紙の博物館「吉井源太と土佐の紙すき」2026|11月29日まで・入館400円、講演会は10/20締切

企画展「吉井源太と土佐の紙すき」のチラシ表紙。和服姿の吉井源太の肖像写真と会期の表記

東京都 10月3日(土)のイベント

紙の博物館(北区王子・飛鳥山公園)の企画展「吉井源太と土佐の紙すき」は、設備故障による延期を経て2026年10月3日〜11月29日に開催。10時〜17時、一般400円・小中高生200円、本企画展は撮影禁止。11月3日の講演会は10月20日締切、紙すき教室は毎週土日13時から。飛鳥山3館の相互割引で2館目以降2割引。

  • 2026/10/3 10:00 - 2026/11/29 17:00
  • 紙の博物館 4階企画展示室
  • 一般400円、小中高生200円(団体20名以上は320円・160円)

王子・飛鳥山公園の紙の博物館で、企画展「吉井源太と土佐の紙すき」が2026年10月3日(土)から11月29日(日)まで開かれています。幕末から明治にかけて土佐和紙を発展させた吉井源太の生誕200年を記念した展示です。開館は10時〜17時(入館は16時30分まで)、入館料は一般400円・小中高生200円で、企画展だけの追加料金はありません。会期中は月曜のほか、10月13日(火)・14日(水)、11月4日(水)、24日(火)・25日(水)が休館です。

企画展「吉井源太と土佐の紙すき」のチラシ表紙。和服姿の吉井源太の肖像写真と会期の表記
企画展「吉井源太と土佐の紙すき」チラシ表紙(出典:紙の博物館)。会期は延期により10月3日開始に変わっています
目次

初日は9月19日から10月3日に延期

チラシやプレスリリースでは会期が「9月19日(土)〜11月29日(日)」となっていますが、博物館は設備の故障で臨時休館となり、初日の9月19日に公式Xで企画展の延期を告知しました。休館は10月2日(金)まで続き、10月3日(土)に開館を再開して企画展も始まりました。終わりの日は11月29日(日)のままです。チラシに書かれた初日の9月19日は、展示を見られなかった日です。

博物館は個人で使う写真撮影を通常は認めていますが、公式Xは10月3日に「本企画展は撮影禁止です」と告知しています。

吉井源太と展示の内容

吉井源太(1826〜1908)は、現在の高知県いの町で藩の御用紙を漉く家に生まれました。手すきの和紙から、西洋式の機械で大量に作る洋紙へと移り変わる時代に、和紙づくりの改良に取り組んだ人物です。プレスリリースによると、主な功績は次のとおりです。

  • 1860年(万延元年)に紙すき用具「土佐の大桁」を完成させ、紙の生産量を従来の2〜3倍に増やした。
  • 複写用のコッピー紙、図写紙、書翰用紙、防火紙など28種の紙を開発。美濃から伝わった典具帖紙を薄く強い紙に改良し、タイプライター用の複写紙として欧米へ輸出された。
  • 楮や三椏など原料の栽培も広め、土佐を紙の原料の一大産地にした。
  • 東京・大阪・京都などで製紙の技術を教え、晩年に和紙づくりの技術をまとめた『日本製紙論』を書いた。

こうした功績から「土佐紙業界の恩人」と呼ばれています。博物館が広報用に公開している資料は、吉井源太の肖像、土佐七色紙(御用紙)、土佐の大桁、富士山を漉き入れた額面紙、『日本製紙論』の挿絵(第5図 漉造)、土佐産の紙の見本帳と土佐紙の広告の6点です。会場は4階の企画展示室。10月3日からは図書室も再開し、吉井源太や土佐和紙に関する本を企画展にあわせて並べています。

会期中のイベント

イベント日時定員・申込費用
講演会「吉井源太の功績 ―東京での活動を中心に―」(講師:吉井源太研究家・村上弥生さん)11月3日(火・祝)14:00〜15:3030名。Webで10月20日(火)締切、応募多数は抽選で10月27日までに連絡。かみはく友の会の優先枠あり無料(入館料別)
手すき和紙実演会(講師:手漉き和紙たにの・谷野裕子さん)11月23日(月・祝)13:30〜15:00申込不要、時間内の出入り自由無料(入館料別)
紙すき教室毎週土曜・日曜 13:00〜14:00予約不可。当日12:50〜13:55に1階ホール入口で整理券を配布し、整理券の順に体験無料(入館料別)

会場はいずれも1階のイベントホールです。講演会は、内国勧業博覧会への出品や審査員としての活動、販路の拡大など、吉井源太の東京での活動を取り上げます。手すき和紙実演会の谷野さんは、2014年にユネスコ無形文化遺産に登録された埼玉県の「細川紙」を受け継ぐ埼玉伝統工芸士です。

紙すき教室では、牛乳パックを再生した原料で「はがき」か「しおり」を作ります。1回はおよそ60分で、1人が作業する時間は約10分です。ほかのイベントがある日は中止になることがあり、団体での参加は控えるよう案内されています。11月3日と23日は祝日ですが土日ではないため、紙すき教室の日ではありません。10月12日(月・祝)の浮世絵手摺り実演会は終了しました。

入館料と飛鳥山3館の相互割引

区分入館料
一般400円(団体320円)
小中高生200円(団体160円)
障がい者手帳・愛の手帳・精神障がい者福祉手帳をお持ちの方本人無料、介助の方は半額

団体料金は20名以上が対象です。JAFカードや大人の休日倶楽部など一部のカードを見せると2割引になり、「ぐるっとパス」も使えます。

2026年7月1日から、飛鳥山公園にある渋沢史料館・北区飛鳥山博物館・紙の博物館の3館で相互割引が始まりました。どれかの館で発行された入館券や観覧券を見せると、2館目以降の入館料が2割引になります。使えるのは発行日から3か月後の同じ日までで、ほかの割引とは併用できません。3館共通券の販売は休止しています。

開催概要

名称企画展「吉井源太と土佐の紙すき」
会期2026年10月3日(土)〜11月29日(日)
開館時間10:00〜17:00(入館は16:30まで)
会期中の休館日月曜(祝日は開館)、10月13日(火)・14日(水)、11月4日(水)、24日(火)・25日(水)
会場紙の博物館 4階企画展示室(東京都北区王子1-1-3 飛鳥山公園内)
入館料一般400円、小中高生200円
アクセスJR京浜東北線 王子駅南口から徒歩5分、東京メトロ南北線 西ヶ原駅から徒歩7分、東京さくらトラム(都電荒川線)飛鳥山停留場から徒歩3分、都バス(王40甲・王55・草64系統)飛鳥山停留所から徒歩4分、北区コミュニティバス 飛鳥山公園停留所から徒歩3分
撮影本企画展は撮影禁止
主催・問い合わせ公益財団法人 紙の博物館(03-3916-2320)

王子駅南口から徒歩5分、3館は本郷通り沿い

JR王子駅南口、飛鳥山公園、本郷通り沿いの紙の博物館・渋沢史料館・北区飛鳥山博物館の位置と、駅・停留所からの徒歩分数を示した地図
企画展チラシ裏面のアクセス地図(出典:紙の博物館)

チラシの地図では、紙の博物館・渋沢史料館・北区飛鳥山博物館の3館が、飛鳥山公園の本郷通り側に並んでいます。都バスは王40甲・王55・草64系統が飛鳥山停留所に止まります。チラシの地図には、本郷通り側に「P(有料駐車場)」の記号があります。

次の展示は、干支の人形を中心に張子を紹介するミニ展示「張子」(12月12日〜2027年2月28日)で、その後に企画展「広井敏通 ペーパーファンタジーの世界」(2027年3月13日〜5月23日)が予定されています。

確認先

イベント情報
開催期間
2026/10/3 10:00 - 2026/11/29 17:00
開催場所
紙の博物館 4階企画展示室
住所
東京都北区王子1-1-3(飛鳥山公園内)
主催者
公益財団法人 紙の博物館
料金
一般400円、小中高生200円(団体20名以上は320円・160円)
状態
開催中
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