葛飾八幡宮
住所: 千葉県市川市八幡4丁目2−1
千葉県市川市にある葛飾八幡宮は、1100年以上の歴史を持つ由緒ある神社です。
下総国の総鎮守として、古くから多くの人々に崇敬されてきました。
特に武神として知られ、源頼朝や徳川家康といった歴史上の武将たちからも篤く信仰されてきたことで知られています。こ
の記事では、初詣におすすめの葛飾八幡宮の魅力をご紹介します。
葛飾八幡宮の歴史 – 平安時代から続く由緒
葛飾八幡宮のご創建は、平安時代の寛平年間(889年〜898年)に遡ります。
平将門の奉幣、源頼朝の社殿改築、太田道灌の社壇修復、徳川家康の御朱印地社領の寄進など、歴史上の重要な人物たちとの関わりも深く、その歴史の重みを感じさせます。
ご利益 – 厄除開運、必勝、安産、育児守護
現在も、ご祭神のご功績から、厄除開運、必勝(「勝つしか」の名からも)、安産、育児守護の神様として、地域の人々から厚く信仰されています。
初詣には、一年の無事と幸運を祈願する多くの参拝客が訪れます。
見どころ – 樹齢1200年の巨大イチョウ「千本公孫樹」
葛飾八幡宮の境内には、推定樹齢1200年とも言われる巨大なイチョウの木、「千本公孫樹(せんぼんイチョウ)」があります。
樹高22メートル、根回り10.2メートル、目通り10.8メートルという巨木で、国の天然記念物にも指定されています。
秋には見事な紅葉を見ることができ、多くの人々を魅了します。
このイチョウは、古くから『江戸名所図会』にも記されるほどの名木で、その歴史と生命力に圧倒されることでしょう。
その他の見どころ
- 随神門: 神仏分離以前は別当法漸寺の仁王門であった随神門は、市川市指定有形文化財となっています。
- 鐘楼: 廃仏毀釈以前に天台宗の八幡山法漸寺が管理していた鐘楼も残されています。
- 御朱印: 社務所では、御神木であるイチョウをモチーフにした御朱印帳が頒布されています。また、史跡「八幡の藪知らず」に鎮座する不知森神社の御朱印も拝受することができます。
年間の行事 – 節分祭と農具市(ぼろ市)
葛飾八幡宮では、年間を通して様々な行事が行われています。
特に有名なのは、2月の節分祭と、9月に行われる「農具市」(通称ぼろ市)です。
ぼろ市は、かつて関東三大農具市のひとつに数えられるほどの賑わいを見せていたと言われています。
アクセス
葛飾八幡宮へは、JR総武線「本八幡」駅または京成本線「京成八幡」駅からアクセスできます。
初詣に葛飾八幡宮を訪れてみませんか?
歴史と自然が織りなす葛飾八幡宮は、初詣に訪れるのに最適な場所です。
樹齢1200年の大イチョウをはじめ、数々の見どころがあり、心静かに新年を迎えることができるでしょう。
ぜひ、葛飾八幡宮で歴史とご利益を感じてみてください。