頃時期に撮影されたものです。
営業中
- ジャンル
- 観光牧場
- 住所
- 〒299-1601 千葉県富津市田倉940-3
- 営業時間
- 2〜11月は土日祝9:00〜17:00・平日9:30〜16:30、12〜1月は土日祝9:30〜16:00・平日10:00〜16:00。夏休み・年末年始・春休み・GWは平日も土日祝の時間
- 休業日
- 定休日なし。2026年12月14日〜18日、2027年1月6日〜8日・12日〜15日が休園
- 駐車場
- 乗用車1,000円・オートバイ300円・大型バス3,000円。支払いは現金のみ
- 料金
- 大人(中学生以上)1,800円、小人(4歳〜小学6年生)900円、同伴犬1頭700円
- 子連れ
- 駐車場あり
- ペット可
情報確認日: 2026-08-25
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