【香取神宮 御田植祭 2026】耕田式・田植式の見どころと当日の楽しみ方

香取神宮

住所: 千葉県香取市香取1697-1



香取神宮 御田植祭 2026 — 日本三大御田植祭が千葉・香取に春を告げる

香取神宮 御田植祭 2026」は、2026年4月4日(土)の耕田式・4月5日(日)の田植式の2日間にわたって執り行われる春の大祭です。大阪・住吉大社、三重・伊雑宮(伊勢神宮)の御田植祭と並んで「日本三大御田植祭」のひとつに数えられ、明徳2年(1391年)以来、約635年もの歴史を誇ります。平安装束をまとった稚児・早乙女・神職が参道を練り歩く雅な行列と、境内に咲き誇る桜との競演は、一度見たら忘れられない光景です。この記事では、2026年の開催日程や各神事の見どころ、アクセス方法まで詳しくご紹介します。

2026年の開催日程と基本情報

御田植祭は毎年4月第1土曜日・日曜日を軸に開催されます。2026年は以下の日程で行われる予定です。なお、最新情報は香取神宮公式サイトや電話(0478-57-3211)でご確認ください。

日程 神事 開始時間 主な会場
2026年4月4日(土) 耕田式(こうでんしき) 午後1時〜 拝殿前・境内特設会場
2026年4月5日(日) 田植式(たうえしき) 午後1時〜 参道・御神田

御田植祭は入場無料で観覧できます。会場の香取神宮は千葉県香取市香取1697-1に位置し、全国約400社の香取神社を束ねる総本社です。桜の見頃(3月下旬〜4月上旬)と重なるため、例年多くの参拝者・観光客が訪れます。午年(うまどし)は田植式のみの開催となりますが、2026年は午年にあたらないため、両日開催の予定です。

1日目の見どころ — 耕田式で感じる古式ゆかしい田起こしの世界

耕田式は御田植祭の前日祭にあたる神事で、稲作の始まりである「田を耕す」行為を神前で再現します。拝殿前の特設会場で行われるため、間近で観覧できる点も魅力のひとつです。

耕田式の主な儀式の流れ

まず注目したいのが田起こし儀式(模擬耕作)です。鎌・鍬・鋤・牛を使い、田植え前の田を耕す様子を古式にのっとって再現します。五色の絹で美しく飾られた牛が鋤を引く光景は、平安絵巻から抜け出してきたような幻想的な雰囲気を醸し出します。

続いて行われるのが稚児行列です。早乙女役の稚児8人が花傘をさしかけられながら肩車される姿は、会場から大きな歓声が上がる人気の場面。白衣緋袴に模様入りの襷をかけた田舞の少女8人も加わり、境内は一気に華やかな空気に包まれます。

そして田舞(でんまい)奉納では、8人の稚児が拝殿前で伝統的な田舞を披露します。最後の植初め行事(うえそめぎょうじ)では、早乙女手代(さおとめてだい)が苗を最初に植える儀式が執り行われ、翌日の田植式へとつながっていきます。

2日目の見どころ — 田植式は参道行列と田植歌が圧巻のクライマックス

御田植祭のクライマックスを飾る田植式では、参道から御神田(おみた)へと続く行列が最大の見せ場です。稚児・神職・早乙女手代が平安装束をまとって厳かに歩む姿と、満開の桜が重なる光景は、日本の春を象徴する風景として多くのカメラマンや観光客を魅了しています。

御神田に到着すると、神職による祝詞奏上・玉串奉奠などの祭典が厳かに進行します。そのなかでも特に印象的なのが、早乙女手代が古来より伝わる田植歌を唄いながら苗を植えていく場面です。現代ではほとんど聴く機会がなくなった田植歌の歌声が境内に響き渡るとき、日本の農耕文化と神道の深いつながりを肌で感じることができます。

参加者の装束にも注目です。鎌を持つ少女たちは礼装姿、農具を持つ男性は伝統的な直垂(ひたたれ)装束を身にまとい、五色の絹で飾られた牛と鋤が列を彩ります。写真撮影を楽しむ方は、行列が参道を進む場面と御神田での作業の場面を狙うと、印象的な一枚が撮影できます。

日本三大御田植祭のひとつ — 香取神宮が持つ635年の歴史と格式

香取神宮の御田植祭が特別な理由は、その類まれな歴史的価値にあります。史料には明徳2年(1391年)に既に斎行されていたことが記録されており、2026年時点でおよそ635年の歴史を誇ります。

日本三大御田植祭として並び称される住吉大社(大阪)・伊雑宮(三重)の御田植祭と同格に位置づけられ、五穀豊穣を祈る農耕儀礼の最高峰として神道史にも重要な位置を占めています。地元では通称「かとりまち」とも呼ばれ、春の風物詩として地域に根ざした祭りとして受け継がれてきました。

また、御田植祭の時期は香取神宮の境内が最も美しく彩られる季節でもあります。表参道・旧参道の桜並木(桜のトンネル)、境内奥の桜馬場・鹿苑など、境内各所で桜が咲き誇り、参拝と花見を同時に楽しめる絶好の機会です。神秘的な「要石(かなめいし)」への参拝と合わせ、境内をゆっくりめぐることをおすすめします。

香取神宮へのアクセスと駐車場情報

香取神宮へのアクセス方法は電車・バス・車と複数あります。祭り当日は混雑が予想されるため、余裕を持ったスケジュールで出発しましょう。

交通手段 出発地・乗降地 所要時間の目安
電車+タクシー JR成田線「佐原駅」からタクシー 約10分
電車+路線バス JR成田線「佐原駅」から千葉交通バス 神里線 約13分
電車+循環バス JR成田線「佐原駅」から香取市循環バス(休日周遊ルート) 約13〜25分
電車+徒歩 JR成田線「香取駅」から徒歩 約25〜30分
高速バス 東京駅から関鉄グリーンバス(香取神宮下車)
自動車 東関東自動車道「佐原香取IC」から 約2分

車でお越しの場合、無料駐車場(約300台)が利用できます。ただし、桜シーズンと祭りが重なる4月初旬は特に混雑するため、開始時間の午後1時より1〜2時間前を目安に到着されることをおすすめします。なお、香取神宮周辺の江戸情緒あふれる「佐原の町並み」(重要伝統的建造物群保存地区)は車・バスで約10分の距離にあり、祭り観覧の前後に立ち寄るプランも人気です。

まとめ — 春の千葉で635年の伝統を体感する旅へ

香取神宮 御田植祭 2026は、2026年4月4日(土)の耕田式・4月5日(日)の田植式という2日間の構成で、いずれも午後1時スタートです。日本三大御田植祭のひとつに数えられるこの神事は、約635年の歴史を誇る貴重な無形文化財です。稚児・早乙女・神職の雅やかな行列、古式ゆかしい田植歌、そして満開の桜との共演と、見どころが凝縮された2日間となっています。入場無料で観覧できる点も、多くの方にとって訪れやすい理由のひとつです。歴史・文化・自然が融合した春の香取神宮へ、ぜひ足を運んでみてください。

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