Event Overview
会場の袖ケ浦市立昭和小学校の校庭。この土のグラウンドに出店が並び、花火が上がる(夏ではない時期の撮影/出典: …
- 2026/8/1 15:30 - 2026/8/1 21:00
- 袖ケ浦市立昭和小学校 校庭
- 観覧無料

袖ケ浦市の昭和小学校で、2026年8月1日(土)に「サマーフェスティバル in 昭和 2026」が開かれる。15時30分から21時まで。小学校の校庭でやる地区の夏祭りなのに、打ち上げ花火が上がる。市の広報が載せている内容欄は「飲食出店・ステージパフォーマンス・打ち上げ花火 など」の一行だけだが、この一行に袖ケ浦の夏がひとつ詰まっている。
サマーフェスティバル in 昭和 2026の開催概要
| 名称 | サマーフェスティバル in 昭和 2026 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年8月1日(土)※荒天中止・小雨決行。順延日なし |
| 時間 | 15:30〜21:00 |
| 会場 | 袖ケ浦市立昭和小学校 校庭(袖ケ浦市坂戸市場1431) |
| 内容 | 飲食出店、ステージパフォーマンス、打ち上げ花火 ほか |
| アクセス | JR内房線 袖ケ浦駅から徒歩7〜8分(約500〜600m) |
| 駐車場 | 来場者用の案内なし。市の広報は公共交通機関の利用を案内している |
| 料金 | 観覧無料 |
| 主催・問い合わせ | 袖ケ浦市昭和商店会(共催: 昭和地区自治連絡協議会)/実行委員会事務局 0438-62-7493 |
日時と内容は広報そでがうら2026年7月号(第1,075号)の13ページに載っている告知による。同じ紙面の欄外に「6月11日時点の情報です」と断りがあるので、出かける前に主催者へ確かめておきたい。
1955年に消えた町の名前が、祭りの名前で残っている
「昭和」は、かつて実在した自治体の名前だ。1932年(昭和7年)、君津郡の楢葉村と神納村が合併して昭和町が生まれた。昭和の年号にちなんだ縁起のいい地名だった。ところが1955年、長浦村・根形村の一部と合併して袖ヶ浦町になり、昭和町は23年で消えた。
それから70年たっても、この名前はしぶとく生きている。昭和小学校、昭和中学校、昭和交流センター。そしてこの祭りの主催が「袖ケ浦市昭和商店会」、共催が「昭和地区自治連絡協議会」。団体名そのものが旧町名の生き残りで、毎年夏になると、消えたはずの町の名前が呼び戻される。ちなみに市の郷土博物館では、8月23日まで「昭和100年記念展示 みんなの昭和、わが家の100年」という企画展をやっている。祭りとは別の主催だが、今年の夏の袖ケ浦は妙に「昭和」づいている。
花火を上げるのは、天保年間創業の地元の花火屋
現地に掲出されたポスターを見ると、特別協賛に福山花火工場の名がある。君津市にある、江戸の天保年間から続く打ち上げ花火の会社だ。2016年のポスターにも同じ名前が入っているので、少なくとも10年、同じ地元の花火屋がこの校庭の空に上げてきたことになる。
この会社、名前を聞き慣れなくても仕事は全国区で、山形の赤川花火大会や熊本・荒尾の大会にも玉を出している。2026年7月には鴨川市民花火大会の煙火店にも名前が挙がり、SNSで「君津の福山花火工場ってまじで知らんのだが」と驚かれていた。もっとも、そこで見られるような大玉が校庭で上がるとは書かれていない。
ただし発数も玉のサイズも、どの年も公表されていない。大会規模を数字で語れる花火大会ではない。打ち上げの時刻も年によって動いていて、2016年は20時10分、2025年は20時からだった。2026年の時刻はまだ出ていないので、20時前には会場にいるつもりで動きたい。
10年変わらない進行と、早い時間に配られる抽選券
2016年と2025年のポスターを並べると、進行の骨格がほとんど同じだった。夕方に消防団の消防車体験乗車や水消火器体験といった子ども向けの企画、続いてステージのライブが数本、18時にセレモニーと餅投げ、19時台から盆踊り、20時台に花火、そして締めが大抽選会。
ここで気をつけたいのが抽選会だ。2016年のポスターには「抽選券配布開始 16:00」と書かれている。抽選券は会場で配られるので、花火だけ目当てに19時過ぎに着くと、最後の抽選に参加できない可能性がある。2026年の配布時刻はまだ分からないが、抽選も狙うなら夕方から入っておいたほうがいい。袖ケ浦市議会議員の伊東あきら氏は7月11日の投稿で「盆踊りにライブ、花火、大抽選会と見どころ満載」「私は18時頃から参加予定」と書いていて、今年もこの構成であることがうかがえる。
裏方は消防団と商工会、そして地元の高校生
この祭りを回しているのは、役所ではなく地元の人たちだ。袖ケ浦市議会議員の伊東あきら氏が2024年の開催を振り返った記録には、酷暑のなか裏方に徹した商工会・消防団・自治会の名前が並び、袖ケ浦高校の生徒が30名ほど自主的にボランティアで入り、販売を体験したと書かれている。来場者数はやや減ったものの、キッチンカーの売上は前年を上回ったという。前の年より涼しい時間帯があったから、というのがその見立てだった。
同じ記録によれば、いちばん盛り上がるのは盆踊りの「袖ケ浦音頭Ⅱ」。ステージもフラダンスあり、アコースティックあり、歌謡ありと雑多で、ご当地キャラのガウラ君が出た年もある。洗練された演出を見に行く場ではなく、町の人がやっている場に混ぜてもらう感覚のほうが近い。
順延日がない。降ったらその年は終わる
広報の表記は4年続けて「荒天中止・小雨決行」で、予備日の設定は一度も出てこない。同じ7月号に載っている航空自衛隊木更津分屯基地の盆踊りが「雨天時は翌日に順延」と明記しているのと比べると、扱いの違いがはっきりする。小雨なら決行するが、荒天ならその年は終わり。8月1日の天気だけを見て予定を組むことになる。
過去に実際に中止になった年があるかどうかは記録が見つからなかった。ただ2023年の開催は「3年ぶり」と紹介されており、コロナ禍で数年空いたあとに復活した祭りではある。

車では行けない前提の祭り
市の広報は2024年から「公共交通機関を利用してご来場ください」と案内していて、その前の2023年は「車での来場は、ご遠慮ください」だった。来場者用の駐車場は用意されていないと考えたほうがいい。
JR内房線の袖ケ浦駅から会場までは約500〜600m、歩いて7〜8分。駅前の「ゆりまち袖ケ浦駅前モール」には飲食店が集まっているので、電車で早めに着いて駅前で腹ごしらえしてから会場へ向かう、という組み立てができる。15時30分から21時までの5時間半は、日盛りから夜までを通しで過ごすことになる。校庭は土のグラウンドなので、日よけと虫よけ、それに飲み物は多めに持っていきたい。
会場と同じ町内に、1947年創業の和菓子屋がある
会場のある坂戸市場には、奈良輪豊月堂という和菓子店がある。1947年創業で、十勝産の小豆を炊いた自家製あんこと「野路の袖まん」が知られる店だ。営業は8時から18時、火曜と水曜が休み。2026年の8月1日は土曜なので開いている。
この店、祭りとも縁がある。2016年のポスターに刷られた実行委員長の名前が、豊月堂の店主だった。事務局の電話番号をたどると地元の電器店にたどり着くし、主催は商店会。役所ではなく、町の商店が持ち回りで回してきた祭りだということが、名前の並びから読み取れる。
ちなみに2026年8月1日は、千葉県内で花火大会が10件以上ぶつかる日でもある。手賀沼、松戸、市川市民、幕張ビーチ。どれも人出のけた違いに多い大会だ。
その裏で、袖ケ浦では小学校の校庭に出店が並び、20時台に花火が上がる。市外に向けた宣伝はほとんどなく、場所取りの争いとも縁がない。混まない夏祭りを探しているなら、8月1日の夕方に電車で行ってみる価値はある。
- 開催期間
- 2026/8/1 15:30 - 2026/8/1 21:00
- 開催場所
- 袖ケ浦市立昭和小学校 校庭
- 住所
- 千葉県袖ケ浦市坂戸市場1431
- 主催者
- 袖ケ浦市昭和商店会(共催: 昭和地区自治連絡協議会)
- 料金
- 観覧無料
- 状態
- 開催予定